にしむく日記

他人に影響を与えるのが仕事。けれども、制限された時間と枠を超えてもなお、それをしようとする人は、自覚のない病にかかっている。

<教員制度改革>「試用」3〜5年 新卒は准免許 自民検討

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130414-00000014-mai-life

個人的に感じた問題点というか、スルーされてる?と思うことが2つ。


これ、実際に働いてる教員をあんまり「人」としてみなしてないのが欠点。
フレッシャーズたちは、なりたくて教員になるわけだから、
研修を受けながら現場にでると、伸びるんです、必ず。
だって、学生から社会人の生活に変わるだけでも
自分が変化しないとやっていけないわけだから、伸びしろが大きい。

その、社会人として最もイキイキした3〜5年間をインターンにあてるってことは
「半人前」=「いつでも首来られる」立場になる。
はっきりいって、人間相手ですぐに結果の見えない教育に携わろうと思うと、
自分の身分がぐらついてたら「保身」にしか興味が持てなくなる。
本気でものが言えなくなる。
こわい保護者、影響力の強い上司にしか従わなくなる。
ご都合主義の思考回路が形成される。

「人」はもちろん資源なわけだけど、
あくまで人は人。
研修や制度で質を上げるのは必要だけど、
飼い殺しみたいな制度は、教員のこのさき10年20年の伸びしろを奪う気がする。



もう一点、気になったのが、
教育の質の低下=新規採用者の質の低下 ばかりじゃないってこと。
確かに倍率の低い採用試験は、目の粗いザルです。
ばらばらと、不揃いな粒も通過するかもしれません。
でも、いまの研修や現場での仕事で、ある程度磨き上げられていく。
現場での拘束時間は12時間〜16時間は当たり前なので、
それだけでも「この世界」に浸らざるを得ないため、自然と馴染んでいく。

忘れられているのは、
働かないベテランの存在。
「若い時はなんでもやったもんよ。だから若い人、がんばんなさい!」
って言いながら定時に帰っていく人々。
仕事をチームでやるという計画にはなっていても、
従わない人々。
「私はこのやり方が一番だと思う。」と言い切って、
子どもに合わせられなくなった人々。
「そんな子どものことばっかり考えてたら、主導権が握られちゃう。」
といって、効率重視に偏っていく人々。
その結果、ベテランが学級崩壊を招くケースも少なくない。

たしかに、多忙極まる教育現場で、たくさんの経験を詰んだベテランが言うことに
ウソは一つもない。

だけど、それだけが正解でもない。

ベテランの中には、仕事ができない&しないけど
「辞めさせられる程でもない」って人がゴロゴロいる。

本当に、新規採用者だけをしごいて、
この部分の人たちを放っておいても教育の質は上がるのか。
免許更新なんて、更新料でお金が儲かるだけであって
質の向上とは縁がない内容です。


現場を変える権力を持った人が、現場に居ないことは当然です。
だって身内が身内を切れないから。

でも、ただ振り回すだけになったり、
「論点、そこ?」っていう内容で制度が変わってしまっても、
現場だけでは失うものを回復できません。


なんでこんなことになるんだろう。



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