地球温暖化の真実を探して

地球の温度を人為的に変えられるのか?

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1930年代、アメリカのグレートプレーンズでダストボウルと呼ばれる砂嵐が頻発した。第一次世界大戦後、農家は利益を得るため、土地は過剰にスキ込まれ草が除去された。肥沃土は曝され、土は乾燥して土埃になり、それが東方へと吹き飛ばされた。離農する人々が増え、多くの土地が捨てられた。こうした耕作放棄地が乾燥し、さらに砂嵐の発生源となった。
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アメリカではダストボウルが頻発した1930年代に何度か熱波が観測されている。そして、1998ではなく1934がこれまでの最高気温が観測された年だとされていた。ところが、下のアニメーションgifに示すように、GISSのデータが書き換えられていることが2007年に分かったのである
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ここで、地球温暖化問題を科学から遠ざけた第二の人物が登場する。ジェームス・ハンセンである。ジェームス・ハンセンはニューヨーク、コロンビア大学内にあるNASAGoddard Institute for Space Studies (GISS)のディレクターであった。2年前に引退している。1988年に上院の委員会の参考人として出席し、人為的温暖化が99%の確かさで起きていると証言を行ったことで知られている。
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GISSのデータはNOAAが管理するUSHCN(U.S. HistoricalClimatology Network)の実測値をもとにしている。地球規模のものがGHCN(GlobalHistorical Climate Network)であって、気象庁でもこのデータを気象庁のサイトに示している。これが、前回示したFig.18である。

1990年頃、高緯度、高所、遠隔地のGHCN観測点が除かれ、6000箇所から1500箇所へと減らされた。現在も除かれた観測点の多くは測定を続けているが、データは使われていない。下図で示すように、測定点の減少とともに解析された平均温度は上昇を示している。
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この取捨選択の問題に加えて、GISSではジェームス・ハンセンの主導によりデータが改ざんされたのである。2008年、Michael Mannホッケースティック曲線の欠陥を暴いたSteve MmcIntyreが、GISSの改ざんを指摘した。
地球表面の72%が海である。NOAAは、観測点の乏しい海水表面の温度を、まばらな測定点の内挿により推定している。GISSの結果はこれら三つの誤差、あるいは人為的な改ざんにより信頼度の低いものとなっている。従って、1880年からのGISS温度変化(Fig.3)、気象庁の世界の年平均気温偏差(Fig.18)は、信頼できるものではない。
現在160個以上の気象衛星が飛んでいる。地球表面の平均温度変化を表すものとしてはそのうちの二つのデータ、RSSUAHが代表的である。Fig.13RSSによる結果で示すように、気象庁のいう、昨年2014年の温度が1890年以来の最高気温だったということは誤りである。さらに、気象庁は“都市化による昇温が世界の平均気温に与える影響は、ほとんど無視できると考えられています。”というがしっかりした根拠を示す必要がある。RSSUAHについては海面表面温度が考慮されているが、NOAAの元のデータは地上の温度で、海面表面温度を如何に補正したかを明確に示さなければならない。それにしても、RSSUAHによる人工衛星による結果についても述べることは必須である。
現在、代表的な五つの地球表面の平均温度がある。GISSNOAAHadCRUT(イギリス気象庁管轄下のUniversity of East Anglia/Hadley Centre)RSSUAHである。前者の三つは直接測定したもの、後者の二つは人工衛星で遠隔操作により測定したものである。前者三つは上で述べたような問題がある。
人工衛星による観測の始まった1979年以降は両者の値を比較できる。たとえばUAH(Fig.24)GISS(Fig.3)を比較すると、GISSでは1979年以降の温度上昇がオーバーに調整されているのがわかる。ジェームス・ハンセンの責任は大きい。

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