24【書籍】台湾関連
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【台湾周辺】というシリーズにしたら こりゃあブログネタ不足をおぎなえると思いつき 【台湾周辺の本】ということなら何冊もプールがあるということで いつの間にか第二回。 夜明け前の中国の作者 陳舜臣さんは90歳でご健在 神戸出身で日本に帰化されていて 以前は本籍を台北にされていた台湾人。生まれも育ちも日本ということ。 wikipediaによると【1941年大阪外国語学校(現大阪大学外国語学部)印度語学科に入学、印度語(ヒンディー語)とペルシア語を専攻する。一学年下に司馬遼太郎(蒙古語科)】とあり司馬さんとは同窓。ヒンディー語やモンゴル語を専攻したなかから 日本の誇る偉大な作家が出たとは 外国語を学び語学脳を鍛えることが日本語文章の役にたつ場合もあるのか まあ天才の類なのでしょうね。 さてこの「夜明け前の中国」、太平天国の乱から日清戦争までの まさに夜明け前の中国の歴史がかかれていて 洪秀全という教科書に出てくる名前程度しか知らない私には 面白くって通勤途中3往復で読み終えた。太平天国の支配地域は福建や広東の周辺ということもあり 拝上帝会とともに反清復明を掲げた天地会が太平天国の乱の構成であって、この天地会が台湾の歴史にも顔を出すこともあって 台湾オタクの肥やしになった。 |
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伊波普猷著 沖縄歴史物語は確か沖縄空港で購入した。 伊波普猷は沖縄学の父にて民俗学の巨人であるのだけれど そんなことを知らずに手にした。 沖縄の歴史は北に位置する大和と西にある支那に政治的に大きく関わり研究されているのだけれど 東のポリネシア及び一番近い南に位置する台湾との関わりは実に希薄であって 動植物の分布のブラキストン線は台湾と先島との間には敷かれることはないが 人文地理的にはあまりに 内地と支那との近世の関係が濃いのか 興味を持って台湾と沖縄の関係を探る私のような人間には面白みも失うほど 学問の世界にその関係を記述しているものはなく 既に人種的関係においてはブラキストン線が確定されているのを裏付けるように期待以上のものは出てこない。 北方の日本と西方の支那との関係式においては 相似的に沖縄と台湾は 沖縄より数百年遅れて歴史に関係式が成立た その共通性は興味深くこの本は台湾史を学ぶ上で必読。 沖縄と台湾は 近代の国際法によって領土を確定していく大国の作法に基づき日本と支那へ台湾で起きた牡丹社事件を契機に線引きされたわけだけれど 日本人は沖縄人の国琉球国が当時人口にして100倍多い朝鮮よりも国家として格の高い冊封を受けていたことを考慮しない琉球処分をしたことが今につながる沖縄問題につながっていると自覚すべきではないだろうか |
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共に死は米国で迎えたがTVでは大々的に報じられていた覚えがある。 50年近く幽閉され米国に出国する直前 NHKが北投でインタビューしたのが 1990年 NHKスペシャル「張学良がいま語る〜日中戦争への道〜」で見た覚えがあり 当時の日本軍をそれほどきつい言葉で糾弾し批評していなかったことと 昭和天皇にたいしては悪い評価をしていなかったのが印象的だった。 そのNHKのインタビューの20年前に書かれたのがこの本で著者の松本一男氏は台湾生まれの湾生 NHKスペシャルのインタビューに出てくる張学良の世に出た実像と松本さんが描く張学良があまり変わらず 教会で出会った老人である張学良らしき人物に語らせるかたちでこの本がなりたっていているのだけれど この老人が張学良であったことはフィクションのようにまとめているが 実際に会って取材したかどうかはなぞのままというのも興味深い。 張学良が蒋介石を逮捕してまで行った国共合作なぞばかりだが 蒋介石が日本軍との戦争をとことん避けていたことがよくわかる 西安事件がなければ 蒋介石は抗日にいつ方向転換していたのだろうか? 日本軍が図に乗り蒋介石との戦いに戦線を拡大させなければ 中国共産党は生き残っていただろうか・結局 毛沢東がのちに語ったように 日本軍のおかげで 国民党軍は疲弊し中共が勝利し 漁夫の利的に中華人民共和国が誕生することになる。まあ国民党が中国大陸で信頼を失っていく速度からすれば 遅かれ早かれ今の形になってはいただろうけれど 仮定の話をしても意味がないか。 さて 張学良が何を根拠に50年も幽閉されていたか考えたこともなかったがこの本に そのことが書かれていた。 【1936年の軍事法廷で 裁判長李烈鈞は 張学良に有期徒刑十年に処するが 同時に特赦要望書を提出、同判決を破棄して直ちに被告を無罪にすべきであると 蒋介石軍事委員長に上申し 1937年1月5日 蒋介石はこの要望書どおり 特赦令を発布して張学良に無罪を宣告したが「張学良の身柄を 当分のあいだ軍事委員会にうつすこととする」と付帯但し書きを発表】 なんと 一応「無罪」という建前で「身柄を 当分のあいだ軍事委員会にうつすこととする」ということを根拠に50年間軟禁とは 蒋介石の張学良に対する恨みというものは なんとも恐ろしいものでありますのー |
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特に何もなく ブログは日記なのでこれでその日は終わり。 これでは申し訳ないので以前ブログ友のOさんから頂いた「中国東北事始め」を中国繋がりで台湾とは関係ないけど記事に。 台湾の餃子といえば水餃子 一般的に中国でも同じ 焼いて食べる餃子は台湾にないこともないけれど 餃子とは形も違うので 正確には焼き餃子はないわけだ。 じゃあ 日本の焼き餃子はどこから来たかといえば 満州からで 満州族の食べ方に近いとのこと 「日本のそれは 満州からのひきあげ者、とくに満州に派遣された第14師団司令部のあった宇都宮を中心に、ひろまったものである・・・」 『宇都宮の餃子』ってのはそんな歴史の産物なのですのー そんなことが書いてあるこの本はなかなか面白かった。 |






