陰陽五行術。。総論。。(・_・)

東洋学思想の中核である陰陽五行論についてです。思想優先でややこしくてすいません。

味(五味)

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東洋学では味を大きく5つに分け、食事のあり方について説いています
世の中でもっとも好まれることの多い味は「甘味」で
「甘酸っぱい」「甘辛い」「あま苦い」「甘塩っぱい」と
甘味が入ると何となく落ち着いて口に運びやすい味となります
「すっぱ辛い」「辛苦い」「塩苦い」「辛酸っぱい」
などは少しマニアックで中には好まれる方はおられるかも知れませんが
「辛酸を嘗める」といえば「辛い」事をあらわしたりして
大変刺激的になる事が多いと思います
そういう意味でも甘味は全体を繋ぐ味であり
「旨味」もそういう役割をします
甘味には身体を「緩める」働きがあるとされ、疲れがたまったときなど
「甘いモノが欲しくなる」というのも緊張を緩和する味として
昔から貴重な味とされていました
漢方生薬などには少し「苦み」や「辛味」があるモノがあったりして
子供には飲みづらく、大人でも嫌がる方が多いものです
「良薬は口に苦し」といいますがこれは味の苦さもありますが
本来は「修養は辛いもの」という事をいいたい例えで苦い薬は
良い物と誤認さす表現も多々見られますから注意が必要です
ですから甘いモノを嫌う人にとって、それは「苦し」になるわけです
人は身体や精神のバランスが崩れ出すとある味に偏ることがあります
以前食べられなかったモノが食べられるようになるのもその人の変化で
その事から色んな事が推測できます
現代は本来貴重でたまにしか食べることの出来なかった味「甘味」を
たっぷりと口に出来る社会になりました
それと共に体質の変化が起き、現在の私たちの身体や精神に色んな変化を起こしています
カロリーやミネラルを気にする方が多くおられますが
そういう数字の魔術のようなモノより、直感的な味の変化に気付く事の方が
私たちが本来備わっている自然の能力を活かせる場合もあります

秋の街を歩いているとイチョウの木を竿で叩きながら
銀杏をとっている人を見かけますね。
実を落とすのは結構ですが、足で踏みつぶし銀杏だけとって
歩道をべとべとにして知らんぷりするのは
やめて欲しいですよね。歩道が汚れることもありますが
匂いも凄いのが銀杏の実の困ったところです。
犬の糞を踏んだのに等しい感じがあります。
銀杏は炒りつけて食べても美味しいですし
素揚げにして少し塩をして食べてもホックリして
お酒好きの人のつまみになったりします。
一般家庭での食卓で登場することが多いのは
市販されている「茶碗蒸し」の中とかでしょうか。
なかなか家で銀杏を買って食べるかとなると「殻」を炒りつけたり
砕いて外したりする手間を面倒なので、最近は処理の仕方を
ご存じの方が減ってきているのではないでしょうか。
銀杏は漢方では子供に食べさせることを禁じた「小毒」
どちらかといえば老齢になってから召し上がるのが
いいと紹介しています。銀杏は頻尿予防の食材として
薬膳では使用していますから水分代謝に影響を与えます。
美味しいからといってあまり食べ過ぎると身体に影響が出ますから
気をつけなくてはいけません。

食というのは「おいしさ」が必要です。
現在の方が昔より食べ物が「美味しくなったか」
「料理が美味しくなったか」というと
各時代での価値にすれば然程変わりはしていません。
日本人が食の環境の変化の中で一番の過ちは「化学調味料の使用」ということでしょう
この事により自分たちが食べる料理に対する評価が低くなり、本来その要因となる
素材に対する評価がなくなりました。これは強制的に旨いと思わされる麻薬的なもの。
不味くなった野菜などの品質の劣化に気を止めることも無くなった結果
作る側の農業技術の衰退、化学肥料、農薬による土壌汚染によって出来ている変質した野菜に
気付かず現在に至っては年寄りが「昔の野菜は美味しかったなぁ」と
思い出すぐらいのことです。「化学調味料」の特性は「うま味」ということから
「化学調味料」といえば聞こえが悪いので「うま味調味料」と名称を変えました。
人が食べ物を選ぶときに一番の評価は「美味しい」ということで「うま味」です。
薬膳の「五味」のうち「うま味、甘味」は味の中心になり
「甘い」と書いて「うまい」といいます。ですから「うま味」と「甘味」は
陰陽の関係となります。甘味の代表は「砂糖」ですが昔は高価な調味料でしたから
甘味の変わりを素材からうま味として吸収するようになりました。
それが日本の場合は「出汁」です。「煮干し」「鰹節」「昆布」「干し椎茸」などの
乾物食材から煮出すという技術を発見しました。
しかし、高度成長にはいると家庭で出汁を引く暇もないといった環境になったのでしょう
これをきっかけに「化学調味料」が家庭で多用されるようになるのと同時に
食品会社が味の安定のため大量に使われるようになりました。
「甘味は疲れた時にはいい」と昔はいわれ、飴をなめたり、饅頭を食べたりと
昔の食生活の上では意味がありましたが、現在のように「うま味」が
溢れかえった時代になってはあまり意味をなさないばかりが、身体のリズムを
崩す五味となっています。ここ30年ぐらいの間に砂糖の使用量も10倍近くなり
それに伴う塩分も多くなり、その上に「化学調味料」が多量に使われた食品を口にしています。
「薬膳」では甘味は「皮膚」と連動し、肌に影響を与えます。
効能では「緩和」ということから身体をゆるめ体液の分泌に影響を与えます。
甘味は体内の熱をとり、冷やす働きを持ち多く食べれば胃腸の働きを害すと考えられています。
体内で保てない熱は外に放出され身体の外壁である「皮膚」に熱を持ちます。
皮膚は乾燥し、ひどければタダレを生じます。いわゆるアトピーです。
アトピー自体はこれがすべての要因ではありませんが、少なからずとも影響はしているということです。

hatsukoさんご丁寧なコメントありがとうございます。
コメントの欄に書き込みが出来ないので本文に書き込みをします。
「文化という物は風土に帰属する」というのは薬膳の「身土不二」の考え方ですね。
これは似たものでいえば「郷には入れば郷に従え」ですね
これはその国に入ればその国の風習に従う方が円滑に生活をしていけるという事を例えたわけですが
さらに身体のことに特化したものが「身土不二」
その土地の日照、湿度、風、気温などの様々な環境の中で生きていく場合、同じ環境で育った食物を
食べ、その土地の水を飲む事が身体に優しいという考え方です。
その風土に生息する生き物はその空間で必要なものを身体に蓄えようとします。
ですから大きな意味では地球上で生きるためにはその環境に適合しているものだけが
生存できるという事になります。昔は今のように食品の流通もさほど無く、出来ない状態
ですから必然的にある程度の生活圏内での食料の確保という事になります。
人が今ほど大きく簡単に移動できるようになったのはここ数十年で今ほどの急激な生活場所の
移動は無いわけですから体質もその土地にあうように少しずつ変化していきます。
「体質(くせ)」といわれるものですね。人や生き物は生存確率を上げるため免疫力をつけ徐々に
より強くなるように進化していったのでしょう。そういた状態で色んな生き物と人種の区別に
なったわけですね。そういう変化の時間の流れからいえば、ここ数十年の変化は急激すぎるわけです。
それは「衣、食、住」の三大要素全てといえると思います。ですから本来ならば食べ物だけでなく
生活環境全体の変化での評価をしなくてはいけないのです。
ただ、食べ物だけが身体の中に取込み影響の大きな作業です。問題は変化することが悪いのでは
なくその時間経過です。今は急に色んなものが多くなり過ぎました。豊かであることは良いのですが
それと同時に失うものが沢山あるわけです。それに対し不満を言わなければ良いのですが人の欲には
限りがありません。その結果、影響が出始めているのが今という事でしょう。
前回に記した内容の趣旨は食を通じ昔の風土、風習を知ることで捨てて良いものと
悪いもの区別をし、変化を見つめ直すことが何よりも大切な事という意味です。
東洋学は精神と身体の両立を考えています。その中間のバランスをとることが大変難しいわけですが
そんな時に偏りを気付かせてくれる学問でもあります。
「一長一短「是非」は時代が決めるところがあり大きく左右します。しかし根本的な「良し」「悪し」は
歴史が物語っているところもあり、風習として残っています。
行き過ぎは争いや苦しみを生むことが多いものです。そういった事がないよう
冷静に「中道」に導くのが陰陽五行です。

今、食育について自称専門家の人がセミナーと称し子供達に
食べ物の味の訓練をしています。味という物は大変重要な物ですから
子供だけでなく、親も同調できる環境で食を考えなくてはならないからです。
食事という物は文化であり、現代の人が美味しいとかいう物は
作物を本来の野菜の味から改良している物が多く、
本当にそれで良いのかという事になります。
それに海外の料理は本来日本の文化には無かった物ですから
そういった物を教え込むことが本当の食育になるのでしょうか?
とは行ってもその正当な領域に入る料理の経験になる人といえば
高齢者という事になり、その方達が最後の郷土料理の伝承さとなります。
残念ながら高齢者は身体も弱ったり、そういう機会もあまりありません。
そういった文化を子供達が知っていく事は子供達の自分の人生感においても
人間形成に大変良いことと思います。
「代々の味をつぐ」という事は現在の個人主義の社会では拘束感を連想するかも知れませんが
食卓こそが自分のルーツの誇りになる場合になります。「血」は「水」よりも
濃いいといわれるように、親の食べ物、体質をみて自分の健康の管理に役立つことも
あると思います。

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