|
南から徐々に徐々に空を灰色に染めながら、私の気持ちや意思とは無関係にやってくる。
その光景をジメジメとした空気の中、首筋に流れる汗を拭い、部屋の一番大きな窓から空を見上げる。
やっと小雨になったようだ。
雲の濃淡が濁流の様に流れている。
どこに向かっているのだろうか?
見渡す限りの灰色。
いつもは遠くに僅かに見える山頂も、その濁流に飲まれている。
その濁流で私の心の中の底の方を染めている灰色も洗い流してくれたらいいのに。
|
全体表示
[ リスト ]





