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派遣予定時期が迫り、新聞公募で選ばれた方を加え13名の派遣メンバーが決まった。メンバーのバックグラウンドは様々で、個性的な人たちの集まりになった。これも事務局の狙いだったのだろうか。
趣味がギターの元プログラマー、土木作業員、料理、散髪もうまく、土木工事、漁船に乗るなど出稼ぎ経験の多い方、水道会社で働いた経験のある方、JR社員、元協力隊員で水質検査に詳しい方、会社員、新卒の方など様々だった。
NGO事務局の人たちの選定基準も面白かった。井戸関係の技術のある人を選ぶのはもちろんのこと、何もないところだからいろんな余暇に役立てる人を探して、ギターなど趣味も評価対象になっているようだった。実際に現地では、ギターにのって、みんなで大声で歌を歌ったことも何度もあった。すばらしい先見の目だ。
3泊4日の短い井戸掘り実地訓練を受け、いよいよ出発の日が迫ってきた。井戸掘りの研修をはじめとして、私たちはいろいろなマスコミから取材を受けた。NGO事務所の広報戦略もあったのだが、当時なぜ私たちのような一般人がこんなに取材を受けるのかわからなかった。
ある日、NGOの事務所でニュースステーションの取材チームを紹介された。我々が現地入りしてから1,2ヵ月後に私たちの活動を取材に来るというのだ。「あの有名な番組のクルーが来るの?」私たちの想像以上に話は大きく取り上げられているようだ。自分たちは自ら進んで井戸掘りプロジェクトに参加しただけなのに。
「ボランティアでいくなんてえらいわねー。」とか、「難民を助けるなんて尊い仕事ね。」と何度となく言われる。
一方で、NGOの事務所でボランティアをしていたおば様方からは、「就職してちゃんと稼ぎなさいよ。」と何度も言われた。NGOの事務所でこんな事を言われるとは思わなかったが、確かにおば様方の旦那さんはみな仕事をしてお金を稼いでいる。しかも稼ぎがいいらしく、上流階級の上品なおば様方という雰囲気が漂っていた。安定した収入源があるからこそ、ボランティアで手伝いを続けられるのか。
周囲の反応を見ると、日本ではボランティアといえば「善意」ばかりでなく「自己犠牲」という印象が前面に出ているような気がした。
しかし、ボランティアは自分の意思でやること。今回のメンバーは応募したきっかけは違っても、自分で志願して井戸掘りプロジェクトに参加したということは少なくとも共通していた。みんなやりたいから参加している。ただそれだけ。
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口は悪いですが・・何も好き好んで水も無い所に行く人はいません。目標・やりたい事があるから〜〜 それにしてもニュースステーションの取材も受けましたか。趣味や特技があると役に立ちますよね。散髪もしてもらいましたか?!
2006/6/16(金) 午後 7:41