WHAT A TAP OUT!

PRIDEに出会ってから、もう何年になるんでしょうか?

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PRIDEGP、会場で観戦してきました。席は青コーナー選手入場ゲート近くのS席でした。
GPは本当にいい試合ばかりで、最後の幕切れもまた感動的でした。


ベスト4に残った4人すべてが精神的、技術的、体力的に本物中の本物だったからこその大会だったと思う。
1試合ずつ、現地で見た視点で振り返りたいと思います。


ミルコ・クロコップvsヴァンダレイ・シウバ

青コーナーからシウバの入場。周りのテンションが尋常じゃない。
みんな写真取りまくるわ、立ち上がって叫ぶわ、「近い!近い!」とわめくわで大騒ぎ。


PRIDEにおいては、選手の入場曲は観客が手拍子で合わせられる曲が有利だ。それはもう圧倒的に有利である。その方が盛り上がるし、入場が楽しければ自然と選手の人気も上がる。
ただ最近、僕はこの手拍子をクソ真面目にやるのもなんかバカバカしくなってきてあんまりやってない。


シウバとミルコはそういう入場曲なこともあって、試合前から会場のテンションは最高潮だった。



ミルコはシウバのパンチはほとんどかわしていた。これはさすが。

考えてみれば、ああいう突進型のファイターはミルコが最も得意とするタイプで、前回の対戦でシウバ優勢だったのは単なるミルコの総合の技術不足、経験不足だったと言えますね。

ま、ラッシュの勢いで丸め込めないというところがまさしくヘビーとミドルの体格差なのかもしれない。


そして「シウバ突進→ミルコ退いてためて左ストレートのカウンター」でシウバダウン。なんつーか、これ以上ないくらいセオリーだ。
相手の前進をかわしながら、弓を引くようにためてストレートのカウンター。基本だ。


ダウン直後のパウンド連打で止めてもいいと思ったけど、続行。
その後のドクターチェックでも止めていいと思ったけど、やはり続行。


最後の左ハイはまさしく「とどめの一撃」。
ダメージと目の負傷で満身創痍のシウバに対し、左ミドル→左ハイのフルコース。決して打たれ強くはない(というかたぶん打たれ弱い)シウバにはこれが限界という感じ。ばったりとマットに倒れた。


終わってみればミルコの完勝で、何度やってもミルコが勝つだろう。


榊原代表が総括コメントで「『シウバが階級を上げてミルコとやる日は果たしてまたくるのかな』とも思ってみたり」と言っていたけど、厳しいのは明らかで、シウバを潰すつもりかと言いたい。


4強、アレキサンダー、ハリトーノフ、ハント、ヴェウドゥム、みなシウバにとって厳しい相手ばかりだ。



ジョシュ・バーネットvsアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ

僕はノゲイラの勝利を予想していたし、ノゲイラを応援していたんですが。


ファーストコンタクトでは予想通りノゲイラがパンチをヒットさせたものの、その後は決定的なシーンはなし。それどころか、離れ際にジョシュのフックがノゲイラの顔面を(浅く)ヒット。


これでノゲイラはダウン。あんなんで倒れるもんなんだなー、というのが正直な感想だ。打たれた時のバランスが良くなかったのかな。


ただ、「際」にしっかり倒せるパンチを打ってるというのは、ジョシュが総合の打撃を使いこなしているというひとつの証明だろうか。


その後のグラウンドの攻防は一進一退。ノゲイラはスイープが得意だし、立ち上がってそのままタックルに行く動作などで幾度となく上のポジションをとった。そしてノゲイラといえばパスガードの上手さ。さすがにジョシュ相手には手こずる場面もあったが、二度マウントをとってみせた。


そして、ノゲイラが腕十字の体勢に入る。しかしジョシュは必死に手をクラッチして離そうとしない。最終的には逃げ切り、この時点でノゲイラの一本勝ちはかなり遠のいたと思う。


しかしながら、あの腕十時が極まらなかったのはなぜか?
ダウンのダメージでノゲイラの体が思うように動かなかったのかもしれないし、「ジョシュの怪力だよ」のひとことで済ませられることなのかもしれない。が、あの体勢からノゲイラが逃げられるなんて・・・。


でも「十字の体勢に入ったけど、手のクラッチがなかなか切れない」というのは多分にUWF的(プロレス的)な光景だ(笑)。総合だと、あのクラッチはだいたいすぐ切れるからね。


よってこれは、ジョシュがUの遺伝子を継ぐ蒼い目のケンシロウだったから耐えられたんですよ、ということにすればよい(笑)。ジョシュのプロレス修行も無駄ではなかったのだ。



1Rは互いに互角。ジョシュはダウン1つ、ノゲイラはマウントを取るなど、全体的にRを支配。
ラウンド終了のゴングは歓声にかき消されてまったく聞こえなかった。


勝負を決めるのは2Rだったわけだが、ここで驚いたのは終了間際、ジョシュが膝十字を極めかけたことだ。ノゲイラはタップしなかったが、かなり極まっているように見えた。


ノゲイラが総合の試合であれだけしっかりと関節技を極められたのはこれが初めてのはず。戦前ノゲイラの勝利を予想したのは、なんとなく、やっぱりノゲイラが極められることは無いだろ、と思っていたからでもありました。しかしながら、ジョシュはそんな幻想さえも打ち砕いてみせた。ジョシュが世界トップクラスのMMAファイターであることを証明した瞬間だと思う。

ノゲイラはアブダビでもリコ・ロドリゲスに膝十字でタップしている。もしかして足関は苦手なのかな?


判定は2−1でジョシュ。ノゲイラは以外にも判定に文句を垂れることなく素直にジョシュの勝利を称えた。膝十字がよほどショックだったんではないかと勝手に想像する。




ミルコ・クロコップvsジョシュ・バーネット

敗れたノゲイラの分までジョシュを応援したけど、はっきり言って、最初からジョシュにはあまり勝ち目はなかったと思う。やはりミルコはノゲイラとPRIDEナンバー2を争うポジションで戦ってきた選手な訳で、ジョシュがミルコに勝つには、少なくとも万全のコンディションで望むことが必要だと思うし、準決勝の激闘を終えたジョシュには本当に厳しい戦いだったと思う。


それでも気迫のこもった試合を見せてくれたジョシュにはいくら賞賛の言葉を表しても足りない。


そしてミルコの初戴冠。今まで運に恵まれなかったミルコが今回ようやく幸運を手にしたという印象。


僕の見方では、今の実力はミルコ、ノゲイラ、ジョシュがジャンケンの法則(要するに団子状態)で、ヒョードルはそのすべてに勝てる(人差し指と親指を立てて、他の指は握るやつw)。シウバはそこからワンランク落ちる感じ。


ミルコが圧倒的に強かったとは思わないし、当日のコンディションとかの問題でもないと思う。


つーか今更ながら、ジョシュの疲れきった姿を見て一日複数試合のトーナメントはやっぱりイカン、ということを強く思った。


とにかく、ミルコ・クロコップ初のPRIDE王座獲得。ミルコファンの人、クロアチア国民の人、おめでとうございました。


他の試合については、

,笋辰僂螢轡隋璽哀鵑癸達贈舛療租にもれずスタンドは荒いな
▲謄劵腑鵤sパン屋さんの煽りVでちょっとしたサプライズw
C翅爾了邱腓任楼磴ν由で帰りたくなりました。

おわり。

閉じる コメント(4)

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団子状態なのはそうですね。その次にアレキ、ハリトーノフですかね。あ、ハントも。 関係ないですが、アローナは、トップ4とやってもいい試合ができるんじゃないかと思うぐらい強かったですね。

2006/9/11(月) 午後 9:58 [ masuko7067 ]

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>アローナは、トップ4とやっても、、、なるほど。そういえばTKが「寝かせてしまえば体重差は関係なくなる」みたいなことを言っていた気がします。階級を上げて活躍できる可能性は寝技系の選手の方が高いかもしれませんね。もちろん、テイクダウンできればの話ですが。

2006/9/12(火) 午前 2:28 [ nis**orib*x ]

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ミルコの動きは切れまくってましたね。ノゲイラとジョシュの流れるようなグラウンドの応酬は凄かった。ハリトーノフはここ何試合かはパッとしませんね。

2006/9/12(火) 午後 9:23 [ tawashix ]

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>ミルコの動きは切れまくってましたね、、、うーん、僕は別に今回のミルコがいつもと比べて特に切れてたとまでは思わない・・・というかわからないんですけどね。むしろ、ミルコとしてはシウバや消耗したジョシュの動きを捌くのは実力どおりというか、ふつうというか。要するにミルコは相変わらず凄く強いって言うことなんですけど。

2006/9/14(木) 午前 0:04 [ nis**orib*x ]

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