いちエンジニアのつれづれ日記

被災地の一日も早い復興を願っています.

旅行(奈良)

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興福寺を訪れる(111218)

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ぜいたく豆本舗を後にし,興福寺へ.
興福寺だけで国宝が45個,重要文化財も45個もあるそう.

境内に入ると,五重塔と東金堂が見える.

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国宝館で,久しぶりに阿修羅像と再会.
以前はガラス越しだったが,展示スペースが新しくなっていて,すぐ近くで直接拝観出来る様になっていた.

深く思索している様な,重大な決心をした様な,悲壮感を湛えている様な顔に,しばし引き込まれる.
一体どのような仏師が,この像を造ったのだろうか?

仏像を見た後は,ミュージアムショップへ.
阿修羅グッズを中心に,結構充実していた.

まずは,阿修羅を含む八部衆の絵はがき.
八体の像が並ぶ姿が,かなり壮観.

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他に,阿修羅の絵はがき2枚.
阿修羅好きにはたまらない品揃えであった.

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さらに,興福薫荷という名前のお線香も購入.
京都にある,山田松香木店製.

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廃仏毀釈の折り,興福寺でも数多の仏像が破壊されたそうだが,阿修羅像は破損しながらも残り,こうして対面出来た幸運に感謝.

[興福寺のHP]
http://www.kohfukuji.com/

薬師寺を訪れる(101016)

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アコルドゥでランチを頂いた後は,近鉄に乗って西ノ京駅で下車し,薬師寺に向かう.

彼女のリクエストで,吉祥天画像を見る.
通常はお正月(1月1日〜15日)だけ公開されているそう.

奈良時代に描かれた絵で,優美な雰囲気を漂わせている.
1200年以上の時を経て出会うことが出来たと思うと,感動がこみ上げてくる.

その後は白鳳伽藍を見て回る.

この日は東塔の特別公開も行われていて,内部を見ることが出来た.
来年からは約110年ぶりの解体修理を行うそうで,2018年までかかる予定だそう.

「凍れる音楽」を再び聴く日が楽しみである.

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だんだんと日が暮れてきて,伽藍が夕焼けに染まる.
実に美しく,しばらく立ち止まってしまった.

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郷愁を感じていると,辺りに鐘の音が響き渡り始める.

「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」
正岡子規

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この日は彼女のご両親に,曽爾(そに)高原へ連れて行ってもらう.
ススキが有名な場所とのこと.

風がとても強かったので,マフラーを借りて外に出る.
しばらく歩くと目の前が開け,一面のススキが目に入る.

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これだけのススキの群生を見るのは初めてなので,びっくり.
左右に広がるススキを見ながら,てくてくと歩く.

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途中でお茶を飲んでひと休みしたが,風が強くてコップが飛ばされそうになった(汗).
山の上まで歩いて行くことも出来るらしいが,今回は断念することに.

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帰る途中,赤い植物が生えている場所を見つけた.
ここはお亀池という湿原だそう.

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曽爾高原から戻る途中には,車を駐めて鎧岳という山を見せてもらった.
とてもユニークな形をしている.

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風になびく金色のススキは,実に美しかった.

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カフェ・リノアを後にし,近くにある白毫寺(びゃくごうじ)に寄ることに.

石段を登ってお寺に向かう.

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奈良市街から離れていることもあり,観光客もまばらで,物静かな雰囲気.

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木々がひしめきあっている境内を散策すると,椿が咲いているのを見つけた.

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その隣には,なぜかキノコの生えている紅葉.

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さらに進むと,何と桜が咲いている!

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その先には朝顔が咲いていてびっくり!!!
椿と桜,そして朝顔を同じ場所で見られるとは思わなかった.

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それぞれの木々には,和尚さんが書いた札が掛かっている.
おおらかな書体を見ていると,心が和む.

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宝蔵の看板もユニーク.
「宝」の一画目の点は,宝珠を模しているのだろうか?

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宝蔵の前には「今日のことば」が掲げてある.
「孤独は偉大なる人間の運命である」という,ドイツの哲学者ヴィンデルバントの言葉がのびやかに書かれている.

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帰り道に向かう途中,奈良市街を一望出来る場所を見つけた.
眺めが素晴らしい.

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気ままに咲く花々や,和尚さんの書を見ていると,とてもほのぼのとした気持ちになった.

私的にかなりツボにハマッたので,違う季節にまた訪れてみたい.

[お寺のデータ]
・白毫寺:奈良県奈良市白毫寺町392

薬師寺を訪れる(081206)

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松月堂できみごろもを買った後は,バスに乗って榛原駅に戻る.
榛原駅から電車に乗って西の京駅で下車し,薬師寺へ向かう.

薬師寺は710年の平城京遷都に伴い,現在地に移転してきた.
当時は大伽藍があったそうだが,1528年の兵火で東塔を除くすべての建物が灰燼に帰してしまった.

その後20世紀半ばまでは仮設の建物が寂しく建っているだけで,金堂すら雨漏りする有様だったそう.
薬師寺は檀家を持たない,いわば学校の様なお寺なので,檀家からの浄財によって伽藍を再建することが出来ない.
そこで写経勧進によって建物の再建が進められ,現在の伽藍が見られる様になった.

まずは東回廊を進む.

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中門からは金堂の威容が見える.
この金堂には薬師如来と日光菩薩,月光菩薩の薬師三尊像が安置されている.
薬師如来は,心と体の病気を救ってくれる仏様である.

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こちらは薬師三尊の台座の模型.

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よく見ると葡萄の模様が描かれており,ギリシャを起源とする模様がシルクロードをはるばる伝わって来たと考えられている.
台座に歴史のロマンを感じてしまった.

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金堂の東西にあるのが東塔と西塔である.
東塔は現存する唯一の建物で,奈良時代から1200年以上も同じ場所に建ち続けている.

各層に裳階(もこし)という飾りを付けているので六重に見えるが,実際は三重の塔である.
明治に日本に来た,お雇い外国人のアーネスト・フェノロサはこの東塔を見て「凍れる音楽」と表現したそう.

1200年以上も存在する建築を作った,奈良時代の名も無き宮大工の匠の技に感動する.

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こちらは西塔.

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さらに歩いていくと,伽藍の中で最大の建物である講堂がある.
講堂が金堂より大きいのは古代伽藍では一般的だそうで,南都仏教が教学を重んじ,講堂に大勢の学僧が集まってお経を読んだためだそう.

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伽藍をぐるりと回って帰ってくると,修学旅行の学生がお坊さんのお話を聞いていたので,私も後ろで拝聴した.
本尊の薬師如来はお医者さんで,日光菩薩は日勤の看護婦さん,月光菩薩は夜勤の看護婦さんという説明が面白かった.

写経によってこれだけの伽藍が再建されたこと,今なお建ち続ける東塔などに人間の大きな力を感じながら,薬師寺を後にした.

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