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かつてタンザニアの村で給水プロジェクトに関わっていたときのことです。村に出かけて、住民に生活の問題は何ですかと問いかけると、お金が無い、という答えが真っ先に返ってくることが多かったのを思い出します。お金が無い、といわれると一瞬、間があきます。お金を必要としているのはほとんどの人でしょうから。
では、お金以外に困っていることは何ですか?という問いかけに切り替えます。そうすると、学校の校舎が古いとか、水が不足している、クリニックが必要、といった答えが出てきます。
しかし、「問題は何ですか?」という問いかけをすると、当然答えはnegativeなものになります。「○○がない」「○○できない」という答えになります。
そこで、自分たちでできることは何ですか?今、自分たちが持っているもの、活用できるものは何ですか?という問いかけをすると、「家を建てることができる」「何が薬草なのか知っている」「共同の森林がある」などなど、positiveなことを教えてもらえます。
自分たちでできることは沢山あるんですよね。しかも昔から伝わる生活の知恵や技術を持っています。それはそこに生活している人でないとわからないものが多いです。改めて自分でできることがわかるとそれはそれで自信にもなります。
では、自分たちでできることや、自分たちが活用できるものに外部からどんな支援があれば、どんなことができますか?と問いかけると、住民と外部者との協力でできる事業のヒントが生まれてきます。
それは住民が主体的に関わる働きかけのひとつですね。自分たちで何もしなければ、現状は変わらない。でも自分たちで努力すれば、外部からの協力を得ることができる。この過程が大切で、事業が終わった後も、自分たちで管理していこうという意識が自然とはぐくまれていくと思います。
ネパールで活動していたCAREというアメリカのNGOが、問題は何か?という問いかけではなく、何ができるかというpositiveな問いかけからはじめようというマニュアルを出していたのを思い出しました。
地域機関Aでも、どこでも同じことが言えると思います。何ができるか、そこにどんな支援があればより多くのことができるか、という視点で働きかけていくことで、職員の行動を促すことにもなります。
会議などで問題点ばかりを指摘するのではなく、では、どうしようか?という前向きな問いかけをすることで、前向きで生産的な話し合いができるようにしたいものです。
やはり基本はどの国にいても、どの環境にいても同じですね。そう改めて気づかされました。組織変革の取り組みにも過去の経験で活用できるところをどんどん活用していきたい。そう思います。
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目の付け所の違い・・プラス思考かマイナス思考かによって違ってきますね。
2006/5/21(日) 午後 0:10
プラス思考でいつも行きたいですね。そうすれば周りの人たちもそうなっていくと思います。
2006/5/21(日) 午後 10:02 [ nim*za*i*a1967 ]