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灰色

南から徐々に徐々に空を灰色に染めながら、私の気持ちや意思とは無関係にやってくる。
その光景をジメジメとした空気の中、首筋に流れる汗を拭い、部屋の一番大きな窓から空を見上げる。
 
やっと小雨になったようだ。
 
雲の濃淡が濁流の様に流れている。
どこに向かっているのだろうか?
 
見渡す限りの灰色。
いつもは遠くに僅かに見える山頂も、その濁流に飲まれている。
 
その濁流で私の心の中の底の方を染めている灰色も洗い流してくれたらいいのに。
 

温泉たまご

硫黄を吸い続けて幻覚を見ました。はたしてそんな人はいるのでしょうか。
空気じゃなく酸素でも二酸化炭素でもなく・・・
硫黄のみに満たされていく苦しさとその先にある黄色に満たされた空間。
普通の温泉には源泉があり、モクモクと、またはブクブクとかポコポコと温泉が湧き出ています。
私達の訪れた温泉は規模が小さく、今にも消え去ろうとしている所でした。
そしてこの温泉には2つの源泉がありました。
1つはポコポコ。
勢いあまって重いコンクリの蓋を持ち上げようとしています。
そしてもう1つはブクブク。
このブクブクには最近流行りの足湯があって、バイク乗りと思わしき2人が足を入れていました。
私達も足を湯に沈めます。
温度は比較的温め。
しかしながら刺激が強く、足の裏に射す感じです。
源泉からは硫黄の空気が物凄く、風下にいる私達の周りは全て硫黄になってしまった感じです。
遠くのほうで雷が鳴ってきました。
そして今にも雨が降り出しそうです。
時間を見ると午後4時をまわったところ。
足は温まり、煤けた旅館は晩飯の慌しく準備をしている。
ふと思う「温泉最高」
階段を登り山からの湿気に囲まれると、そこには小さな露天風呂。
目隠しの隙間から灰色の空と黄色い温もり。
炊事の煙りで空は霞んでいく。
「そのお湯で温泉卵を茹でませんか?6個で300円です。」
そんな小さな看板が目に入りました。
温泉卵か、食べたいな。
看板の店へ足を運ぶと6個パックの玉子を売っていた。
「15分くらいで茹で上がるよ。」
「そんなにかかるの?」
「かかるよ。ハイ、おつりね。」
源泉に備え付けてあったザルに玉子を並べるてブクブクに突っ込んだ。
ぼーっと見ているのも何なので、また足湯にゴー。
ああ、なるほど、さっきのバイク乗りもこれをやってたのか。
なるほどなるほど
3分。6分。10分。
鼻に硫黄が詰まったような感じがします。
ゲホッ、ゲホッと咳も出ます。
「僕の顔、黄色くない?」
「黄色くはないですけど、青っぽいみたい。」
こうなれば玉子と僕の勝負だ。
後ろのザルを見ると、6つの玉子が少し黒っぽくなってきた。
よしよし。
僕の勝ちは目前だ。「あーまだかな」ゲフッ。ゲフッ。

ビールジョッキ

函館の夏がこんなに暑いとは知りませんでした。
空は海から海へと横切っていく雲で晴れたり曇ったり。
だいぶ乗り馴れた市電のイスに座り、なんとなく天井付近を見上げると「東京都交通局」なんて書いていました。
「へぇー」「へぇー」「へぇー」・・・
そして十字街で下車し海の方角へ向かいました。
確かレンガ造りの倉庫との間に小さい雑貨屋があるはずなのです。
しかし、どうやら迷ってしまったみたいです。
地図を忘れてしまったのが失敗でした。
通りかかった紳士に尋ねてみたが、古い記憶を探してくれているのか、空を見上げたきり答えは頂けない。。
また雲がやってきて温い風が汗ばんだ体に纏わり付く。
そして「夜になれば分かるのではないでしょうか。」
紳士はそう言うと道を渡り角を曲がって行ってしまった。
夜?
十字街は琥珀色のランプのように光っている。
山の上からはサーチライトのような光が射している。
きっと今日も沢山の人が夜景を楽しんでいるのでしょう。
そして光と光の間の闇の部分に私は立たされました。
そして小さな雑貨屋は難なく見つかりました。
元々は古い蔵だった雑貨屋は、小さな窓から琥珀やルビーやエメラルドの光を放っていた。
カラリン。
重い扉の向こうでは、どこか懐かしいランプの白灯油の匂いがする。
夏のグラス。
秋のグラス。
そして冬のグラス。
なぜか春は置いていない。
古い飴色をした不恰好なビアジョッキが手にしっくりくる。
とても小さく、ガラスは分厚い。
手の平に入るビアジョッキである。
つまみは要らない。
ビアジョッキを眺めながらビールを楽しむから。

ハーブの一種です

イヌハッカというハーブをご存知だろうか。
私の家の庭にも植えていたのですが、梅雨の湿気と夏の太陽に負けて、ついには枯れてしまいました。
そんなイヌハッカが雑草のように繁茂しているところがあると聞いたので、さっそく行ってみることにした。
車を出るとサラッと爽やかな空気が流れていた。
目の前には名前は知らないが大きな山の涼しげで雄大な風貌。
こんな感じならイヌハッカが繁茂していてもおかしくないと感じた。
そしてワクワクしながら生えている思われる方へと走り出す。
まるで子供が蝶々でも追いかけるかのように・・・。

花より何とか

私たちが辿り着いたベンチは茶色のかわいらしい屋根がありました。
そして見上げた先の大木には沢山の小さな花がいっぱいに咲いていました。
何という木だろうね。
時折その花は散り、山から吹き下ろす爽やかな風に美しい踊りを与えている。
そしてふと思う。
なぜ人は、花を見ながら食事をするのだろう。
よくよく考えてみると花だけではない。
雪や月も同じだろう。
他には紅葉なんかもある。
人は美しい風景を見ると腹が減るのだろうか。
自然と季節がくれた美しい風景をいつまでも見ていたいと思う心からなのか。

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