|
HMV 名前の由来を知っていますか?
以前にも書いたことがありますが、あまり良い話なので
再度書きます。
「HMV」とは、「His Master's Voice」の頭文字から
来ているのだが、これは、ある一枚の絵に由来する。
ビクター(日本ビクター)のマークとしてお馴染のニッ
パー君。現在では、ビクターのトレードマークとなって
いるが、元は、英国EMIレコードの前身となるグラモ
フォン社が使用していたもの。その後、レコード会社は、
合併・吸収を繰り返した。
そのドサクサで、日本では東芝EMIではなく、日本ビ
クターがこのマークの使用権を取得する事になったという
いきさつがある。
HMVは、英国EMIの前身であるグラモフォンの小売部
門のブランドとして設立された経緯から、日本ビクターに
マークの使用権を奪われてしまったものの、せめてこの絵
の名前だけでも使いたいということで、そのまま名前を変
更せずにHMVジャパンという名称になったらしい。
何故、このHMVの名称にそこまでこだわるのか。
実はそこにこそ、心温まる実話が隠されているのだ。
「His Master's Voice」という絵を描いたのは、英国の画家、
フランシス・バラウドだが、あるときフランシスの兄である
マークが亡くなってしまう。そしてマークの息子と、その時
に飼っていたニッパーを自分が引き取って育てるのだ。
フランシスは、ある日家にあった蓄音機で、かつて兄が自分
の声を吹き込んだものを、ニッパーに聞かせたのだ。
が、ニッパーは自分の飼い主(Master)がそこにいると思い
いつまでも蓄音機から離れなかったという。
その情景を絵にしたのが、画像の「His Master's Voice」
HMVなのである。
ビクターさん、この際ニッパー君をHMVに返してあげたら。
企業のイメージアップに繋がるのでは!
|