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いじめ自殺の多発について
いじめ自殺の多発に、非常に心を痛めて居ます。この様ないじめが有る事自体に、深い
悲しみと怒りを覚えますし、真実を隠す学校や教育委員会に対して私が怒りを抱いて居る
事は言ふまでも有りません。特に、学校や教育委員会が、加害者を守る事ばかりである事
に強い憤りを抱いて居ます。そうした事について、言ひたい事は山ほど有るのですが、
報道を見て居ると、言はれて居ない問題も有る様な気がします。それは、こう言ふ事です。
いじめは、もちろん、許される事ではないし、学校や教育委員会の対応もひどい物です。
しかし、それでも、子供が自殺までする背景には、何か別の問題が加わって居ないか?と、
私は、思ふのです。いかにいじめがひどいとは言へ、子供が自殺までするのは、異常な事
です。そんな異常な事が起きるのは、自殺した子供たちが、極めて異常な精神状態に追ひ
込まれて居たのではないか?もっと言ふなら、鬱病に追ひ込まれて居たのではなかったか?
と思へてならないのです。個々の事例は、個別に分析されねばなりませんが、この可能性
にもっと注意が払はれるべきです。もし、自殺の原因に、いじめその物に加えて、自殺し
た子供たちの鬱病と言ふ要因が加わって居たなら、自殺の予防には、精神科的な配慮が必要
に成ります。例えば、鬱病の患者は、励まされると症状が悪化しますから、励ましてはい
けないのです。被害者が、鬱病に罹患して居る場合は、そうした精神科的配慮が学校でも
家庭でも、決定的に重要に成ります。学校も家庭も、子供たちがいじめによって鬱病に
陥った場合は、いじめに対する対応と同時に、鬱病に対する対応を並行して行なはないと、
誰に責任が有るかと言ふ問題とは別に、いじめ自殺の防止は出来無いのではないと、私は
思ひます。もちろん、いじめなど、する人間が一番悪いのです。ですから、そちらに対する
対策が一番重要ですが、とにかく、その結果、いじめの被害者が出て、そのいじめられた
子供が鬱病に陥ったとしたら、その被害者を励ましてはならない等、教師と家庭は、精神
科的な配慮を持った対応をしなければなりません。多発するいじめ自殺の悲劇の中には、
周囲の人間は軽い気持ちで言った言葉やいたずらが、子供が鬱状態であった為に、自殺を
誘発した事例も有るのではないかと、私は懸念するのです。中には、、誰かが、善意から
その子供を励ました為に自殺してしまった事例も無かっただろうか、等と私は考えてしま
ひます。つまり、いじめをする側に対する対策はもちろん重要ですが、それだけではなく、
いじめられた子供に対しては、精神科的配慮を持った対応をしないと、子供が、ささいな
言葉などを切っ掛けに自殺する悲劇が繰り返されるのではないかと、私は、懸念するので
す。この問題には、こう言ふ視点からのアプローチも必要だと思ひます。
平成18年11月1日(水)
西岡昌紀(にしおかまさのり)
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私は、自殺に関して、個別に調べた経験があるのですが、先生の正におっしゃるとおりで、精神病理の専門家によるケアが非常に重要だと思います。そのタイミングと発見がネックにはなりますが。
2010/9/19(日) 午後 10:57 [ Hyde ]