WHAT A TAP OUT!

PRIDEに出会ってから、もう何年になるんでしょうか?

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PRIDEのアメリカ進出がようやく果たされました。今思えば、一体何年前から言われてたんでしょうか。とにかくPPV見たのでその記事を書きます。

オープニングムービー。かなりかっこいいムービー。フライ高山ってやっぱすげー。


中村和裕vsトラヴィス・ガルブレイス

対戦相手のことはよくわからないけど、中村が打撃で勝利を収めてしまった。
めでたいことはめでたいんだけど、今まで散々中村の打撃をけなしてきただけに・・・(笑)

でもまあ、それ相応の相手に通用するかはまだわからない、ということで。
アメリカで大ブーイングを浴びるかと心配だったけど、しょっぱくならなくて一安心。



西島洋介vsフィル・バローニ

西島いまだ無勝。果たしてPRIDEで「次」の試合があるかどうか・・・。



ダン・ヘンダーソンvsビクトー・ベウフォート

なんというか、普通にレベルが高くて面白い試合、という感じになった。こういう試合が観客にどう受け止められるかは重要なポイントだったと思うし、多くの人が「アメリカのファンってどうなんだろう?」と気になっていたはず。

でも、スイープや関節技の積極的な仕掛けに対し、場合によっては日本以上の盛り上がりがある。もちろん、この試合でもブーイングは多少あったわけだけど(訂正:ブーイングがあったのははジョシュの試合でした。この試合ではありません。すいません。でもまあ、そこそこいい試合なのにブーイングが出てしまったという点で同じかな)、そこまで質の悪い反応ではなかったと思う。あとパウンドに対する反応が強い。



ショーン・オヘアvsバタービーン

この試合で、PRIDEというものが、あるいは総合格闘技というものが誤解されなければいいが。そこが心配。



タカダvsアメリカのファン

休憩後、タカダ登場。高田さんも遂に全米デビュー!
そして、今後おそらく十数年間(ガチ)に渡って語り継がれ、イジられ、ネタにされていくであろう伝説のマイク!


「イッツ、マイ、プレジャー、トゥー、イントロデュース、ユー、トゥー、サムオブ、プライ、ウオリアーズ!」


あの発音と妙な区切り方が、ネイティブにどう聞こえるかはわかりませんが、日本国内でいうところの「カンバンワー」以上のインパクトは残したのではないだろうか?

あまりにもアレな英語に胸がキュンとなった日米のファンも多いことだろう。これからも高田さんの活躍に期待。「タカダのEngrish劇場」が向こうで名物化したらワロス。



パウエル・ナツラvsジョシュ・バーネット

ナツラが強い。ユンさんもそうだけど、柔道エリート出身のファイターが、年齢的にかなり厳しいスタートを強いられながらも、着実に実力を付け始めていると思う。西島の苦戦ぶり(奇しくも3人とも高田道場)と比べるとわかりやすい。

これだけのハードスケジュールをこなすジョシュにとって、ナツラは噛ませ犬以上のものであったはずだ。それでも勝っちゃうから凄い。たぶん練習でスパーでもしようものならひょいひょいタップさせちゃうくらいの実力差はあったかもしれない。ナツラが弱いんじゃなくて、ジョシュが強すぎるのだ。

足首固めを上半身の力だけで極めちゃうのはさすが。



ケビン・ランデルマンvsマウリシオ・ショーグン・フア

ショーグンが寝技で完勝。ランデルマンもよく耐えたけど、足を脇に挟んで背筋で伸ばされたら・・・これ以上ない完璧な膝十字。あれはヤバい。



エメリヤーエンコ・ヒョードルvsマーク・コールマン

煽りVがちょっといい感じ。コールマンの「父」という側面をしっとりと綴る一方で、ヒョードルがヒール(といってもさほど明確ではない)として、「氷の拳」「ロシアンエンペラー」的なイメージで紹介される。

気になったのは、ヒョードルのそういう映像に、敢えて愉快というか軽快というか、なんか華やかな音楽(曲名がわからない)をBGMに使ってたけど、あの「敢えて」の感覚はちゃんと現地で伝わったのだろうか?まあたぶんアメリカの方がそういう感覚は先を言ってるんじゃないかとも思うけど。

というか、煽りVを今回誰が作ったのかがまずわからない。たぶんメイン以外は海外団体でよく見る典型的なやつだったから日本側制作じゃないだろうけど、メインだけは明らかに日本で見たものに近かったし・・・。謎。


試合はコールマンが散々痛めつけられて終了。4点膝がないのが長引いた要因のひとつともいえる。


僕としては、ひたすらタックルで粘る相手には、ヒョードルの方からタックルで倒して、上からパウンドの雨を降らせればもっと効果的だと思う(コールマンは下からは何もできん)のだけど・・・まあヒョードルはスタンドでKOしたかったのかもしれない。


そして試合後、コールマンの愛娘二人がリング上で号泣。思うに、MMAというスポーツを感動的に演出したという面もあるが、これを見て「MMAってなんてヒドいスポーツだ!子供が泣いてるじゃないか!」と思われるリスクの方がデカいのじゃないか。大丈夫なのか。



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今大会で改めて思ったのは、PRIDEの入場ゲートのLEDで流れてる映像のかっこよさ。

http://yds-net.jugem.jp/

↑のブログを知って、今年あたりからそこに注目するようになったのですが、なんつーか、いつも入場曲と選手のキャラクターを考慮したうえで、凄くカッコいい映像が流れてる。
まずハズレはないし、それぞれが独創性に溢れている。PPVではあまり映らないから残念だけど、最近は会場では選手の入場ほったらかしでそこばかり見ていたりする。

佐藤DのVも好きだけど、この人の映像もなんというか、でらcoolなのだ。


佐藤Dが煽りVを制作し、立木文彦がナレーションをやり、太田真一郎とケイ・グラント(あとショージ村上<訂正:「村上ショージ」でした笑>)が選手を呼び込み、レニー・ハートさんのコールが流れ、YDS氏が彩るゲートを背に選手が入場・・・フジショック以前のPRIDEの演出は、なんと素晴らしかったんでしょう。ああ現代、ああフジ上層部、うらめしやうらめしや。

・・・と思ったら佐藤Dが復活するという噂が。不明だが。



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選手に対する声援もなかなか興味深かった。なぜか中村への声援が大きかったり、ジョシュが以外と普通だったり、ビクトーコールが起こったり。あと、「Fedorコール」も。


日本人だったら「ヒョードル」とか「フェードオ」という名前をどう集団的にコールしていいのかわからないけど、ああいうリズムになるんだね。たぶん日本の会場でやっても誰も参加しないと思うけど。


シウバとかミルコとか吉田とか仮名三文字はやりやすいが、ヒョードル、ジョシュ・バーネット、ノゲイラなどはちょっと無理か。

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もちろん、この大会がどう受け止められたかは会場の反応だけではわからない。PRIDEがアメリカに進出する最大の目的はもちろんPPVだろう。


アメリカで4万人入る格闘技向けの会場はあまりないだろうし、逆にPPVの市場はケタ違いだ。

わかりやすい肉弾戦がいいのかとか、アメリカ人をプッシュしていくべきなのかどうかとか、そういう分析もすべてはPPVで見ている人に受け入れられるかを基準に判断されていくだろう。

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それにしても、ダンヘンやジョシュへの反応がさほど大きくないのは驚きだ。

そこにはたぶん、海外で活躍するアスリートへの目線の違いがあるのだろう。
日本では、海外で活躍するスポーツ選手といえば皆「日本人の誇りor代表」という扱いだが、アメリカ人にしてみればそんなことは普通に近いことかもしれん。

チケットを買った観客に対して、あるいはPPVを買った視聴者に対して、どれだけのパフォーマンスを見せてくれるのか?彼らはお金を払う価値のある選手か?ということが、よりシビアに審査されているのかもしれない。

あと、ネヴァダ州のアスレチック・コミッションのお偉方へのブーイング、審判団への声援、島田への大声援(笑)など、国の違いってのはほんとに面白い。

それにしてもやはり、アスレチック・コミッションがルールをつまらなくした、と向こうのファンは思っているということだろうか。確かに踏みつけはみんな好きそうだ。

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2月もアメリカでやるらしい。なんとまあ積極的な、とも思えるが・・・。

これはまあ、向こうのルールに従う限りアメリカではタイトルマッチもグランプリもできないわけで、谷間の興行(2月と10月)を海外にもっていくというのが、裏を返せばPRIDEにとっての精一杯だということになる。これが今後、どう響くか?

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最後に。

この場に「サクラバ」がいないということをちょっと考えたりして終了。
いいことも悪いことも含めて面白かった。

閉じる コメント(3)

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そうですか。アメリカでもけっこう盛り上がったんですね。 入場曲と映像は確かに他のイベントとは比較にならないぐらいかっこいいですよね。 今スカパー110の16日間試し期間で、このアメリカ大会は金を払う価値があるのかどうか考慮中です。

2006/10/23(月) 午後 9:58 [ masuko7067 ]

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3150円と、足元見られたなっていう価格になってますからね。やっぱりアメリカのファンはテンション高かったですよ。

2006/10/24(火) 午後 3:05 [ nis**orib*x ]

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やっぱりヒョードルは強いです。大晦日にタイトルマッチをやって欲しいです。

2006/10/26(木) 午前 8:30 KrisS


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