いちエンジニアのつれづれ日記

被災地の一日も早い復興を願っています.

旅行(滋賀)

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MIHOミュージアムを訪れた後は,信楽の窯元巡りをすることに.

信楽焼というと狸の置物を連想するが,これは明治時代から作られているそう.
日本六古窯の1つに数えられ,中世末期から連綿と焼き物が作られている.

まずは文五郎窯という窯元を訪れてみた.

並んでいる器を1つずつ見ていると,とてもユニークな一品を発見!
超ミニサイズの植木鉢である.

親指の先くらいの大きさしかない植木鉢に,苔がちょこんと乗っている.
見た目がとってもかわいらしく,ついつい買ってしまった.

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他には箸置きを購入.
普通は箸置きの上に箸を置くが,こちらは穴に箸を通すのが面白い.

穴の内側の部分にだけ赤い釉薬が塗ってあって,良いアクセントになっている.

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この日はスタンプラリーをやっていて,他のお店も回る.

お店によってはおまけをくれる所もあり,焼き物の材料を扱っているお店ではもれなく「陶土5キロ」を頂けるとのことであったが,自分では焼き物を作らないので涙を飲んで遠慮しておいた(笑).

スタンプを5個集めると,小さな焼き物をもらうことが出来る.
私がもらったのは,スコップ型のスプーン.

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また訪れて,のんびりと散策をしたくなる場所である.

[文五郎窯のHP]
http://www.bungoro.com/

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この日は友人オススメのMIHOミュージアムへ向かう.
信楽の山の中にある美術館で,行くのにひと苦労.

到着すると,ロビーから車に乗って美術館に向かう.

途中でしだれ桜が見事に咲いている.

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さらに進むとトンネルがあり,そこを抜けると斬新なデザインの吊り橋がある.

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しばらく行くと,美術館に到着.
モダンな建物で,I.M.ペイの設計によるものだそう.

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入り口を入ると,見事な松の木の背後に信楽の山々が一望出来る.
まるで一幅の絵画を見ている様.

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エジプト美術や仏教美術など幅広い展示品があり,知的好奇心をかき立てられる.

山奥にこんな立派な美術館があるなんて,驚きであった.

[MIHOミュージアムのHP]
http://www.miho.or.jp/japanese/index.htm

五個荘めぐり(060918)

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近江八幡を後にして,五個荘へ.
童門冬二さんの「蒲生氏郷」という歴史小説に出てくる五個荘の商人に興味を持ってから,一度行ってみたいと思っていた場所である.

ここは近江商人の里として知られている.
近江商人は進取の気性に富み,戦国時代の頃から天秤棒を担いで各地で商売を行った.

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「三方よし」(私利ををむさぼることなく,売り手と買い手と世間の利益になる様な商売をすること)などの家訓が知られている.

町には古い家並みが残っていて,当時の商人屋敷が何軒か保存されている.

江戸時代には士農工商の身分制度がうるさかったために外見を豪奢にすることが出来なかったということもあろうが,屋敷は成金趣味とは全く無縁の質素で落ち着いた感じである.
その代わり屋敷の木材にはヒノキを使ったりして「見えない所にお金をかける」という哲学があったそうだ.

縁側から見える庭園も立派ながら落ち着いた雰囲気で,どこかの禅寺に居る様な感覚さえ覚える.

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庭を見ていたら,こんなものを見つけた.

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タヌキは「他を抜く」に通じる縁起物として,商人屋敷にはよく置かれていたらしい.

それから商人屋敷に併設されて小幡人形の展示コーナーがあった.
こんなユーモラスな人形が展示されていた.

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五個荘で作られている土人形で,京都の伏見人形がルーツである.
伏見人形との差を出すために,目が二重になっているそうだ.
(目が異様にパッチリしている...)

五個荘の後は教林房というお寺へ.
江戸時代に造られた庭は豪快な石組みが特徴.
この様な場所で,こんなに素晴らしい庭に出会えるとは思ってもみなかった.

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これで今回の旅行は終わり.
やはり,たまに旅行をするのは良いものである.

[近江商人屋敷のデータ]
・外村宇兵衛邸: 滋賀県東近江市五個荘金堂町645
・外村繁邸: 滋賀県東近江市五個荘金堂町631
・中江準五郎邸: 滋賀県東近江市五個荘金堂町643

[お寺のデータ]
・教林房: 滋賀県蒲生郡安土町石寺1145

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私が司馬遼太郎の「街道をゆく」を読み始めたのは大学院にいた頃だった.
1巻の最初が「湖西のみち」(琵琶湖の西側の道)である.そこに旧秀隣寺庭園(文中では興聖寺の庭園)が出てくる.
湖西のみちを読み終わると,司馬遼太郎の達筆のせいか,無性にそこに行ってみたくなった.

その庭は滋賀県の朽木という所にある.朽木は隠れ里と言った雰囲気で集落自体がとても落ち着いていて良い雰囲気だ.
庭を見てまず驚いたのが,柵が無いことだった.庭の中にも普通に立ち入れるのだ.
まるで自然の一部であるかの様に,その庭は存在していた.
しばし庭の周りを回った後で,落ち着いて庭のごろごろした岩,ごっつい木,その間を流れゆく水を眺めていると,何故か非常に心が落ち着いて澄み切っていくのを感じた.

これを何と表現したら良いのだろうか,初めて私が庭に「ノックアウト」された瞬間であった.
それから私はすっかり庭めぐりにハマってしまったのであった.

旧秀隣寺庭園

[庭のデータ]
旧秀隣寺庭園: 滋賀県高島市朽木岩瀬374

[本のデータ]
街道をゆく1: 司馬遼太郎

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