|
終戦の日が終わった。 ある意味、公的は場所で、「護憲」「平和憲法を守ろう」「戦争反対&安保法制反対」が 大声で堂々と言える期間が、この終戦の日を挟んだ一週間だった。 現在の日本では、「平和憲法を守れ」などの意見を言うことが「政治的に偏向している」と 問題視される傾向にあり、私は心配だ。 さて、戦争と平和を考える番組がたくさん放送されたが、私が一番印象に残った番組は、 ドラマ「ド根性ガエル」の第6話(8月15日午後9時放送・日本テレビ系)。 子ども向きのギャグドラマのはずが、反戦ドラマとして秀逸だった。 内容は・・・ 主人公のぴょん吉&ひろしの住んでいる町で、70年前の空襲で落とされた爆弾の、 『不発弾』が発見される。 ひろしのガールフレンドの京子ちゃんとその祖母の暮らす公団住宅も、 でんでん校長とよし子先生の勤める中学校も、 梅さんの宝寿司のお店も、ひろしやその母ちゃんが勤めるゴリラパン工場も、 全て警戒のため立ち入り禁止となり、登場人物のみなさんが、ひろし&母ちゃんの家に避難する。 ぴょん吉がたずねる。「不発弾ってなんだ?」 京子ちゃんのお祖母ちゃんが応える。「戦争って知っているかい?」 ぴょん吉「戦争映画なら、ひろしと観にいったことがあるよ: 京子ちゃんのお祖母ちゃんは70年前の戦争と空襲の話をする。 ぴょん吉は、一人、思うことがあって、家を抜け出し、不発弾を見るために警戒区域に入る。 不発弾を見ながらぴょん吉は言う。 「お前は人を殺したくなくて、不発弾になったんだ。お前は根性がある」 不発弾の処理が終わり、いつもの日常が戻ってきた。 「不思議なじかんだったね・・・」とひろしの母ちゃん。 話はその後、ゴリラパン工場の社長で、ひろしとは子どもの頃からのケンカ友だちの ゴリライモが選挙に立候補し、立ち合い演説会を行なうことに・・・ 「戦争を防ぎ、平和を守るには、日常から政治に関心を持つことが大切」というテーマが、 ひしひしと伝わる話だった。 ところでYahooの番組感想の掲示板を見ると、驚いたことに・・・ 「8月15日の終戦の日に、不発弾を美化するドラマを放送するのは反日的だ」 ・・・という書き込みがあった。 私は、「反日的ではなく反戦が意図だと思います。いつから反戦=反日になったのですか?」と 反論を書いたが、特にそのことで論争にはならなかった。 私は少なくない人が、「不発弾を美化する番組は、反日的」と捉えてしまう現状について考え込んで しまった。 この人たちは、爆弾を落としたのは誰だと思っているのだろう。 日本軍ではない、アメリカ軍だ。その空襲のきっかけとなった太平洋戦争は、 日本側からアメリカのパールハーバー(真珠湾)に奇襲攻撃を行ったことにより、はじまった。 こういった歴史的な背景を知らず、「反戦=反日」と捉える若者が増えていることは確かだ。 もちろん「安保法制反対」のデモ行進や署名を行なう若者もいるので、全ての若者が 右傾化しているわけではない。 それでも何事かあれば「反日的」と物事を排除する人々がいることは、残念なことであり、 こういった人々と有益な対話をして、相手側に無知や思い込みに気づいてほしいと 私は思う。 「ド根性ガエル」第6話のような話ですら「政治的に偏向している」という理由で
放映できなくなる日が来ないことを祈る。 |
過去の投稿月別表示
[ リスト | 詳細 ]
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]





