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国会で「天皇制」を議論せよという愚
まず最初に、大方の批判を重々承知の上で畏れ多くも天皇陛下もまた戦後史観に囚われているのかという疑問を提起したい。 昨年8月の天皇陛下の退位のお言葉から今に至るまで様々な論議がなされている。 一番いけないのは、そのお言葉を政治利用しようとする左翼の面々である。 その連中は天皇陛下に戦後史観があるかのような表現で政治利用しようとしている。 一昨日の記事「天皇譲位問題で憲法に仕込まれた毒が回ってきた」の対極をなす論説をその例としてご紹介する。 ⇒東洋経済オンライン(2017/2/2) 天皇の「問題提起」は国会で議論されるべきだ 保守派論客は天皇が示す天皇像に否定的だが 薬師寺 克行 :東洋大学教授 天皇陛下自らがメッセージを発し国民的な関心事になった「天皇の生前退位問題」だが、首相官邸の進め方や「有識者会議」での議論を見ると、天皇陛下の意向と政府の方針には大きなギャップがあるようだ。 政府は天皇陛下の意向とは切り離した形で特例法を制定し、一代限りで生前退位を認める方針だ。天皇陛下の意向が法案に反映されることは「天皇は国政に関する権能を有しない」と定めた憲法に違反するというのが理由だ。それでは天皇陛下がなぜ退位を決断したかという本質的な問題が広く共有されないまま、「生前退位問題」は形式的には法案を作成する内閣や特例法を成立させる衆参両院による「天皇の引退」に終わってしまいかねない。 側近らの慎重論を振り切ってまで生前退位を決断した天皇陛下の真意はどこにあるのだろうか。2016年8月に公表された「象徴としてのお勤めについての天皇陛下のおことば」を改めて読んでみると、天皇陛下の真意が、単に高齢になったから引退したいというような単純なものではないことがわかる。 (中略) 【日本国憲法下の在り方のほうが伝統的】 また、天皇陛下が示した新しい天皇像には大日本帝国憲法下における天皇像に対する否定的な意味も込められている。天皇陛下は2009年4月、結婚50年に際しての記者会見で次のように発言した。 「象徴とはどうあるべきかということはいつも私の念頭を離れず、その望ましい在り方を求めて今日に至っています。なお大日本帝国憲法下の天皇の在り方と日本国憲法下の天皇の在り方を比べれば、日本国憲法下の天皇の在り方の方が天皇の長い歴史で見た場合、伝統的な天皇の在り方に沿うものと思います」 現人神として崇め奉られ、政府や軍の最高幹部ら一部の人たちがその権威を政治的に利用し、国民が想像すらできない遠い空間に存在していた旧憲法下における天皇像は、天皇の歴史を振り返ると例外であるとしているのだ。 (中略) 興味深いことに天皇陛下が示した現代の天皇像に対し、伝統的に天皇制を尊重する保守派が概して否定的な反応を示し、逆の立場の人たちが肯定的という逆転現象が起きている。 政府が設けた「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の専門家に対するヒアリングで保守系の専門家からは公的行為に積極的な天皇陛下の考えに否定的な意見が相次いだ。 (公的行為に否定的だというのは朝日新聞独特の捏造である) 「天皇は民族の永生の象徴だ。外出が不自由になろうと、陛下が在位のままゆったりとお暮らしいただき、宮中で「とこしへに民やすかれ」とお祈りいただく方がありがたい」(平川祐弘・東京大学名誉教授) 「同じ天皇陛下がいつまでもいらっしゃるというご存在の継続そのものが国民統合の要となっている。ご公務をされることだけが象徴を担保するものではない」(大原康男・国学院大学名誉教授) 「一番大切なのは、国と国民のために祈り続けて下さることだ。天皇陛下は最後まで国民の目に見えるところで象徴天皇としてのお仕事をしたいというありがたいお心だが、宮中で国と国民のためにお祈り下さればそれで十分なのだ」(渡部昇一・上智大学名誉教授) 「天皇はいて下さるだけで有り難い存在だ。天皇に求められる最重要のことは、祭祀を大切にして下さるというみ心の一点に尽きる。その余のことを天皇であるための要件とする必要性も理由もない」(櫻井よしこ氏) 【天皇陛下の考えと保守派の論理は異なる】 これに対して天皇陛下の考えを評価する側からは、保守派の論理への批判が出ている。 「天皇は存在されるだけでは天皇が象徴であるということに多くの国民の賛同を得ることはできず、長く続くためには国民や社会の期待に沿うあり方が必要」(園部逸夫・元最高裁判所判事) 「天皇は存在されるだけで貴いとか、御簾の奥で祈るだけでいいとまつりあげることは、かえってかつてのような神格化や政治利用につながるおそれがある」(岩井克己・朝日新聞皇室担当特別嘱託) 天皇陛下は存在するだけで意味がある、お祈りするだけで十分だ、などという考えは、旧憲法下における天皇像を理想とするいささか時代錯誤的な発想であり、今の日本において広く国民に共有されるとはとても思えない。そのためにも単に「高齢だからお気の毒だ」というレベルにとどまらない天皇像についての深い議論が展開され、建設的な「国民の総意」が形成されるべきであろう。 (中略) 落ち着いた空気の中で深みのある審議がなされることは望ましい。しかし、政府と議会が歩調を合わせ、天皇陛下の意思とは無関係に淡々と審議し生前退位を定める法律を成立させてしまうことになれば、せっかくの問題提起は無視された格好になってしまう。 たとえ結論が同じであっても、国会審議の過程で現代日本における天皇制の意味やあるべき象徴天皇像が内閣と議会の間で、あるいは与野党間で議論され、それが報じられれば、国民の関心が高まり天皇制の意義が再認識されることにつながるだろう。 ここはぜひとも国会の奮起を期待したい。そうでなければ特例法は単なる「天皇引退法」になってしまう。 (引用終わり) 正しい歴史観も無い議員達が国会で「天皇制の意義」を論じても無駄である。 たびたび言うように「天皇制」は共産党用語であり、「天皇制」などという「制度」は日本にはないのだ。 まず、この一点だけでも筆者は落第。 次に、表題の「天皇の問題提起」も間違い。 それを言うなら天皇陛下または陛下である。 なぜなら天皇陛下ご自身を意味する用語として使っているからである。 ただし本文では「天皇陛下」を使用している。 筆者は陛下も政治に関与せよと言っているのであり、明らかに現行憲法に違反している。 明治憲法を否定し、現行憲法を死守しようとするリベラル左翼が現行憲法を犯すという自己撞着は嗤える。 筆者を調べると・・・ 薬師寺 克行(やくしじ かつゆき、1955年 - )は、日本のジャーナリスト、政治学者、東洋大学教授。 岡山県生まれ。1979年東京大学文学部卒、朝日新聞社に入り政治部記者、政治部長・論説委員、『論座』編集長など。2011年東洋大学社会学部教授(ウィキペディア) さすが元朝日新聞政治部長・論説委員。 彼らが日本を駄目にしたことは慰安婦捏造問題でも明らかである。 朝日新聞の反対のことをすれば間違いないという永遠の哲理はここでも証明されている。 リベラル左派のいうように天皇陛下が明治天皇や昭和天皇を否定し、戦後史観に囚われているとしたら大問題である。 ましてやそれを後継する皇太子が雅子妃とその父親の影響で戦後史観を引き継ぐとしたら日本の未来は真っ暗である。 戦後史観に囚われていないと見える秋篠宮への保守派の期待が高まる所以である。 *************************************
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天皇譲位問題
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