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今は地に誰も知らず伏(ふ)せし君決して腐ることなかれ
決して諦めることなかれ
やがて 飛び立つ日に備え 強き翼を鍛えるべし
今は強き獅子の子よ 決して驕(おご)ることなかれ
決してまわりを見るなかれ
あらゆる壁に全力で 挑むこころを 持(たも)つべし
君を育てし父母の恩 決して忘れることなかれ
君を鍛(きた)えし師匠の恩 決して忘れることなかれ
君を支えし全ての人の 陰の苦労を知るべきなり
過去に犯した過ちを咎め 争い 憎み合う
己のエゴをすぐに捨て 皆が共に讃(たた)えあう
平和な世界を築(きず)き行こう
何も知らず聞こうとせず 人を差別し 敵にする
己の無知を 素直に認め 皆が 共に感謝しあう
楽しき日々を過ごし行こう
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2011年02月13日
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立ち上がれ 獅子の子
今はまだ誰も知らず伏せしとも 決して腐ることなかれ 決して怒ることなかれ
やがて飛び立つ日を前に 忍ぶこころを鍛えるべし!
忍(しのぶ)は減量から解放され、明日の試合に備え、早く寝ることにした、相手はデビュー18戦で
WBAミドル級チャンピオンに輝き、20勝無敗を誇るエリート天才ボクサー藤咲剛(ふじさくたけし)二十
歳である、忍はその三度目の防衛戦の相手として選ばれた。
忍はいじめられ子だった、イジメた奴らを見返してやるためにボクシングを始め、ガリガリの身体から
打たれ強い身体に自分を鍛えた。
倒れても何度も立ち上がり、相手に向かっていくファイティングスピリットを真嶋コミッショナーから
認められ、明日のカードを組んで貰った。
忍は部屋の灯りを消し、ベッドに横になったが寝付けなかった、6年前高校に入学した時の自分を
思い出していた。
ひょろひょろの身体で、いつもびくびくしながら人の目ばかり気にし、家ではお荷物扱い。
そんな自分に何度も嫌気がさした。悩みを打ち明ける友達さえいなかった。
同じクラスの周りの連中はただ爆音を立てて道路を走る暴走族や自分より弱い奴を脅して喜んで
いる馬鹿な奴らだった。
ゴボウとアダナされ、昼食のパンを使い走りされる臆病な自分がいた。
(皆、俺のことは見て見ぬふりだった。あいつらだって独りじゃ何もできないさ
だから、俺をいじめて仲間外れにならないようおべっか使ってたんじゃねえか)
こんな愚痴ばかりで何もできない自分が嫌だったが、反抗したら袋ダタキにされるのが落ちだった。
(こんな奴らに怯えて、毎日高校に行くの何故か考えてたっけ。
就職できるところを探してくれる先生なんていなかったよな。
耐えられたのは謙信がいたからかなあ?なんか謙信が俺の悩みに答えてくれそうなそんな気がして
たな、そんなことできるとは思わなかったけどな
信玄と戦って、秀吉には勝った、信長にも、謙信に悩みなんかあったのかなあ?
上杉謙信いいよな)
忍は何度も戦場で独り敵に立ち向かう謙信を想像していたが、その内深い眠りについた。
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