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高野山大師堂を後にし,高野山霊宝館へ向かう. 途中の道にある木々が色付き,太陽の光を浴びて実に美しかった. 霊宝館は,高野山の各寺院にあった文化遺産を保存展示するための施設である. 快慶作の広目天像の迫力に圧倒された. その後は壇上伽藍へ. 弘法大師は高野山で構造物を使って曼荼羅の世界を立体的に表現しようとした. その場所が壇上伽藍と言われている. 中心となる建物が根本大塔である. 鮮やかな朱色が印象的. 塔の中には大きな仏像が並び,16本ある柱には堂本印象による菩薩像が描かれている. こちらは不動堂. 名前の通り,不動明王を祀ってある. 鎌倉時代の建築物で,国宝である. これは鐘楼. とても大きな鐘が釣り下がっている. 夕方になり,ついに高野山を下りる時間になってしまった... 想像していた以上に,清々しい空気に包まれた場所であった. 近い内に,また訪れてみたい. 今回の旅行を企画してくれた彼女に感謝. |
旅行(和歌山)
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蓮華定院を後にし,奥の院へ. 高野山の中でも,最も神聖な場所とされている. 入り口には弘法大師の言葉である「虚空盡 衆生盡 涅槃盡 我願盡」と書かれた柱が建っている. 「虚空尽き,衆生尽き,涅槃尽きなば,我が願いも尽きん」と読むそうで「この世に迷い苦しむ人々が全て悟りを得て幸せになるまで,この世に身を留めて生きとし生けるものを導き救っていく」という意味だそう. まだ10月の上旬だというのに,紅葉が色付き始めていた. こちらにはススキがあり,早い秋の訪れを感じた. 巨木が林立する中を通り,参道を進む. 空気が澄み切っていて,凛とした雰囲気. 道の両側には,戦国武将や企業の供養塔がずらりと並んでいる. 織田信長や豊臣秀吉,武田信玄,上杉謙信など,有名な戦国武将は全員仲良く眠っているのでは?と思わせるほど. 途中で御朱印を頂いた. すごい達筆で,さらさらと書いてもらった. さらに行くと御廟の橋があり,ここからは写真撮影禁止で,帽子を取ってお参りしなくてはいけない. 一番奥に弘法大師の御廟がある. 弘法大師は入滅(にゅうめつ;宗教的に目覚めた人が死ぬこと)したのではなく,入定(にゅうじょう)して生き続け,御廟の中で今も衆生の救済に尽力しているという信仰があるそう. 今も1日に2回,選ばれたお坊さんが弘法大師に食事を届ける. もちろん中に入ることが出来ないので,灯籠堂と御廟の前でお祈りをする. 今までに感じたことのない,荘厳な雰囲気を感じた. 心の汚れが取れ,少しは澄んだ心になった気がする.
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蓮華定院を出発する前に,写経をすることに. 写経をしたい旨を宿坊の方に伝えると,写経場に案内される. 床の間には金地に孔雀の絵が描かれていて,インパクト大. 机に座ると,窓からは庭園が一望出来る. 弘法大師に見守られながら,心静かに写経を開始. ふと気が付くと,窓の向こうから外国人観光客の方がじっとこちらを見ている. どうやら机の前で正座して何か書いているのが,珍しかったらしい. かなり恥ずかしかった... 足がしびれて来た頃に書き終わった. (相変わらず下手くそです(汗)) この写経は,希望すると奥の院の御宝前に奉納してもらえる. 後日,奉納して頂いたことを知らせる葉書が届いた. 弘法大師の近くに奉納して頂いて恐縮だが,とてもご利益がありそうである. [宿坊のデータ]
・蓮華定院:和歌山県伊都郡高野町高野山700 |
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朝食の後は,宿坊内の庭を見ることに. 朝日を浴びてキラキラと輝く水面がとても美しい. 奥に見える建物は,前の日に泊まった建物. 「ずいぶん寒いなぁ」と思ったら,10月上旬だというのに気温が7.5℃しかなかった... 前の日に見た白砂の庭園は,朝日の中で見るとまた違った印象を受ける. 部屋に戻る途中,先程の庭を裏側から見ると,こんな感じ. 木々の緑が実に鮮やか. 庭の前には,この様な注意書きが(汗). 確かに,庭に出て散策したくなる気分はよく分かる. 凛とした雰囲気に包まれ,清々しい気持ちになった. [宿坊のデータ]
・蓮華定院:和歌山県伊都郡高野町高野山700 |
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蓮華定院は夕食だけでなく,泊まる部屋も実に豪華. まずは金ピカのふすま絵. 一方には,中国風の絵画が描かれている. 反対側は,日本風の絵画. その上の欄間も凝った造り. 床の間はこんな感じ. 床柱を途中で切ってあるのが斬新. 額は,満月と秋の草花を表している. 螺鈿細工の台の上には,法具?みたいなものが載っている. 目を転じると,窓の外には枯山水の庭園が広がっている. 部屋にはすでにこたつがあり,真田関連の本が置かれている. 湯飲みにも六文銭を発見. お茶請けのお菓子は高野山にある「かさ國」というおみせのみろく石. つぶあんを薄めの生地で包んであって,素朴で優しい甘さ. この日は寒かったので毛布を出してみると,般若心経が書かれていた. この辺は,さすが宿坊である. 宿坊を予約してくれた彼女に感謝しながら,眠りについた. [宿坊のデータ]
・蓮華定院:和歌山県伊都郡高野町高野山700 |







