|
妙蓮寺を後にし,紫野方面に移動して私のお気に入りの大徳寺へ. 禅宗らしい凛とした雰囲気が境内には漂っている. 今回は大仙院へ. 以前は写真が撮れたのだが,今回行ったら写真撮影禁止になっていた. 観光客が携帯電話で写真を撮って「ピロリロリ〜ン」というお寺にはそぐわない音を出したり,マニアが狭い場所で三脚を使ったりするので,撮影禁止にするお寺が増えている様だ. (という訳で,以下の写真は031122に行った時に撮影した写真です.) この庭の面白い点は,建物の周囲をぐるりと巡っているところである. 枯山水は座敷や縁側に座ってぼんやりと眺めるのが普通だが,ここでは縁側をゆっくりと歩きながら,変わりゆく庭の表情を鑑賞することが出来る. まず目に入ってくるのが「舟石」. 枯山水のテーマの1つとして神仙蓬莱思想があるが,これは仙人が住んでいるという蓬莱山に行くための舟を象っているそうだ. よくもまぁこんなに舟そっくりの石を探してきたなぁと感心. そして1つ目の角にあるのが,枯滝石組. 石で山を,白砂で流れる水を表している. ダイナミックな石の組み方はかなりの迫力. さらに2つ目の角にはこんな石組がある. 中央に見える穴の開いた石は,茶の露地で用いられる蹲踞(つくばい)の原型とも言われている. さらに歩いていくと,シンプルな石組が見える. 最後には「無の空間」に辿り着く. 石が全くなく,白砂だけの庭である. (以上の説明は「京の庭」という本から一部引用させて頂きました.) この庭では石は明喩として舟や山になり,暗喩として人間の煩悩を表している. 最初は煩悩が多い状態だが,だんだんと心が晴れ渡り,煩悩が全く無い悟りの境地に至る. この庭をひと回りすることで,禅の悟りに至るプロセスを体感出来るという訳である. (食い意地が張っている私は,とても到達出来そうにありません...) 表層的には水の流れを表し,内面的には悟りの境地を表す,禅の世界の奥深さを感じさせる名庭であった. [お寺のデータ]
・大徳寺大仙院:京都府京都市北区紫野大徳寺町 |
全体表示
[ リスト ]




新潟にはない表現力あふれるお庭ですね。時には皆、こんな場所で瞑想したい気分。大切な時間のような気がします。庭造りってやっぱり芸術ですね。
2007/10/8(月) 午前 9:13 [ guk**ake ]
素晴らしい庭に出会うと,心が洗われます.
こういう庭が身近にあると良いんですけどね〜.
2007/10/8(月) 午前 9:38
想像力を欠き立てられるようなお庭ですね。
明喩と暗喩を表しているなんて、奥が深い。
大仙院、行ってみたいです!!
2007/10/8(月) 午後 4:51 [ はな ]
う〜〜〜む 悟りですか・・・
石と白砂であらわした 表層と内面の世界・・・
むつかしいなあ〜З
私は 表層としては パンを食べる人の気持ちを
内面としては たべられるパンの気持ちを悟りたいな〜
?????
2007/10/8(月) 午後 8:04
京都って街は都会でも、お寺の中に入ってこういう庭に面していると、外の世界を感じずに、静かな時の流れの中に浸ることができますよね!
2007/10/8(月) 午後 9:20 [ あーちゃん ]
>はなさん 大徳寺はそれぞれ個性を持った庭のある塔頭がいくつもあるので,きっと気に入る庭に出会えると思います!
2007/10/9(火) 午後 4:43
>sakusakuさん 枯山水の庭は色々と難しい解説が書いてありますけど,庭を見る時は敢えて説明書きは一切読まずに,印象だけを感じるようにしています.
食べられるパンの気持ち,私も知りたいですね〜(笑).
2007/10/9(火) 午後 4:46
>じゅんママさん そうなんですよ〜.そこだけ時間の流れがゆっくり流れている様な気分になります.
2007/10/9(火) 午後 4:47
庭園のミニチュアで良いから欲しいなぁ〜♪・・・悟りの境地・・・は、まだまだ煩悩に支配されてて、遠く及びません(苦笑)
2007/10/10(水) 午前 0:47
私も食い意地が張っているので,悟りの境地は遙か彼方です...
2007/10/11(木) 午後 0:29
ご担当様
何時もお世話になっております。
恐れ入りますが、台湾 華芸文化出版社の林と申します。
弊社の「茶雑誌」はお茶関係の雑誌ですが、次期にて枯山水を紹介させて頂きたいですので、本サイトの写真はご利用を頂けませんでしょうか。
お忙しいところに申し訳ございませんが、宜しくお願い致します。
Email:yufang@cansart.com.tw
2015/7/13(月) 午後 2:18 [ 林郁方 ]