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待てー! 待つんだー、2月ー!
うっ!
こ、こんな時に持病の心臓病が…、
くそっ、ここまでか…
…。
ハッ、
い、生きてる。
どこだここは。
俺は誰に助けられたんだ。
「安心してください。ここは私の隠れ家です」
お、お前は、
2月。
「容態も落ち着かれたようですね。安心しました」
お前、いいのか、こんなことして。
隠れ家がバレちまったんじゃねえのか。
「フフ、心配してくださるの?」
一応、お前は俺の命の恩人になるからな。
「ご心配無く。隠れ家はいくつか有りますから。もうここは使いません」
ははっ、そりゃすげえな。必死になって追っかけても捕まらないワケだ。
だがな、俺が元気になったら必ずお前を捕まえてやる。
それまでは、
まあ、精々上手く逃げるこったな。
「刑事さん」
んん?
「もう、私を追うのは止めてください」
…そりゃあ出来ねえな。
あんたには逮捕状が出てんだ。
無実を主張するなら大人しく捕まって裁判でシロクロ着けた方が、
あんたのためにもなるんじゃないのか。
苦しいだろう。
逃げ回るってのは。
「何を言われても、私、2月は逃げます。あなたは私を追うよりも、もっと他にやるべきことが在る筈。そうしないと、あなたの人生がもったいない」
行くのか。
お前も。
「ええ。私たちだけじゃない、きっと3月も」
…。
ったく、お前ら3人ときたらよ、
ああいいさ、何処なりと行くなり逃げるなり去るなりしたらいい、
だがな、
誰が諦めても俺は諦めねえぞ。
いつか必ず、お前達3人を捕まえてやる。
「刑事さん、困ります…」
うるせえ、手前に指図される覚えは無えんだ。
忘れるんじゃねえぞ、お前たちは一人じゃないからな。
お前たちのことを考えて、心配して、本気で捕まえようとしている人間が、
少なくともこの世に一人は居る、ってことを、
忘れるんじゃねえぞ。
「刑事さん、あなたはなんでそこまで私たちのことを…」
へへっ、なんでだろうな。
さっきお前は、私を追うとあなたの人生がもったいないって言ってたけどな、
充実してんだよ。
お前らを追っ掛けてる時の、切迫した感じがさ。
さあ、もういいだろう。
俺は大丈夫だ。
お前はとっとと逃げな。
「ここが東京の何処かも分からないでしょ。一人で帰れるの?」
帰れるに決まってんだろ。
刑事なめんなよ。
「フフッ、それだけ口が立てば大丈夫そうね。それじゃ、刑事さん。お体お大事にね」
ああ。
またな。
…。
「ええ。また」
なにこれ(笑)
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