九谷焼百話

吉田屋、宮本屋、松山、明治の名人たち……そして、扱いが難しいですが古九谷。多彩で奥が深い、九谷の魅力を見つめたいと思います。

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イメージ 1
(登窯展示館 石川県小松市)

一般的に窯というと、このように斜面に作られて
素地を焼く登り窯が連想されるでしょう。上絵窯は、
それとは規模も構造も焼く温度も、全く異なります。

色絵磁器を作るには、1300度の登り窯で焼いた
素地の上に、800度前後の低温でガラス質の絵具を
焼き付ける工程が必要になります。

そこで錦窯とか赤絵窯と呼ばれる、下の画像のような
専用の小型の上絵窯が使われるのです。
火が直にあたるときれいに出来上がらないので、
二重構造で熱だけ伝えます。

イメージ 2
(松雲堂 石川県小松市)

これは20世紀に九谷焼で使われていた上絵窯。
上絵窯の跡は残りにくく、古九谷の時代のものが
見つかったのは、つい最近のことです。

2000年に九谷古窯のそばの九谷A遺跡で、
2013年には有田の山辺田窯そばの山辺田遺跡で、
それぞれ確認されました。

いずれも設置されていたのは、山の斜面の登り窯から
50〜100mほど離れた平場でした。
そして両方の周辺から、
色絵具で絵付けされた陶片が複数出てきました。

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上絵窯は徳田八十吉窯で似たような窯を見た記憶があります。
このようなサイズですと遺構が残るのは難しそうですね。
それでも発見されているのですね。
当時の上絵窯はどうのようなものだったのか知りたいですね。
ナイスです。

2017/5/10(水) 午後 8:28 [ ことじ ] 返信する

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発掘された上絵窯も円形だったり二重構造だったり、今と基本的には変わらないみたいですね。
ナイスをありがとうございます。

2017/5/10(水) 午後 10:44 [ ナインバレーズ ] 返信する

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