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スタジオジブリ最新作の劇場用長編アニメーション映画 『コクリコ坂から』(企画・脚本:宮崎駿 監督・宮崎悟朗)が公開されています。 どんな作品なのかしら…??? 1963年…東京オリンピック&新幹線誕生の前年の年、そして国産TVアニメ『鉄腕アトム』の放映が 始まった、日本が上り坂の時代を舞台に、当時の高校生の男女の純愛を描いた物語…なのだそうな。 キャッチフレーズは…
☆上を向いて歩こう
… ☆ …☆貧しいが希望があった時代 わたしはまさにabout1960年生まれの、オタク&新人類世代。
わたしには、1960年代の記憶は、幼すぎてほんの少ししかありませんが、そんなわたしがイメージする、作品の舞台の1963年とは… 60年安保闘争が敗北に終った時代… 池田内閣による、所得倍増政策が実施され、人々は何かを諦め、只々 当時のSFマンガなどに表現された、『明るい未来』だけを信じようとした時代… そして… 障がい者や被差別部落出身者が抱えていた差別と貧困… 都市化&過疎化が進む中で、ムラに取り残された孤老たち… ; あ ん な 時 代 は、も う2 度 と 繰 り 返 し て 欲 し くは あ り ま せ ん。 映画パンフレットより… ― 作者からのメッセージ ― 人間は常に、何かを信じていなければ生きていけません。
― 1980年劇場公開長編アニメーション・「ヤマトよ永遠に」映画パンフレットより ―それは人間個々の存在が、17世紀のモラリストであったパスカルが言っているように、人間は考えるという偉大な力をもちながら、弱い葦に過ぎないからです。 私自身の人生の体験に即して言いますと、これまでの歴史の中で、信じていた価値観が全く引っくり返るという、二つの大きな事件に出会いました。 ひとつは、太平洋戦争直後の、所謂『皇国史観』が引っくり返ったことです。 それまで、日本人は、生きながらの神である天皇の赤子で、神様の子だから世界で一番優秀な民族であり、日本人のすることは何でも正しいと教えられてきました。そして、それを信じた人々は戦争にかり出され、悲惨な生活を強いられてきたのです。 太平洋戦争が終わったとき、私は小学校の5年生でしたが、子ども心にも、その大きな変化を眼のあたりにし、ひじょうに戸惑ったことを、今でもはっきりと覚えています。 また、西洋民主主義の流入で、日本人は、日本人のあるべき姿が、皇国史観だけでないことを知りました。 しかし、その後、日本はアメリカに占領され、敗戦後の貧しかった日本にアメリカの豊かな物質文明が、 とうとうと流れ込んできたこともあって、今度は、アメリカの物質文明こそ素晴らしいという価値観が、圧倒的なってしまいました。アメリカ的合理生活が叫ばれ、高度経済成長がとられ、そして今、私たち日本人は、心というものを、どこかに失ってしまったのではないかと、反省するようになっています。 幸い、日本人はお金持ちになりましたので、海外にもどんどん旅行へ行けるようになりました。 そこで私たちが発見したことは、世界には、さまざまな人が、さまざまな価値観をもって生きているということです。人間が幸せになる生き方には、決して一つではないという事実です。 私たちは明治維新以来、西洋文明こそ、日本人が幸せになれる唯一の道だと信じて、夢中になってそれを取り入れてきました。その結果、日本人は幸せになった面もありますが、性急な植民地支配に走り、侵略戦争にも手を出し、近隣諸国の人々を苦しめ、日本人自身も悲惨な思いをいやというほどなめました。 皇国史観やアメリカの物質的文明崇拝も、こういう世界のすう勢の中で、特に強く現れた風潮だったのです。 私たちは今、世界を見た目で、西洋文明だけが人間を幸せにする道なのだという、日本の現代を形成した選択には、誤りがあったと批判しなければなりません。 … ☆ … ここで私はいくつかの提言をしていきたいと思います。 かつて日本人は、外国の人から、『黄色い猿』とかジャップなどと言われ、侮られてきました。 しかし、今ではそんなことは殆どありません。 逆に、日本人の勤勉さ、緻密さや、複雑さに、民族の長所を認め、世界全体が幸せにななれるように、 指導性を発揮してほしいと要望されています。 私は、日本人が、この優れたところを、もう一度再認識し、それが国際性につながってほしいと、 心から思います。 また、戦争や暴力はせいぜい映像のゲームで発散させるのにとどめてほしい、むしろそこから、現実の 戦争や、それが行なわれている社会の悲惨さ考えを広めてもらいたい、さらに、人間が一番大切なことは 愛だどいうことを、よく知ってもらいたいと思います。 「愛って、じゃあ、具体的に何ですか?」 人の心は善などだと信じること、それを信じる限り未来はきっと明るくなるのだと、そう信じること。 これを皆さまに是非、感じていただきたく、『ヤマトよ永遠に』を創ったといっても過言ではありません。 : …あっ。作品を間違えてしまった! しかし、こちらのほうが、ちょうど≪今≫の、日本を励ますのにピッタリなメッセージでもあります。 本物の、宮崎駿氏制作の『コクリコ坂』からのメッセージは…そして息子・悟朗氏のメッセージは… こちらや… こちらを… この映画は1963年(昭和33年)の横浜が舞台だが、日本人は1964年(昭和34年)を境に大きく変わってしまった。オリンピックを境に日本人は「がむしゃらさ」を忘れ何か方にハマってしまった気がする。 モノとカネという経済が支配する世の中で、誰もが欲望だけではない価値を見出そうとしなくなったと言える。 不況や震災で経済的価値が崩壊した今、日本人は下を向いてばかりいる。 だが映画の主人公だって、戦争や戦後の混乱を乗り越え、逞しく生きて来た。 厳しいが、何時も上を向いて生きてきた。 今の若者の様に、受験や就職が人生の終着駅と考え、それを達成すると後は既得権益を守るだけに終始し、後は温泉に浸かってるだけと言う情けない状況になっている。 私は今の若者に、もっと今の不条理に怒り、何時も自分を厳しい場所に置いて修行させないといけないと思う。苦しいが、何時も上を向いて歩ける若者が増えれば、日本は復活できる。(↑ こういうのを読むと、本気で宮崎駿氏が嫌いになりそうだ)。 そしてこちらを、 ご覧ください。 なんか厭世的な、雰囲気がただようメッセージですね ≫ 宮崎駿&悟朗父子さまのメッセージ 宮崎悟朗さんの、この作品へのインタビュー(2分27秒)も、香ばしいです。 わたしは宮崎駿作品があまり好きではないほうなので、これらのメッセージを読んで、ますます がっかりしました。 言葉の一つ一つが厳しくて、わたしたちにとっては、≪励み≫や≪癒し≫にならないような、 そんな印象を、わたしは受けました。 あまり期待できそうじゃない作品みたい??? (← 観る前から偏見を持つのはやめましょう) … ☆ … オ・マ・ケ http://www.youtube.com/watch?v=L9sFCHV3HKg3分35秒 http://www.youtube.com/watch?v=1KIlbfjOHiE&NR=1 48秒 (← 絶対、観て下さい!) http://www.youtube.com/watch?v=ffdw8_T4fk0&feature=related9分48 ※YOUTUBEなので、迫力がいまひとつですけど… … ☆ … 少女の頃、「未来少年コナン」や「風の谷のナウシカ」よりも先に、西崎義展アニメに出会ってしまい、 その世界からなかなか離れられない、わたし… こんな事情もあって…
多くの人々に愛される宮崎駿作品に、なぜか何の魅力も感じるころができない、悲しい体質です。 今度こそ、『わぁ〜 やっぱり宮崎作品は凄い』と感動できるような作品であることを、 期待して待っています。 : 追伸:今はビョーキのため、映画鑑賞に行けません。秋頃、入院&手術の予定。退院して、体調が落ち着いてからも上映されているような、ロングラン作品になりますように。
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