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※104回目の文章はとても長くなってしまったので4つに分けて載せてます。

104 (1/4) から読んでください。これが104 (1/4) です。
(短い章が全部で15章あります。)
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いじめの話をします。

「人はなぜいじめをするのか」を考えました。

いじめがなくなる手掛かりになれば、と思います。

長い文章になってしまいましたが雑には書けない内容なので仕方ありません。
では、はじめます。


104 ◆いじめ・練習・北斗の拳・必死・本音◆
(1/4) 『いじめは技』


●① 《子供たちはとりあえず真似をする》


子供たちは
「この変わった世の中で生き延びるために必要なことを習得しようとしてる」
のです。

でも、何が必要なことなのかよくわからないので
とりあえず、大人のやり方を真似して
「試している」
のです。

いじめ もそのひとつなんだと思います。

「いじめは練習」なんです。

子供たちは、いじめを
「この世の中を生き抜くための大切な技術のひとつ」
だと認識してるんです。

脳が無意識にそう認識してるんです。


●② 《大人が見本》

脳には進化の過程で培った生きるためのノウハウがあります。
そこには、「とりあえず大人のマネをして覚えろ。」
って書いてあります。

子供たちにとって大人たちは、「見本」です。
この見たこともない世界でうまく生きている「見本」なのです。

この初めて見る世界で
「自分が何を習得すればいいのか」、
大人たちを見て覚えていきます。

人間社会の中での「ふるまい方」
大人の真似をして覚えていきます。

大人をよく観察し、真似て、
そして、
とりあえず覚えたそのやり方を使って友達と関係してみて、
問題が生じないか、確認しながら、
「試している」
のです。

「大人たちはどうやら、こんな方法で世の中を生き抜いているようだ。
よし、真似してみよう。」

「問題が生じたら、その都度修正して、
早く世の中を生き抜く術を習得しよう。」

「もし、練習が必要なら、練習しよう。」

そんな感じで、人間の子供達の脳は
大人たちの実践している「生き抜く術」を一生懸命覚えようとしてるんです。

その「生き抜く術」の中に
「いじめ」も含まれているんです。


●③ 《怒るという方法があると知る》

例えば、騒いだりしたら大人に怒られます。

怒られるというのはつまり、
「怖い思いをする」ということです。

子供たちは大人に捨てられたら死んでしまいますし、
強く叩かれても死んでしまいます。
長い生物の進化の過程で、脳はそのことを知っています。

怒られている時、
子供たちの脳は
「やばい、死ぬかもしれない状況だ」
と感じていることでしょう。

脳は、死ぬかもしれない恐怖を避けるために、
「騒ぎたい気持ちを抑える」ということを覚えるでしょう。

その時、脳が覚える事はもうひとつあります。

大人に怒られた時に、子供たちの脳が覚える事。
それは、
「人に言うことを聞かすためには、怒って怖がらせればいいんだ。」
ってことです。

この世の中において、
この社会において、
行動のひとつ、やり方のひとつに、
「怒るという方法」っていうのがあるんだ、
ということを知るんです。

「怖がらせて言うことを聞かす、という方法がある」
ということを知るんです。

(まぁ、動物たちの「威嚇」と同じかもしれませんね。)

子供達は、「騒いではいけない」というしつけの内容も覚えるでしょう、しかし同時に、
その「しつけのやり方」もしっかり覚えるんです。

脅すようなやり方でしつけをすれば、子供達は
「脅すようなやり方」を覚えます。
「人を怯えさせて操る方法」を大人たちから学びます。


●④ 《大人は遠回しに威嚇する》


イヤなことだけど、
実際にこの社会は
「怖がらせることが力になる社会」なんです。
「怖がらせることが権力になる社会」なんです。
「権力が役に立つ社会」なんです。

実際に大人たちは
この怖がらせる「技」をとても頻繁に使います。

子供をしつける時だけではありません。
大人たちの人間関係の中でも使うのです。

その時には、
ちょっとオブラートに包んだ、回りくどい、いや〜な怖がらせる技を使います。
はっきり威嚇と思われないような遠回しなやり方です。
それは、
「いじめ」に近いものです。
「いじめをアレンジした技」
です。

「なんだそれは?」って思う方もいるでしょうし、
「わかるな〜」って思う方もいると思います。

すいませんけど、
この話はちょっと後回しにします。


●⑤ 《もしも北斗の拳の世界なら》

もしもの話をします。
漫画の「北斗の拳」の話です。

荒れ果てた世界の話で、
腕力の強い無法者達が弱い村人達を襲って食料を奪ったりする世界です。
その無法者達は実は雑魚で、裏にはもっと強い敵がいて、雑魚達を従えてます。
そんな設定の話です。

もしこの世界がその「北斗の拳」のような世界だったとしたら
子供たちはきっと
拳法を習得しようとするでしょう。

なぜなら、その世界では拳法が生きる上で役に立つからです。

北斗の拳の世界では、
無法者がいっぱいいますが、銃とかはあんまりない世界です。

自分や家族を守るために必要なのは
無法者たちに殺されないための
腕力と格闘技術です。

それがないと死にます。
あの無法者たちに殺されます。

拳法が役に立つんです。
なので、子供たちは拳法に憧れ、
拳法を学ぶでしょう。

あの世界では
拳法が「生きていくための力」になるんです。

でも、
この考えは、きれいごとです。
「あまい」です。

「北斗の拳」の世界においての「生き延びるための方法」は、
実は、
「あの無法者たちの生き方」なんです。

弱いものをいじめて、怖がらせて、殺して奪い取り、
強いものにはへつらう。というやり方です。


このやり方で、あの世界を生き延びてるんです。

それは、
「悪」かもしれません。
「悪」かもしれませんが、善悪はとりあえず関係ないんです。
なにせ
彼らはそうしないと「死んで」しまうんですから。

弱いものから水と食べ物を奪わないと死ぬし、
強いものにはへつらわないと殺されるんです。

善悪はとりあえず、関係ないんです。
その世界で生き延びる方法を早く習得しないと死ぬかもしれないんですから。

善悪以前の話で、
それは「方法」なんです。


●⑥ 《いじめて奪い取るのは「権力」》

で、ありがたいことに、本当にありがたいことに、
この世界は「北斗の拳」ほどひどい世界ではありません。
少なくとも日本は、「北斗の拳」よりはるかに平和な世の中です。

でも、それでも、
「いじめというやり方」が
役に立ってしまう世の中なんです。


「弱いものをいじめて、怖がらせて、殺して奪い取り、
強いものにはへつらう」
というやり方です。

現実の世界でいじめっ子が奪い取っているのは、水や食べ物ではなく、
「権力」です。

いじめという「技」を使えば、「権力を得る」ことができます。
権力があれば生きやすくなる。
そういう世の中なんです。


「いじめが役に立ってしまう」
そういう世の中なんです。


●⑦ 《あからさまないじめは減っていくけど、、、》

「いやいや、いじめてる人には制裁が下るだろう!
いじめっ子は結局罰を受けることで損をするから、
いじめはこの世の中では役に立つものじゃない!」
って、思う方もいるでしょう。

はい、そうです。
たしかに、「あからさまないじめ」は
大人になるにつれて、少なくなってきます。


「あからさまないじめ」をすると、
怒られたり、周りの人に嫌われたりと、
損をすることが多いので、
大人になるにつれて、しなくなります。

そのかわり、
「他人に咎められることがなく、損をしないいじめ」
移行していきます。

「他人に咎められることがないいじめ」には
2種類あります。
「バレないいじめ」
「みんなに「いいこと」だと認知されているいじめ」、
この2つです。

「バレないイジメ」から説明していきます。


●⑧ 《バレないいじめ》

今の世の中は、暗に、
「いじめは、ばれないようにやりなさい」と
教えているように僕には感じれてしまいます。

この前だって、ニュースで見ました。
校長や教育委員会が、いじめを隠そうとしていました。
そんなニュースを見れば、
「そうか、いじめは隠せばいいんだな。」
「いじめを隠す方法を覚えなくちゃいけないんだな。」
「そうすれば、教育委員会や校長のような偉そうな地位の人間になれるんだろうな」
って、そう子供たちは感じるでしょうね。

子供たちは
「いじめを隠すこと、バレにくくすること」
を試行錯誤するようになります。

「問題にならない程度のいじめはどのくらいか」を
さぐりながら、
「ギリギリのラインをさぐるようにいじめ」るようになります。

それから、「告げ口さればいように、口止めをする」
なんてこともします。
これも大人の真似でしょうね。

そして、
子供たちは大人になってくると、
ついに、
「相手にすらバレないいじめ」
を習得していきます。

オブラートをかけたような回りくどい言葉遣いを駆使して
もちろん手を出すようなあからさまなことはせず、
間接的なやり方で
相手をおとしめ、怯えさせ、
相手の心を自分のいいように操ろうとします。

直接的なことはしません。
目つきだけで相手を
馬鹿にしたり、あざ笑ったり、怖がらせたり、
空気だけのいじめだってあります。
特定の人を貶めるような雰囲気を作っていじめる。
言葉の端々に小さな脅しをちりばめたり、
強い口調やバカにした口調を駆使していじめます。
表情だけでいじめることだってします。

やられた相手は、
「なんか嫌な気がするけど、怒ったらこっちが悪いことになるし、
もしかしたら、私が気にしすぎなだけかもしれないし、、、。
でも結局なんか、言いくるめられてしまったなぁ。」
なんて、気持ちになってるでしょう。

このような「微妙な雰囲気のいじめ」なので、
第三者からは咎められません。
イヤないじめです。
「相手の立場を自分より貶めることを目的とした技」です。
「罰を受けることなく人を操る技」です。

そして、
この技を習得した人間が次に考えることはこうです。

「これは当然の自分の権利だ」
「俺の方が偉いから当たり前だ。」
「悪いとしたら、あいつの方だ」
と、このように思い込むようになります。

「私がしてるのは、世の中で言われてるあの悪いいじめとは
違う行為だ」
と、思い込もうとしていきます。

ついには
この「微妙な雰囲気のいじめの技」を
自覚なくやるようになります。

イヤですね。。。

イヤですけど、、
でも、
でもでも、それも、
その人が必死になって習得した、
「この世の中を生き延びるための方法」なんです。

繰り返しますが、
善悪の前の問題なんです。
「このヘンテコな社会で生き延びれるかどうか」の死活問題なんです。
少なくとも、いじめっこ本人の「脳」はそう認識してるんです。
生物学的にそうなんです。

「だから、いじめはいいんだ」と、言っててるんじゃないです。
「かなりややこしい問題なんだ」と言いたいんです。
「いじめは悪だ!よくない!」だなんて、簡単に否定しないで、
「いじめは相当ややこしい問題である」という事実をまずは肯定して欲しいんです。


※104 (2/4) へ続く →http://blogs.yahoo.co.jp/nishimiyahainezumi/53184065.html

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