木を生かし木目を生かす心 2002/ 9/27 大和心902
【国指定特別史跡臼杵磨崖仏】
石の文化ギリシャ彫刻と木の文化日本の仏像の違い 当然素材の違いがある。
西洋にも森の神話の伝承が 魂を掘り出すピノキオともなる。 やはり素材と風土は神話の違いにもなり 民族の原風景は場所をかえても伝わる。
日本人が石を彫ると木製のようになる。
素材のあり方を優先する技法 仏像を彫るのではなく 彫りだすものとしたのは 運慶。
木を生かし木目を生かす心 2002/ 9/27 大和心902
COP15が閉幕した。日本の場合 二酸化炭素排出量25%削減というのは 非常に高い目標ではあるが
世界全体では一体どれくらいの高い数値が必要となるのだろうか。温暖化の防止対策の数値と言っても 急激な上昇で劇的な変化をもたらさない範囲ということで出てきた ある期間の環境に大きなダメージを与えないとする2℃の上昇を許容する為の数値に過ぎない。
そして低炭素社会といっても二酸化炭素の濃度は上昇し続けるという事にはかわりがない。
複雑な循環の中で近未来の環境を想像するのは非常に難しいことではあろうが 太陽の活動の強さの増減に依存した数値を差し引いたところでの温暖化は確実に進行し続け 環境のすさまじい変化は到来する。
石油が化石燃料であるにせよ、石油が「無機由来」にあるにせよ 循環の外に閉じ込められていた鉱物資源を経済活動とともに 循環の中に大量に放ち続ければ 大気の温室効果が上がる弊害だけでなく 遅れて海水の二酸化炭素濃度上昇まで行き着けば それの可逆性を自然に任しもとに戻すには ありとあらゆる人間活動、経済活動を停止したとしても 猿人が現生人類に進化する時間を必要とするということは容易に想像できる。
自ら膨張し環境を食い散らかした人類に残された手段 荒廃した環境の中に子孫を残す知恵としては レミングやイナゴのように一気に個体数を1/100以下に減らす手法のみであり 実は我々人類はそれに気づいてはいるのだが それはかなり難しく 人間の性に集団自殺的DNAのプログラムはされておらず 本能からすればそれは想定外のことである。
人間活動を非効率にし 生産活動を停滞させることが最大の二酸化炭素排出増加の防止策であるのだろうが 現在の個体数のまま自然にある使いにくい素材を取り入れ効率を落とす 木目にそった縄文的生き方を 身の回りの自然に配置することは不可能であるのだが この期に及んでまだ少子化を心配しているもであるから 破滅への加速に歯止めはかかりそうもない。
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