九谷焼百話

吉田屋、宮本屋、松山、明治の名人たち……そして、扱いが難しいですが古九谷。多彩で奥が深い、九谷の魅力を見つめたいと思います。

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色絵山水文鉢 (古九谷祥瑞手)  画像:東京国立博物館 http://www.tnm.jp/

新しい技術やスタイルを導入する時は、
まずコピーから入るのが普通だと思います。
古九谷と呼ばれる中では、
祥瑞手(南京手)がそれに当たるものでしょう。

いわゆる古九谷五彩と異なり、明るい赤や緑は
中国の色絵そのままと言っていいものです。
染付を併用し、描線も中国風に赤を多く使います。

1640年代の有田でまず作られ始めたのは、
このタイプの製品なのでしょう。
よく言われる通り、中国人陶工直伝の
技術と絵具を使って。

1644年に明王朝が滅亡し、中国は動乱状態で、
多くの陶工が景徳鎮を去らざるを得ない状況でした。
その一部が日本に技術を伝えていても、
おかしくありません。

昭和30年代に山下朔郎氏が紹介し、古九谷伊万里論を
勢いづけた山辺田窯出土の色絵素地は、
丸紋の染付線が入り、祥瑞手と思われるものでした。
加賀論者の間でも、祥瑞手に関しては
「伊万里」という意見が多いと思います。

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祥瑞手の古九谷はあまり見かける事が少ないような気がします。
実物は美術館以外では見た事がありません。
余白を残した色絵に回りの丸紋がとてもインパクトがありますね。
ナイスです。

2017/3/16(木) 午後 10:02 [ ことじ ] 返信する

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これはこれで魅力のあるものですね。
丸文も色同様、本歌の祥瑞から来ていますね。
ナイスをありがとうございます。

2017/3/17(金) 午前 0:31 [ ナインバレーズ ] 返信する

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