南天遠征

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南天遠征日記1

早いもので、オーストラリアから戻り、数日があっという間に過ぎてしまいます。今回の遠征についての自分の覚えの記録です。長いです(笑)。

今回の遠征は香川のAさんと、徳島のHさんの尽力により、行われたものです。天文ガイドでも、紹介のあったチラゴーへ行ってきました。何度お礼を申し上げても足りないくらいです。

簡単にいうと、LCCのJETSTARで、ケアンズまで行って、レンタカーを借りて内陸のチラゴーまで行くというものです。

LCCのため、受託手荷物や機内持ち込み手荷物の制限がかなりきついということで、荷物のパッキングの段階で、かなりオーバーとなり、いくつかの荷物をあきらめたり変更せざるを得ませんでした。これが色々と失敗の元となりました。直前に機材変更をすることはダメでした。

5月24日(水)
機内持ちこみ荷物にカウントされないということで、午前中にウエストポーチを買いにいく。午後2時過ぎに松山発となった。伊丹から関空までバスで移動。関空4階の出発フロアで、事前に送っていたスーツケースの1つを受け取る。荷物が増えてしまい、移動が大変でした。その後、Hさんと徳島大のKくんと合流して、Jet Starの搭乗手続きを済ませる。受託手荷物はOptionのMAX40㎏にしていましたが、スーツケース2つと三脚とで、39.5kgでギリギリのセーフであった。背中には機内持ち込みのバックパック、腰にウエストポーチという格好で、機内が寒いということで上着を着ての出国となる。背中のバックパックにもサイズや重さの制限があるけれど、この時には重量チェックはなかった。見るからに大きなものはダメだけれど、普通のサイズのものであれば、OKの様であった。

関空で、しっかりと夕食を取っていれば、機内での夜食は不要と思った。LCCなので、食事は基本的にはなしで、事前に申し込んでいる客にのみ提供されます。今回初めての事で、夕食と朝の軽食を頼んでいたけれど、値段に見合わないと思った。機内は少し寒いくらいで、乾燥しています。出発ロビーで夜間の水補給のためのペットボトルの飲料の入手は必要と感じた。日本側での搭乗は特に問題なし。
関空発21:00で、ケアンズに午前5時(日本時間で午前4時)過ぎにケアンズに到着。窓際席を撮った。西の星空が見えたが、良くわからなかった。

5月25日(木)
早朝に到着。入国審査は、ほぼ自動化されており、パスポートを機械に挿入し、カメラに向かうと自動的にチェックしてOKとなる。機内で配られた入国カードをどこで手渡したのか記憶にない。

手荷物を受け取るが、ここで結構な時間を費やす。無事荷物を受け取り、到着ロビーに出て、レンタカーのカウンターへ行く。今回10名で3台を借り受ける。グループごとに違う会社で頼んでいた。H君は、Thriftyを頼んでいたのだが、カウンターには係の人がまだ来ていない。さすが、大陸的である。
イメージ 1

手前のHertzの人がThriftyの人に電話してくれて、15分くらいで係のお姉さんが2人やってきた。無事にキーをもらい、空港外の駐車場で車を確認する。RVRを借りてくれていたが、3人乗車で、そこそこ荷物があったので、ほぼ限界に近い荷物であった。荷物の多い場合は、もうワンサイズ大きな車が必要と思いました。

外にでると、早朝の空気で涼しい。ここは日中は28度〜30度くらいまで上がるけれど、カラッとした天気との事。
空の色は海外に来たと感じる。

その後、SmithfieldのWoolworth(大きなスーパーマーケット)で買い出し。
イメージ 2
電池や朝食となる、バナナ、パン、水、お菓子を購入、できればジュース、ヨーグルトくらいも購入すべきだった。
1号線をMariba方面を意識しながら進む。

上の図にも出てくる、途中のRound About交差点は、右からくる車優先で、左の車に対しては、先行権がある。日本にはない交差点で、慣れないと大変不安な感じである。ケアンズを出ると、交通量は極端に少なくなってくる。Kennedy Highway(山道)にはいると、日本の山道のような結構なワインディングロードでした。

お昼は、Kurandaでとりました。
アイスクリームとオージービーフハンバーグを食べた。かなり、日差しがきつく、サングラスは必須です。
Kurandaは、日本人観光客(最近は中国人が多いようだが)を相手にしているようで、日本人スタッフが多い。Working Holidayのあと、現地に定住した方(特に女性)が多い様に感じる。町の雰囲気は、湯布院や高山なんかの観光客相手の通りと良く似ている。


その後Rainforestステーションで、コアラやカンガルーと触れ合う。少し土産を買って、トイレ休憩にも都合の良い場所でした。
イメージ 3
その後Mareebaへ向かい進む。山を抜けていくにつれて、熱帯雨林の感じから、密生した木々が減り、乾燥地になっていく。一本道で迷うことなし。途中のトウモロコシ畑の散水装置の規模に驚く。

マリーバに入る前のアリ塚ポイントで記念写真。
イメージ 4


マリーバで、1号線から右折で81号線を少し通り、左折で27号線に折れていく。この後はチラゴーへの一本道。道は、大変すいている。集落近くになると、100km/hから80km/h、60k/hと少し制限が出てくるが、だいたい100km/hよりも少し上で流れている。
イメージ 5
ところどころにカンガルーの死骸が転がっている。
ともかく、空の青さ、低空の抜けの良さに感心するばかりであった。
途中で、山火事の様な煙あり。これが初日の不安となる。
イメージ 6
早朝〜夜間に行動するカンガルーには、要注意である。はねると、レンタカーの修理代にかなりの請求が来るであろう。昼間は、放牧されている牛にだけ注意すれば大丈夫と思われる。マリーバから2時間くらいで、チラゴーに到着する。チラゴー近傍では、未舗装路となる。雨季はアクセスができなくなるが、乾季は大丈夫との事。

チラゴーのEco Lodgeに4時頃に到着した。
部屋は広く、2人が泊まるには、問題なし。同室のWさんは、今回北海道からの参加でした。夕食は6時スタートOKで早く食べることができた。初日は魚料理であったが、結構いける。内陸で、お魚料理を食べることができるとは思わなかった。7時過ぎには食事終了し、出発準備にとりかかる。
夜間の服(明け方にはかなり気温が下がる)に着替えて、装備を車に乗せて、撮影ポイントまで5分。そこで、ブルーシートを広げて機材を展開。極軸をセットをして撮影に入る。空の状態は不安な山火事の煙の影響もなさそうで、大変良い。

初日は極軸合わせに手間取ったが、GP2のほうが簡単にセットできた。GP2の極軸望遠鏡には、八分儀座の台形がある。事前に天の南極方面がどちらかを十分チェックしておく必要があります。この極軸のパターンとSKY MEMOのアプリのPF-L Assistを使う。八分儀座の台形は暗いので、肉眼では、見えるから見えないといったところ。極軸高度を17度に合わせいたので、南十字の下の星のさす方向に極軸を向けると、すんなりと、それらしい星が見つかり、こちらは問題なし。
一方、SKYMEMO Sの極軸望遠鏡のパターンは少し倍率が高いのか、台形の星の3つしか書いていないため、当初わかりづらい。GP2の撮影にはすんなりとはいれるが、SKYMEMO Sのほうが、星が流れるばかりで、どうにもならず。結局初日はSKYMEMO Sのガイドがうまくできないままでした。疲労とストレスとで、77ED-IIのほうも、ピンボケを撮ってしまう。

午前3時ころに黄道光がかなり目立ち、疲労もあって、撤収との事で一日目の夜は終わる。一日目のSKYMEMO側のカメラレンズデータはほぼ全滅といったところでした。これには参ってしまう。この事が最後まで尾を引くことになる。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。
その2に続きます。

3日目の撮った南天銀河の再補正版です。
イメージ 7
撮影データ:Canon EOS6D (Starshop新改造) ISO1600 
EF 8-15mm/F4L 15mm 絞りF4 3min x6 (total 18min)
SKYMEMO S ノータッチガイド
CS6でTIFF化→SI7でコンポジット→CS6で仕上げ

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無事に戻りました

南天遠征から、戻りました。

月曜の夕方に関西国際空港に到着し、その後夜行バスに乗って、四国まで戻りました。昨日は引き続き、お休みをもらっていました。昨日午後には、四国に遠征されたGENTAさんと、大三島の西のかなたさんの訪問もあり、天文談義で楽しく過ごさせてもらいました。私のホームグラウンドである観測小屋も見てもらいました。

南天の星々は、日本で見る星とは次元が異なっていました。光害がないので、どれだけ暗いのかなと想像していたのですが、この季節の南天は暗夜というイメージとは全く違いました。まず、明るくコントラスよく見える(輝くと言っても良い)天の川に驚きました。天の川のアーチが天頂付近に昇ってくると、星明りで自分の影が見えます。この星空を見ることができただけで、遠征の目的の半分以上果たせたと感じました。普段国内で、光害の少ない四国の空で撮影しているのですが、それとも比較にならない凄い空でした。普段の自分は、PM2.5にまみれた汚い空気の底から星をみているのだと感じました。

一方、液晶モニターに映し出される画像は、カブリのないハイコントラストの画像がポンと出てきます。こんな好条件の空で撮影することができたのは初めての経験です。今回の遠征での成果ですが、初めての遠征で色々と対策を練っていたのですが、いくつかトラブルが生じて、計画通りの撮影を進めることができませんでした。反省と課題を残した初めての遠征となってしまいました。おいおい、その辺の事情について述べていきたいと思います。

本日アップする写真は、暫定処理のものですが、基本的には空が良いので、強い処理をしなくとも、そこそこ見ることのできる写真になってしまいます。暗い空、明るい星とのコントラストが良好で、SN比のきわめて良好な画像データを得ることができます。カブリも少ないので、カブリ補正が要りません。日本で撮るのと比べると、光害、PM2.5の少なさを実感しました。

アップした写真のイメージは、比較的早い時間帯の南天銀河とさそりまでを魚眼で収めてみたものです。イーターカリーナは肉眼でもこの辺かなとわかります。そして南十字とコールサック。さそり南部につながる暗黒帯が見えて、大変興奮しました。この感動を文章でうまく表現できないもどかしさを感じます。
イメージ 1
撮影データ:Canon EOS6D (Starshop新改造) ISO1600 
EF 8-15mm/F4L 15mm 絞りF4 3min x2を加算 (total 6min)
SKYMEMO S ノータッチガイド
CS6でTIFF化→SI7でコンポジット→CS6で仕上げ

大変暗い空で、コントラス良く写るので、背面モニターの見え方で、つい露光を控えてしまいました。F4だとISO1600で6分程度を標準露光とすべきでした。3分露光だと、ヒストグラム上では露光が全然足りていません。そこで、3分露光2枚を加算したデータを処理しています。なので、ほぼ一枚画像のデータと同じです。それほど強調せずとも、調子を整えるだけで、ここまで写ってくるのは驚異です。さそり座東部付近が明るいのは対日照かもしれません。もう少しデータがあるので、フラットやダーク引処理をしたものをコンポして、完成版を作っていく予定です。今回の画像データは不備のあるものが多くて、どこまで救済できるかというのが多いです。

今回の遠征を実現することができたのは、徳島のHさん、香川のAさんをはじめとして、たくさんの方々のおかげでした。この様な素晴らしい星空と出会うことができ、大変幸せな時間を共有することができました。この場を借りて、深謝したいと思います。
また、ブログやSNSで交流のあったYさん、Naさん、Niさんにもお会いできてうれしかったです。その他参加された方々にも、御礼を申しあげます。それぞれの方の南天の取り組み方も、大変興味深く、新たな楽しみ方を示唆されました。正直言って、今回の遠征は、反省と課題の多いものとなりました。成果については、本当にイマイチとなってしまいました。これは、また南天の星々が雪辱に来なさいと言っているのだと考えています。また機会があったら、是非とも行きたいと願っています。

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いよいよ明日出発

明日、いよいよ出発となりました。
JETSTARでいくのですが、LCCのため、色々と制約があります。受託荷物は40Kg まで(通常20Kg をオプションで増やしています)。機内手荷物は7kgまでとなっています。

今回、欲張って赤道儀とポタ赤を持っていくので、それだけで結構な重量になります。かなり、減量して40kg以内に収めました。持っていくデジカメは6D二台です。一台は冷却できるものです。冷却はUSBの5Vでいい具合に10度以上低下してくれます。消費電力も5W少々で、モバイルバッテリーでの運用ができます。
問題はレンズでした。望遠鏡はBORG77EDII+F4DGで、カメラレンズは今回はAPO sonnar, EF8-15mm/F4Lがメインです。EF35mm/F1.4 L-IIやSIGMA 50mm/F1.4 Artなどは、重くて重量制限にかかります。それこそ、着た切りすずめにまでしないとダメでした。やはり、4夜を過ごすので、それなりの防寒や腰痛対策をしないといけないので、レンズを外さざるを得ませんでした。パンケーキのEF40mm/F2.8を持っていくつもりです。

気になるお天気ですが、予報はばっちりです。不安はありますが、テンションが上がります。
イメージ 1

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南天遠征用ポタ赤

今回の遠征は、南緯17度となります。
撮影対象の多い南天銀河付近は、南の高度50度付近にあり、さそりは高度70度、M17あたりが天頂にきます。ポタ赤の自由雲台で、普通に装着すると、南天極軸を合わせ、南天の方向にカメラを向けるのは困難になります。かといってUnitecのフォークユニットや、赤緯軸ユニットをつけると重くなりますし、それなりにお値段がします。また、お手軽なポタ赤らしくなくなります。

そこで、アイベルのCD-1用の、アングルプレートを介して自由雲台を装着して、それにスライドプレートを付けて、カメラやレンズの重心が回転軸から大きく外れないようにして装着するようにしました。試射での結果は問題ありません。

17度の極軸に対しては、微動マウントを利用して極軸を調整するようにしました。ATMの古いのが、半額程度で出ていたのでポチして使うことにしました。

三脚は、総重量により最終的に決めるつもりですが、手持ちの古いSLIKのマスター三脚にストーンバッグを装着して使う予定です。重量制限内であれば、望遠鏡用のものを持っていきたいです。
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南天遠征まで1ヶ月半となりました。準備物の最終調整中です。
重いバランスウエイトを持っていくことは、荷物の重量制限もあるので、ペットボトルなんかを利用してウエイトの代用とされる方が多い様です。

今回私が買ったのは、自転車用のボトルケージでした。大変お安いので、2個買いました。
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これとL字金具を組み合わせました。ボトルケージには、ペットボトルや円筒ケースを入れて電池などを入れることを想定しています。
ウエイト軸の先にM6ネジで取り付けました。
イメージ 2
ばらせば、荷物にはならないでしょう。
組み立てのため、ねじ回しは持っていかないといけません。所持品リスト作成中です。

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