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前回の続きです。前回では、19世紀末から20世紀初頭にかけての、レントゲン博士やキュリー夫妻による、≪実験物理学≫による『放射線の発見』と、
20世紀中頃からの理論物理学による、≪元素≫よりも小さな物質の構成因子である、『素粒子』を
研究する≪量子論学≫について、まとめてみました。
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「原子力の実用化」が最初に行なわれたのが、第2次世界大戦における、「マンハッタン計画」でした。

≪核分裂反応≫を『発見』したのは、ドイツ出身の化学者・物理学者の、オットー・ハーン博士です。1938年のできごとです。

核分裂反応とは、不安定核(重い原子核や陽子過剰核、中性子過剰核など)が分裂して、より軽い元素を2つ以上作る反応のことです。

理論上は≪可能≫とされていた、核分裂反応を、多大なお金と凄い設備を建てたすえに、実験を行ない、
その実験過程でようやく≪発見≫したのですから、この場合は≪発明した≫というべきでしょうか。

ちなみにこの時代には、『放射線』に関しては、さまざまな種類とその性質が発見されていました。
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オットー・ハーン氏は、キュリー夫妻と同じ年の1904年に「放射性トリウム」を発見します。万事に無欲だったキュリー夫妻とは違い、オットー・ハーン氏は人間性において、なにかとよくない評判がありますね。オットー・ハーン氏は、この『発見』によって、1949年にノーベル賞を受賞します。


この≪核分裂反応≫に先駆けて、1934年≪核分裂連鎖反応≫の概念を立ちあげたのが、物理学者・分子生物学者・レオ・シラード氏。先に紹介しました、マリア・スクウォドフスカ=キュリー博士(通称:キュリー夫人)没年と同じ年のことです。

氏レオ・シラードはアインシュタイン博士の特殊相対性理論「 E = mcの2乗」から、核分裂の際に発するであろう超高温の熱エネルギーや破壊力に注目し、その原理を使った投下型爆弾の研究をしたいと願いました。
そして氏はアインシュタイン博士の署名を利用して、ルーズベルト大統領への進言によって原子爆弾開発を行ないましたが、一方、第二次世界大戦末期には、日本への無警告の原爆投下を阻止しようと進言しました。

「マンハッタン計画」のリーダーは、皆さまご存知の、ロバート・オッペンハイマー博士。
しかし、第2次世界大戦後、オッペンハイマー博士は、自ら核兵器開発に力を注いだことに罪悪感に苦しむ一方、アメリカ政府の≪水素爆弾開発≫(ビキニ諸島で地上実験が行なわれた)に強く反対したため、アメリカ政府との折り合いも悪くなります。

「マンハッタン計画」には、今日の必需品である≪コンピューター≫に関する発明・開発を行なった、
フォン・ノイマン氏もいます。彼がその種の発明をしなかったなら、今の世界はどうなっていたでしょうか…。

ちなみにアインシュタイン博士は、『マンハッタン計画』には関わっていませんでした。
ついでに言えば、アインシュタイン博士の≪相対性理論≫とは、「ひかりの速さ以上には走れない」とか「光速を超えて移動して元の場所に戻ると、『ウラシマ現象』が起こる」とか「ブラックホール」だの、
「ビック・バン理論」など、そういうものが中心です。

特殊相対性理論の「 E = mcの2乗」の公式は、確かに原子爆弾開発に利用されたものの、
この理論は、≪原子爆弾≫の甚大な被害、とりわけ≪放射能汚染の可能性≫までをも予想できるものではなかったわけです。
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一方、ナチスドイツや日本においても戦時中、≪核兵器≫の開発・研究を密かに進めていたことも記して置きたくおもいます。

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原子爆弾などによる、放射能汚染の研究は、第2次世界大戦後の、アメリカ・ソ連で密かに且つ、非人道的な方法で行なわれ行なわれました。

まだ「黒人公民権運動」なんて無かった、有色人種は人間として一段低い地位に置かれ、日本人で
さえ、海外渡航の自由がなかった、1950年代のアメリカでは…

充分な知識や教養、教育から疎外された階級の人々が、≪治療≫の名の元に≪実験≫に使われ
ました。
例えば、脚の静脈に、放射性物質の入った注射が打たれるとか…

アメリカでこれぐらいなら、ソ連でも「人体実験」が行なわれたでしょう。
放射線の、人体に対する影響力は、未知の部分が多いのです。
なぜなら、1894年に、レントゲン博士が偶然発見した「X線」(訳が分からない光線の意)を発見し
第2次世界大戦で、「原子力」を兵器としてであれ、人類が実用化してから、まだ日が浅いからです。

一方、放射線物質のなかには、ウランやプルトニウムなど、地球が誕生から存在し、天然でも微量ながら放射線を出すものもあります。その「半減期」は、気が遠くなるほどのものです。

且つ、放射能は、人体に限らず、地球上の生命体において、その遺伝子にも何世代とわたり、影響を与えかねないものもあります。
 
… ☆ … ☆ … ☆

最近、『シーベルト』という単位を耳目する機会が増えました。

単位『シーベルト』は、スェ−デン出身の物理学者・ロルフ・マキシミリアン・シーベルトにちなんで、
国際度量衡総会が、1979年に被曝線量当量の単位として、命名・定義した、歴史の新しいものです。

被爆についての疫学的(=感染症や化学物質、水や土などの汚染による病気の発生について、統計学を使って研究する、医学の分野の一つ)調査は、完全には進んでいません。
なぜなら、放射性物質による汚染被害が発生して、はじめて人体への影響力を、追跡調査する = 事故や
戦争などで、放射能被害が発生し、その情報公開が明らかになり、更に汚染地へ医療関係者が頻繁に足を運んで、追跡調査をしない限り、絶対に判明しないからです。
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皆さまがたには、これらの事実の史実をふまえて、賢明な判断をして戴くようお願い申しあげます。

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