地球温暖化の真実を探して

地球の温度を人為的に変えられるのか?

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温度とCO2の時間のずれ

以前ノルウェーの研究グループの論文 (Ole Humlum et al) について述べたことがある。温度の変化がCO2の変化より9.5-12ヶ月先行するというものである。その論文の全文がダウンロードできるのでやや詳細に紹介したいと思う。
 
この論文で使われた全てのデータはインターネットでダウンロードできる。1980年1月から201112月までのCO2のデータに加えて、地表温度、海面温度、大気圏の温度が含まれる。これらのデータをダウンロードしてExcelでファイルを開けば誰でもデータを比較的簡単に処理できるはずである。
 
1.     CO2 globally averaged marine surface data:  
2.     HadCRUT3 monthly global surface air temperature:
3.     HadSST2 monthly global sea surface temperature:
4.     UAH monthly global lower troposphere temperature (accessed March 11, 2012):
5.     Goddard Institute for Space Studies, GISS:
6.     National Climatic Data Center, NCDC:
7.     Individual station atmospheric CO2 records from Earth System Research Laboratory, NOAA:
8.     Carbon Dioxide Information Analysis Center, CDIAC:
9.     Global Volcanism Program, GWP:
 
過去の時代については、氷床コアに含まれる同位体と、気泡中の大気を分析することによって気温と二酸化炭素の関係を調べることができる。氷床コアの分析から温度の変化が 800 年先行しその後 CO2 が追従して変わることがわかっている。
 
1975年以降は、温度とCO2が上昇している。人為的な温暖化説によると温度がCO2の変化に追従して変化するはずである。この論文では1980年1月から201112月までの12ヶ月の平均が比較された。どのデータについても温度とCO2には良い関係が認められた。しかし、どれもCO2の変化が温度の変化より遅れていた。海表面の温度に対しては11–12 ヶ月、表面温度に対しては9.5–10 ヶ月、対流圏に対しては9 ヶ月遅れていた。下図は例である。
 
イメージ 1
Fig. 1. 1980-2011年における、月ごとの大気のCO2 (NOOA; green),海表面温度 (HadSST2; blue stippled)、地球表面温度(HadCRUT3; red)の変化。
 
イメージ 2
Fig. 2. 12-ヶ月平均のCO2 濃度 (NOAA; green)、海表面温度 (HadSST2; blue)、地球表面の温度 (HadCRUT3; red dotted)の変化。上図は例えば(January 2000 - January 1999)、一方下図は (過去12ヶ月ごとの差)
 
さらに次のことを結論づけている。
(1)海表面温度とCO2の関連性が最も大きい。
(2)温度は海水温度、地表面温度、対流圏の温度の順に変化する。
(3)海水温度の変化が1980年以降のCO2変化に大きく関与している。人為的に排出されたCO2 は観測されたCO2変化に余り影響をおよぼさない。
(4)大きな火山爆発のあとはCO2を減少させる効果がある。恐らく火山から排出されたガス、塵による冷却効果に関連している。
(5)1980年以降の温度の変化が、大気中のCO2変化をコントロールしているものと考えられる。
 
温暖化の人為説に関心のある人々はCO2が温度の変化に追従して変わることを謙虚に受け止めるべきだろう。
 
イメージ 3
 (過去8000年から現在までのプロキシデータによると、西グリーンランドでは大気中のCO2濃度と温度に関連性はないという。)

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