ここから本文です
もう、ちょっと。ニュース、てんこもりにしようぜ。

書庫全体表示

早期離職 青森の若者

「上司怖い」「残業多い」「叱られる免疫ない」早期離職 青森の若者

Web東奥 12月12日(土)11時59分配信
 高校卒業後、青森県内の企業に就職したが、すぐに離職してしまった若者たち。「パワハラで精神的に耐えられなかった」「残業が多く体調を崩した」−。青森職業安定所の聞き取りでは、労働者自らの申し出による「自己都合退職」が大半を占めた。
 11月下旬、青森市のアスパムのハローワークヤングプラザで、仕事を探している若者に聞いた。販売系の仕事を探しているという市内の女性(20)は高校卒業後、事務系の仕事に就いていたが、職場の雰囲気になじめず、半年で辞めた。「上司が怖い人で、仕事上の相談もできなかった」と理由を語る。本県の離職率の高さについて「小さい会社では私のように、人間関係で悩む人が多いのでは」と話した。
 高校卒業後、市内の中小の電気工事業者に1年勤めた後に辞めた市内の男性(22)は、理由を「月50〜60時間のサービス残業に加え、上司のミスをなすりつけられた。この職場にいても将来、大変になると思った」。現在は営業系の仕事を探しているが、「人間関係と待遇面が良い職場はなかなか見つからない」。
 青森職安によると、本県の早期離職率が高い理由を(1)求人数などの雇用環境が他の都道府県に比べ悪く、望む仕事に就職できない(2)中小企業が多く、少人数の中で人間関係で悩む(3)低賃金や労働時間の長さなど待遇面で不満を持つ−などとみている。
 一方、新規高卒者を採用したものの、3年以内に離職された経験を持つ津軽地方の60代企業経営者は「仕事の締め切りを守る意識が希薄。職場を学校の延長でとらえ、上司を仕事を教えてくれる先生と見ている若者が多い」と指摘。さらに「叱られることに対する免疫ができておらず、こちらが発する何げない言葉にショックを受け、人間関係の悪化に発展してしまう面がある。ゆとり教育の弊害では」と語った。
 青森職安の舛野裕二所長は「人間関係が原因の離職を減らすには、企業が働きやすい職場環境をつくることが重要。一方で、学校側の指導により、本人が適切な職業意識を形成することが必要だ」と強調した。
東奥日報社
最終更新:12月12日(土)11時59分
Web東奥

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事