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この日は名古屋から近鉄特急に乗り,大阪へ. 国立国際美術館で開催中の「草間彌生展 永遠の永遠の永遠」を見る. 美術館の天井には,巨大な水玉のオブジェが浮かんでいた. 最近の作品もかなり展示されており,80歳を越えているとは思えないエネルギッシュさを感じた. そして,撮影可の水玉ルームへ. 壁に天井,床,そしてオブジェまで,全部水玉に占領されている. 遠近感が崩れて,何だか不思議な感覚. オブジェの水玉に,草間さんのサインを発見. こちらは,KDDIとのコラボで作った作品. とても印象に残る展覧会だったので,図録を購入して会場を後にする. てくてく歩いてリーガロイヤルホテルまで行くと,こちらにも草間彌生作品が展示されていた. 草間作品の迫力に圧倒された,水玉三昧の一日であった. |
旅行(大阪)
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揚子江でラーメンを頂いた後は大阪歴史博物館へ移動し「柳宗悦展」を見る. 焼き物を始めとして,沖縄や台湾の着物までコレクションは多岐にわたるものの,どれも手仕事の温かさを感じた. 民藝好きには,とても勉強になる展示であった. その後は,地下鉄と近鉄を乗り継いで河内小阪駅で下車. 商店街を抜けて住宅街を歩いていると,突然見えてくるのが司馬遼太郎記念館である. 何故か,たまに訪れたくなる場所である. 門を入ると,雑木林をイメージした庭がある. さらに進むと,司馬さんが執筆していた書斎が見える. テラスの様な通路をぐるりと回ると,記念館の入り口がある. 建物は安藤忠雄建築で,大書架は実に壮観である. 6万冊とも言われる蔵書の一部が展示されている. 「坂の上の雲に描かれた日本海海戦展」を見て,記念館を後にする. 普段は食べてばかりだが,珍しく知的なひと時であった. |
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この日はまず「適塾」へ. 江戸時代の蘭方医である緒方洪庵が創設した私塾で,私の出身大学の源流でもあることから,一度行ってみたいと思い今回訪れてみた. 緒方洪庵(適々斎)は天然痘の予防のために除痘館を設立し,日本での天然痘の蔓延を防ぐことに尽力した人物として知られている. 適塾は元々医学を教育する塾であったが,鎖国中の日本で当時唯一の貿易国だったオランダからもたらされた書物から得られる新しい知識を得るために,各地から若者が集ったそう. 塾生には福沢諭吉や大村益次郎,橋本左内などのそうそうたるメンバーが名を連ねている. その中には手塚治虫の曾祖父である手塚良庵もいたそうで,その縁で手塚治虫は洪庵を主人公とした「陽だまりの樹」というマンガを手塚治虫が執筆したそう. また,司馬遼太郎の「21世紀に生きる君たちへ」に収録されている「洪庵のたいまつ」も,短い文章ながら心を打つものがある. この辺りは第二次世界大戦中の空襲のために壊滅的な打撃を受けたそうだが,適塾の建物は奇跡的に難を逃れ,当時のままの姿を見ることが出来る. 2階にはズーフ部屋と言う,オランダ語の辞書が置いてある小さな部屋があり,塾生達は1冊しかない辞書を奪い合ってオランダ語の書物を読んだそう. その奥は大広間になっていて,遠くから来ている塾生が寝泊まりしていた. 1人当たりのスペースは一畳で,成績の良い者から好きな場所を選べるルールがあったらしい. 成績が芳しくない者は通路に近い場所に寝る羽目になり,寝ている間に他の塾生に踏まれたりして大変だったそう(笑). 建物を出ると,隣は公園として整備されており,本を読む洪庵先生の像がある. 緒方洪庵の開明的な考えと懐の広さ,そして塾生達の知的好奇心にあふれる熱気の残像が,未だに感じられる場所であった. ・適塾の住所:大阪府大阪市中央区北浜3−3−8
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ミルアーブを後にし,歩いてすぐの場所にある「三光神社」へ. あいにく雨が降っていたので,移動が少し大変. ここには,大阪冬の陣(1614年)の際に真田幸村(信繁)が掘らせたと言われる「真田の抜け穴」がある. 同じ長野県出身ということもあり,真田家ファンの私は,大阪で大学生活を送っていた頃に一度訪れたことがあるが,懐かしくなって再訪してみた. 当時は「真田家って何?」とマニア扱いされたものだが,今は歴女(歴史好きの女の子)の間でも幸村は人気らしいので,時代の変化を感じる今日この頃である. 境内を歩いていると紫陽花を見つけた. 雨に濡れた紫陽花は実に美しく,やはり雨が似合う花だなぁと思った. 先程は「あいにくの雨」だったのに,この時だけは「幸運な雨」に感じた. 紫陽花にレンズを向けていると,後ろから「歴史散策をしているのですか?」と声を掛けられた. 振り向くと初老の男性が立っていた. 毎月第4日曜日に三光神社でガイドをされている方だそうで,色々と教えて頂いた. これが真田の抜け穴の入り口. 今は真田家の家紋である六文銭をあしらった鉄格子でふさがれているが,ガイドさんが子供の頃は中に入って遊んでいたそう(ちょっとうらやましい...). この抜け穴は大阪城の本丸までつながっていたと言われているが,本丸まではかなりの距離があり,途中で深い堀があるため,突貫工事でそれ程の通路を造るのは不可能と思われる. ガイドさんは「敵の状態を探るため,最前線の見張り場に行くための通路だったのでは?」とおっしゃっていた. その隣には,幸村の立像が立っている. トレードマークの,鹿の角をあしらった兜をかぶっている. 石段を登って拝殿に行く途中,鳥居の前に,折れた石柱が目に入る. 説明書きを読んでみると,この石柱は第二次世界大戦の時に空襲に遭って壊れてしまった以前の鳥居だそう. 戦争の過ちを忘れない様に,そして世界平和を願って,撤去せずにそのままにしてあるとのこと. ガイドさんに教えて頂いて,さらに奥にある旧真田山陸軍墓地にも寄ってみた. 明治維新後に陸軍が創設されてから,初めて作られた陸軍墓地である. ガイドさんとの邂逅のおかげで,実りある再訪となった. |
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グリルしき浪で洋食を頂いた後は,ユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ. まずは,ユニバーサル・スタジオのロゴの前で記念撮影. 地球がグルグル回っている下で白い煙がモクモクしていて,凝った作りになっている. 私が恐竜好きなので,ジュラシック・パークのコーナーへ. 自販機コーナーでは,ティラノサウルスの化石がコーラを飲んでいる. 他にもバック・トゥ・ザ・フューチャーやターミネーター,スパイダーマン,バックドラフト,ウォーターワールドなどのコーナーを巡る. バック・トゥ・ザ・フューチャーのコーナーでは実際にデロリアンに乗ることが出来る. 視覚効果を上手く使っていて,迫力あるアトラクションであった. あっという間に夜になり,パレードが始まる. 先頭を行くのはセサミストリートのエルモ. その後をスヌーピーとキティちゃんが行く. さらには「不思議の国のアリス」のキャラクターが続く. こちらはティーカップに乗ったアリス. これはハートの女王. かなりデカくて,画面からはみ出しそう(汗). お次は「アラビアン・ナイト」. 空飛ぶ魔法のじゅうたんの上には,お猿さんが乗っている. 魔法のランプからは,魔神が飛び出て来た. 最後は「シンデレラ」. 鳥たちが,シンデレラのドレスを一生懸命作っている. こちらは虹色に輝く,カボチャの馬車. これは白鳥の背に乗った,お城. 時計はもう少しで12時になるところ. まばゆいばかりの光で,辺りは昼の様な明るさであった. そして幻想的なパレードが終わり,現実の世界に戻ってきた. ユニバーサル・スタジオ・ジャパンには初めて行ったが,実に楽しかった. |








