善いね

好きなオノマトペは、のたりのたりです

巻第一

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上に置く人

人の上に立つ方にもいろいろな方が居られると思いますが、

その方を人の上に置いた方もまた居られるので御座いますよね。

人材を登用する方、配置する方。

その方が何を基準にしているのか、何を重視しているのかで、

全体の雰囲気や在りようも決定付けられるようで御座います。




為政第二

十九
哀公問曰、何爲則民服、孔子對曰、擧直錯諸枉、則民服、
擧枉錯諸直、則民不服、


哀公問うて曰く、何を為さば則民服せん。孔子対えて曰く。直きを挙げて諸れを枉(まが)れるに錯(お)けば、則ち民服す。枉れるを挙げて諸れを直きに錯けば、則ち民服せず。



哀公(魯の君主)が尋ねられました。

「どうすれば人民が服すであろうか」

孔子は答えて言われました。

「正しい人間を用いて邪悪(よこしま)な人間の上に置けば、民は敬服致します。

邪悪な人間を用いて正しい人間の上に置けば、民は服従致しません」




(俺なりの解釈での)解説

毎年サラリーマンやOLさんを対象に「理想の上司は?」のアンケートを行っているそうで御座いますね。

あれは自分と上司の一対一の関係だけを見てのものなのか、

職場全体の事を考えての答えを求めているのか、

どっちなんでしょう?

勿論どっちでもいいです。

哀公は定公の後を継いだ魯国の君主で御座います。

錯諸枉、
(諸れを枉(まが)れるに錯(お)けば)

これは、

「諸々の枉(まが)れるを錯(お)けば」

と読んで、多くの邪悪な人間を捨て置けば、と解する方が通常だそうで御座います。

でも上の訳の方が、

「悪い人間も善い人間に感化されて善くなる」

というニュアンスを含むように感じますし、

孔子だったらきっとそれを望むだろうなあと思いますので、

俺はこっちの方が好きです。

金を手にする者

お金は物で御座います。

欲しいものを得る、その中間に存在する媒体で御座います。

然し、欲しいものの象はどこかぼんやりしていて、

お金そのものがその対象になってしまうようで御座います。

今も昔も。




為政第二

十八
子張學干祿、子曰、多聞闕疑、愼言其餘、則寡尤、多見闕殆、愼行其餘、則寡悔、
言寡尤行寡悔、祿在其中矣、

子張 … 孔子のお弟子さん。姓は顓孫(せんそん)、名は師、あざ名は子張。


子張、禄を干(もと)めんことを学ぶ。子曰く。多く聞きて疑わしきを闕(か)き、慎みて其の余りを言えば、則ち尤(とがめ)寡(すく)なし。多く見て殆(あや)うきを闕き、慎みて其の余りを行えば、則ち悔寡なし。言に尤寡なく行に悔寡なければ、禄は其の中(うち)に在り。



子張(孔子のお弟子さん)が禄(俸給、給与)を得ることを学ぼうとしました。

先生(孔子)は言われました。

「多くを聞いて、疑わしいものは取り除き、残ったものを慎重に口にしていけば、間違いは少なくなる。

多くを見て、曖昧なものは取り除き、残ったものを慎重に行動していけば、後悔は少なくなる。

言葉に間違いがなく行動に後悔がなければ、禄はそこに自然と現れます」




(俺なりの解釈での)解説

世知辛いで御座いますね。

無償ゆえの喜びや満足といったものも、

「ブラックジャック」とか「池袋ウエストゲートパーク」とか、

優れた娯楽作品の中にも見出せるもので御座いますが、

フィクションの中に納まってしまっているのは、世知辛いで御座います。

あのモグリの医者は法外な額をふんだくったりも致しますが。

子張は孔子のお弟子さんの中でも若いグループに入る方で御座います。

質問も発言も多い方で御座いますが、

子貢や子路と違った自己顕示欲の持ち主であられたように見受けられます。

直接「利」に繋がる発想が見え隠れ致します。

此処でもダイレクトにお金の話を致しますし、

孔子は子張を評して

「師や過ぎたり」
(子張は度が過ぎている)

と仰っております。

「いっぱい給料もらえる方法を教えてください♪」

と言う子張に、

「そのための特別な勉強なんてありませんよ」

と、孔子は仰っております。

なんてカッコイイ。

ブルジョアは結果論であって欲しいもので御座いますね。

若しくは、

何のためのお金か、

其処が大切にされて欲しいもので御座います。

最初から「お金持ち」を目指してお金持ちになられた方の多くは、

何処かに不正が見られる場合が多いようで御座います。

知るということ

俺はどうも知らない事でも「知ってる風」な顔をしたがる所が在ります。

かなり以前から直そうと意識しているのですが、

なかなか直りません。コレばっかりは。

「知らんの?」って、小ばかにされるのがムチャクチャ腹立たしいと感じるからで御座います。

だから逆に、素直に知らないことを「知らない」と言える人を見ると、

カッコイイなあと思ったりも致します。




為政第二

十七
子曰、由、誨女知之乎、知之爲知之、不知爲不知之、是知也、


子曰く。由、汝にこれを知るを誨(おし)えんか。これを知るをこれを知ると為し、知らざるを知らざると為せ。是知るなり。



先生(孔子)が言われました。

「由よ。お前に知るということを教えよう。

知っている事を知っているとし、知らない事を知らないとする。

これが、知る、ということだ。」




(俺なりの解釈での)解説

「知っている事と知らない事との区別をはっきりさせるのが大事」と注釈が付くものが多いようです。

孔子のお言葉はどれも学ぶ所が多いなあと思われますが、

対機説法と言われるように、人に依って「何を大事にすべきか」の回答が変わりますから、

誰に言ったのかも非常に興味深い所です。

此処では「由」。

姓は仲、名は由、あざ名は子路。

孔子のお弟子さんの中で最も有名な方の一人、

子路で御座います。

「四科十哲」の一人です。

政治には冉有と季路(子路)と言われております。

猪武者タイプで、思う所は口にせずには居られない直情型の人で御座います。

孔子に怒られる回数No.1のお弟子さんで御座います。

「先生は俺が守る!」という自負の強い方でもありまして、

尊敬する先生に誉められたい、認められたいという思いが前面に出る、

愛すべきお弟子さんで御座いました。

発言が多い分、口達者な所も在ったようで御座いまして、

それで先のようなお言葉も頂いたのではないかなと思います。

俺個人も、論語の中で特に意識して大切にしている言葉の一つで御座います。


参考.

学而第一.四 曾子曰、〜
「習わざるを傳(つた)うるか」

よく知りもしない事を知っているように話してしまってはいないか。

学ばずして吉

広い世界を見ろと仰っておりました。

素敵な言葉で御座います。

見聞を広げると視野が広がるもので御座います。

今まで善いと思っていたことも、悪いと思っていたことも、

それは決め付けとも呼べる偏見だったのでは?

と、思えるもので御座います。

そして、

幾ら視野を広げても変わらずに善いもの。

大切にしたいもので御座います。

逆に、幾ら視野を広げても変わらずに悪しきもの。

憎むべきと存じます。




為政第二

十六
子曰、攻乎異端、斯害也巳矣、


子曰く。異端を攻(おさ)むるは斯れ害のみ。



先生(孔子)が言われました。

「道から外れた事を研究するのは、ただ害があるのみです」




(俺なりの解釈での)解説

「自分と異なる分野を専攻してこそ、偏見に因る害を免れることが出来る」

と、解釈なされる方も居られます。

思想・言論の自由が謳歌される昨今で御座いますが、

明らかに害と思しきものも、世に流布されているのは、否定できないと思われます。

そんな自由なら、我々から捨ててしまってもいいように思えます。

弾圧ではなく、

規制で御座います。

竹にあらず

人は自分を竹だと思いたいようで御座います。

何の手を加えなくても空に向かって真っ直ぐ伸びる、

竹のような人物と思いたがるようで御座います。

そして自分が歪んでいることに気付かないそうで御座います。




為政第二

十五
子曰、学而不思則罔、思而不學則殆、


子曰く。学びて思わざれば則ち罔(くら)し。思うて学ばざれば則ち殆(あや)うし。



先生(孔子)が言われました。

「学んでも考えなければ何も見えません。

考えても学ばなければ(独善に陥(おちい)って)危ういでしょう」




(俺なりの解釈での)解説

俺の勉強不足でして、「罔」の字そのものの持つ意味の調べがついておりません。

じゃあ書くなよとお思いかも分かりませんが、

書ける範囲で書く分にはいいじゃねえかコノヤローと開き直っております。

多くの訳を見てみますと、

学びて思わざれば則ち罔(くら)し、の部分は、

「ものごとははっきりしない」、「学問は身に着かない」

と、学んだことが活かされないと訳されております。

学んでも思慮が無ければ、罔い。

やはり「罔い」=「暗い」で良いのかなと判断致しました。

逆に、思案して自分なりの論理を主張するけれども、

大雑把な概念だけを捉えていて正確な知識が無かったり、

自分の立場から視点を動かすことがなかったり、

他者の意見を否定するばっかりですと、

言う事はどうしても利己的で独善的なものになってしまいます。

まるで周囲の全てのものが自分の為に存在しているかのように。

罔い、殆いが目立つご時世で御座います。

「自分はそうじゃない」と思う人が、

善い人を傷つける世の中で御座います。

少なくとも、自分はそうならないように。

そう思える人が、一人でも多くいてくれるとよいなあ。

と、思いました。

俺も気を付けなきゃ。

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