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ANAの成田〜ヒューストン線ビジネスクラスに乗ってヒューストン観光へ(前編)

12/22(金) 0:00配信

Impress Watch

 ANA(全日本空輸)が2015年6月12日に就航した成田〜ヒューストン線。アジア圏から成田経由で米国へ向かう三国間乗り継ぎや、米国内や中南米へ向かう米国での乗り継ぎニーズをねらった便となる。ANAグループで旅行商品を展開するANAセールスのANAダイナミックパッケージ「ANA旅作」でも、米大陸への旅行商品でこの路線を使用したツアーを多数用意している。米大陸へ行くには、まず太平洋を越える長い旅が待っているだけに、余計に飛行機内での快適さが、旅全体の思い出に関わる。そこで、ヒューストンを目的地に、8月17日〜21日の旅程で成田〜ヒューストン線のビジネスクラスを体験してみた。

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 現在、ANAが運航する米国本土への路線は、成田発着がロサンゼルス(1日2便)、サンフランシスコ、サンノゼ、シアトル、ワシントンD.C.、ニューヨーク、ヒューストン、シカゴの8路線9便、羽田発着がロサンゼルス、ニューヨーク、シカゴの3路線3便となっている。このネットワークから見て分かるとおり、米中部の路線としてはこれまでシカゴ線があったのみで、ヒューストン線は特に米南西部や、中南米へ向かう際の有力な選択肢となった。

 開設後の2016年7月からは、ヒューストン空港から先の国際線へ乗り継ぐ場合に、預け入れ荷物を受け取らずに乗り継げるスルーバゲッジにも対応。利便性がより高まった。

 その成田〜ヒューストン線の運航ダイヤは下記のとおり。往路が11時間55分、復路が14時間の運航となる。なお、夏期スケジュールかつサマータイム実施期間に体験搭乗したため記事中では発着時刻が異なるが、所要時間は往路が12時間15分、復路が13時間50分とほぼ変わりない。

ANAの成田〜ヒューストン線のダイヤ(2017年冬期スケジュール)

NH174便:成田(10時50分)発〜ヒューストン(07時45分)着、毎日運航
NH173便:ヒューストン(10時15分)発〜成田(翌15時15分)着、毎日運航

 使用機材はボーイング 777-300ER型機。同社の米大陸路線の主力機材で、ファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミークラスの4クラス仕様となっている。今回は偶然にも、往復ともに、ファーストクラス8席、ビジネスクラス52席、プレミアムエコノミー24席、エコノミークラス180席の計264席を持つ、登録記号「JA780A」の機体に搭乗した。

 さて、本稿では、その成田〜ヒューストン線のビジネスクラスに搭乗して旅をすることになる。ビジネスクラスでの旅はそう気軽に手を出せる金額ではないと感じる人の方が多いと思うが、ANAの航空券やツアーでの使用を前提に、より高い金利で積立できる「ANA旅行積立プラン」といったものもあるので、うまく活用すれば、想像よりも安くビジネスクラスを利用できる。

 さらに、添乗員が同行しないコースでは、予約直後からの事前座席指定や、24時間前にチェックインしてのモバイル搭乗券などの利用も可能だ。旅慣れている人ほど飛行機とホテルを個別に予約して自由な旅程を組みがちだが、航空券とホテルをセットで手配するダイナミックパッケージ「ANA旅作」のアメリカ旅行は、現地の観光プランを含まない“フリーステイ”なので、ツアー商品ならではの割安な料金で、かつ自由度の高い旅行を楽しむことができる。

 ツアー商品の場合は、追加料金なしで国内線を提供しているプランも多い。羽田/成田の近くでなくとも、日本全国から同じ料金で海外旅行できるというのは気分的なハードルが大きく下がる。日本国内線を自社運航する日系エアライングループらしいメリットといえるだろう。

■搭乗前から特別なビジネスクラスの旅

 その成田〜ヒューストン線のビジネスクラスへの搭乗に際しては、成田空港のビジネスクラスカウンターを使用できる。成田空港は、ANAのヒューストン線開設の直前となる2016年6月2日に第1旅客ターミナル南ウイングのカウンターをリニューアル。新たに航空会社ごとにカウンターを分けるようになったが、ANAは中央ビルからもっとも近いA〜Dカウンターを使用。しかもエコノミークラスよりも近いBカウンターを使用できる。また、保安検査場もビジネスクラス専用のレーンを使用できる。

 ヒューストン線が出発する11時前後は出発便が多く、9時前後はそれに合わせた出発客が集まる、成田空港の1日のなかでも混雑が激しい時間帯。それだけに、専用カウンターや保安検査場を利用できることのメリットは大きい。

 預け入れ荷物も、ビジネスクラス利用者は32kgまでの荷物を2個預けることができる。特に滞在期間が長めになりがちな遠方への旅では、100L級の大きなスーツケースを利用することが多いが、スーツケースに余裕があるだけに「あれも一応持っていくか……」が積み重なって(エコノミークラスの預け入れ荷物重量の制限である)23kgを超えてしまうことは珍しくない。実は記者がそういう性格でいつも困るのだが、かといって荷物が2つになるのも面倒。1個あたり32kgまでOKであれば、よほど詰め込まない限りは大丈夫なので安心できる。

 さらに、預け入れ荷物は優先取り扱いとなり、タグが付く。これは到着地でのメリットとなるが、手荷物受け取りの際に、優先的に返却。ビジネスクラスは機内でも前方に位置するので、より早く降機できる。そしていち早く荷物を受け取って空港をあとにできるというわけである。これもまた、搭乗客の多くが荷物を預ける長距離路線で、よりメリットが強調されるところだ。

 そして、保安検査場を抜けた先でも、ビジネスクラス利用者はラウンジ「ANA LOUNGE」を利用できる。成田空港では第4サテライト、第5サテライトの2カ所にラウンジを設置しており、利用する搭乗口により近い方を選択できる。この日のヒューストン線は51番搭乗口を使用したので、第5サテライト側のラウンジを使用したが、個人的にはこちらのラウンジの方がお勧め。第5サテライトは4階にあるので眺めがよく、50番台後半のスポットに駐機するANA機が目の前にいるほか、第2ターミナルとA滑走路を行き来する飛行機がひっきりなしに通過し、窓側の席に座っているだけでも楽しい。

 もちろん、各座席に電源を備えるほか、ANAラウンジ専用の無料Wi-Fiも完備しているのでちょっとした仕事をこなしたり、スマホで旅先の情報をチェックしたりと思い思いの時間を過ごせる。

 食事も作りたてのうどんやラーメン、カレーなどのホットミール、おにぎりやサンドイッチなどのコールドミールを用意。11時の便に合わせて9時頃に成田空港に到着しようと思うと、出発直前は朝が早く慌ただしい出発となりがちなので、ここで(無料で)小腹を満たせるのはとてもありがたい。

 ちなみに、午前中の便では利用できず残念だったのだが、夕方にはその場でにぎり寿司などを作ってもらえるシェフサービスも実施しているので、夕方以降発の便で出発する人は、こちらも楽しめる。

 搭乗時もビジネスクラス搭乗客は優先搭乗となるので、事前搭乗、ファーストクラス搭乗客&ANAマイレージクラブのダイヤモンドサービスメンバーの次に搭乗できる。一足早く搭乗し、ウェルカムドリンクをいただきながら、のんびりと出発を待つことができる。記者がエコノミークラスに乗る場合は、必要なものを搭乗時に準備して、窓側席に引きこもることが多いのだが、ビジネスクラスの場合は必要なものは必要なときに出せばよいかと、とりあえず腰を下ろせる気楽さもある。これはANAのボーイング 777-300ER型機のビジネスクラスシートであるANA BUSINESS STAGGEREDのおかげでもあるのだが、シートについては後述する。

 もちろん、復路でもサービスは同様だ。ヒューストン空港ことジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港において、ANAはターミナルDを使用。出発時刻の3時間前にチェックインカウンターがオープンするので、それに合わせて空港に向かえばよい。カウンターは搭乗クラスごとに分けられているので、ビジネスクラスの列に並びチェックイン。

 空港内のラウンジは、同空港をハブ空港にしているANAのパートナー会社であるユナイテッド航空のラウンジ「United Club」を使用できる。ターミナルEまたはターミナルCにあり、通常はターミナルEのラウンジへ案内される。ターミナルDとターミナルEの間は、道路をまたぐ連絡通路を通過して5分足らずでたどり着ける。訪れたのがリニューアルのために一時閉鎖される直前だったため、改装を終えた現在のレイアウトなどは分からないのだが、ユナイテッド航空の飛行機が多数駐機するところを見られる、これまた眺めのよさが印象的だった。

■現地での時差ボケ防止にもつながる「ANA BUSINESS STAGGERED」

 さて、ANAのビジネスクラス機内であるが、先述のとおり、成田〜ヒューストン線で使用されているボーイング 777-300ER型機は、「ANA BUSINESS STAGGERED」と名付けられたシートが使われている。このシートの特徴は、1列ごとに座席を左右にずらして配置しているところ。全席が個室のようなプライベート空間が得られるほか、座席を中心に前後左右にほぼ2席分という広いスペースを利用できる。

 また、座席が窓よりにある座席でも、ほかの人と干渉することなく通路に出られるのも便利だ。今回往路は通路寄りのC席、復路は窓寄りのA席に着座したが、いずれの席も個室感は高い。特に窓側は通路から遠く、より“自分専用”感の高いリラックスした時間を過ごせた。

 もちろん、シートはフルフラットになる。しかも、全座席に配布されている東京西川「エアーサイクロン」を使ったベッドパッドを敷くことで、座席の凹凸がないうえに、体にフィットする快適なクッション感で横になれる。

 特に現地着が朝になる往路では、到着してから夜まで寝ないことが時差ボケにならないための基本的な手法となる。そのためには、太平洋を越える機内でいかに寝ておけるかが大きなポイントになるので、快適に寝られるこのシートとベッドパッドの組み合わせはうれしい。

 また、機内エンタテイメント用のシートモニターや、テーブルなども大型。シートモニターは17インチで、さらにノイズキャンセリングヘッドフォンが用意されているので、映画などを見る場合でも没入できる。広いテーブルが便利なのはいうまでもないだろう。

 逆に座席エリアが広いことによって起きている難点も一つあって、それが電源の位置だ。全座席にユニバーサルAC電源とUSB電源を備えていて便利ではあるのだが、シートモニターのすぐ下にあるため座席から遠いのだ。例えば、寝ている間にスマホを充電しておこうにもケーブルが短いとスマホを置く場所に困るし、充電しながらスマホを利用しようにも座った状態では長めのUSBケーブルが必要になる。目安として、スマホ充電用のケーブルは、サイドテーブルに届く2m以上のものを用意しておくと便利だ。

 もっとも、旅先では翌日の予定を考えたりするのにベッドに寝転がってスマホを使うことも多いと思うが、宿泊先のホテルでベッドサイドにコンセントがあるとは限らず、旅行中は少し長めのケーブルを用意しておくといろいろ便利なので、そのケーブルを手荷物に入れておくよう心がける程度の気持ちでいればよいだろう。

 収納は、手元のサイドテーブルにマガジンラックと小型のケース、ドリンクホルダーが1つある。ケースは蓋が付いて離着陸時にも収納できるようになっており、おおむね文庫本程度のサイズ。傾けた500mlペットボトルと文庫本を同時に収納することができた。あとは、足下のオットマンの下に身の回り品を入れた鞄などを置けるスペースがあるほか、座席の真下にシューズを収納するスペースがある。

 アメニティはスリッパのほかに、ニールズヤードレメディーズロゴの入ったアメニティケースが各座席に用意してあり、同ブランドのハンドクリーム、フェイシャルミスト、リップクリームのほか、歯ブラシ、アイマスク、耳栓がセットになっている。歯ブラシやマウスウォッシュ、マスクなどのアメニティグッズは、追加でもらうこともでき、ビジネスクラスエリア内のカウンターに置かれているほか、トイレにも歯ブラシが用意されている。このほかにもカーディガンがパジャマの貸し出しサービスもあるので活用したい。

 ちょっとユニークなのはオリジナルアロマ。高野槙や吉野檜、ミント、ローズマリーなどを配合したオリジナルのアロマシートで、香りの効果でリラックスできるというもの。無機質な空間であることは否めない機内だけに、このようなちょっとした配慮がうれしい。機内はゆっくり寝て過ごしたい、という人にもお勧めできるアイテムだ。

 このほか、長距離路線で使用するボーイング 777-300ER型機には、全機機内Wi-Fiインターネットサービスも提供されている。同機の場合は「ANA Wi-Fi Service」となり、30分(15MB上限)で4.95ドル(約570円、1ドル=約115円換算)、1時間(30MB上限)で8.95ドル(約1030円)、フルフライト(100MB)で19.95ドル(約2300円)となる。

 容量制限があるためPCを使って本格的な作業をするには抵抗があるが、スマホを使ってメールやメッセージのやりとりをしたい場合には便利だ。プライベートでの旅であれば、空から友達とLINEのやりとりをして楽しむのもよい。また、なにより10時間を超えるフライトなので、このご時世に地上をまったく連絡を取れないことに不便を覚える人もいるだろう。飛行機に乗っている時間は仕事を忘れると決めている記者だが、なかなかそういうわけにいかない事情もある。特に復路は、日本時間の朝から午後イチにかけての仕事のメールも多くなる時間だけに、メールチェックだけでもできる環境があるのは安心できる。

■見た目も味も楽しい機内食。有名店とのコラボメニューも充実

 さて、機内の楽しみの一つといえば機内食。ここでは、往路、復路それぞれでいただいた機内食を紹介していきたい。

 往路では、「銀座奥田」とコラボレーションした和食メニューを提供しており、メインにはこちらを選んでいる。前菜はさっぱりとしたタイやイカなどのお造り、しっかりと味が染みた牛肉のしぐれ煮に、見た目も美しい夏野菜のゼリー寄せ。そして、メインは枝豆入りのご飯に、香りが食欲をそそるゴマ風味のイサキの塩焼きという和食のフルコース。食材にもこだわる料理人とのことで、地上でもなかなか食べられない本格的な懐石料理を空の上で楽しめる。

 ちなみに、ANAでは、「THE CONNOISSEURS(ザ・コノシュアーズ)」というその道のプロフェッショナルの監修による機内食を季節ごとに提供しており、この2017年12月〜2018年2月の羽田/成田〜欧米線では、アメリカのPATINA(パティナ)による洋食メニューなどを提供しており、折々の料理を楽しめるとあって、次はどのシェフとのコラボメニューだろう、と何度乗ってもワクワクできるのも魅力だ。

 また、ワインや日本酒についてもそれぞれにアドバイザーが付いており、試飲会を経て選ばれた銘柄を提供している。特にワインについては、新たに2名のソムリエを迎え、12月からは2000年に世界最優秀ソムリエに輝いたオリヴィエ・プーシエ氏がセレクトしたワインも提供。これまでにANAのビジネスクラスに乗ったことがある人も、これまでとは違った雰囲気のワインを楽しめるかもしれない。

 デザートは、“パティスリー界のピカソ”の異名を持つというフランスのパティシエ、ピエール・エルメ氏監修のスイーツ。搭乗時にはライチやマンゴー、ココナッツを使ったカラメル風味クリームの「エモーション マホガニー」を提供していた。

 成田発ヒューストン行きの機内では、出発直後の昼食として出される上記のメニューのほか、到着前に朝食の提供がある。しかし10時間を超えるロングフライトなので、その間に小腹が空く人も少なくないだろう。そんな人のために、好きなときに頼める軽食メニューがあるのだが、こちらもまた充実している。

 例えば、わりと有名になっているのが一風堂のラーメンで、往路の場合は「空の上のトンコツ『そらとん』」を用意している。また、大阪の鶴橋駅前に本店を構える「鶴橋風月」のお好み焼きや、銀座の創作フレンチ「ESqUISSE(エスキス)」とのコラボメニューである野菜中心のメニューなどのコラボメニュー、まわりの人へ食欲を伝播させてしまいそうな三元豚のロースカツカレーなどなど、気になるメニューが並ぶ。

 今回の搭乗では、機内も暗くなって周囲が寝静まるなか、鶴橋風月のお好み焼きと、ESqUISSEの「冷製 紫蘇で包んだ賀茂茄子の昆布〆 レモンとアニスの香るソース」を注文。ちょっと量が多いような気もしたのだが、食べたかったのだから仕方ない。お好み焼きはお腹が空いているときにガツンとくる味がうれしい。そのあとに食べたESqUISSEの野菜メニューは、逆にさっぱり味。よく冷えた茄子と、それを包む紫蘇が爽やかで、茄子の水分が機内で乾いた体に染みていく。食べているときはどんどんフォークが進んだのだが、食べたあとにはすっかり満腹。これ1品だけでも満足できるボリューム感だ。

 そんな風に食を楽しんでいると、CA(客室乗務員)さんから「オーロラが見えますよ」と声をかけられた。すでに満足しつつあったこの旅だが、この先もなにかよいことがありそうな予感をいただかせてくれる淡い光を眺めつつ、一休みすることにした。

……と気が付けば、あっという間に米大陸上空。寝ていると時間が過ぎるのが早い。朝食は最後の日本食とばかりに和食を選択。だし巻き卵に塩昆布とオクラが乗った小鉢に、主菜は鯛の餡かけという組み合わせ。ちょっと(かなり?)贅沢なニッポンの朝ご飯といった感じのメニューで、しっかり腹ごしらえして到着後の活力になる。

 一方、復路となるヒューストン発成田行きの便では、出発直後と到着直前に昼食として機内食の提供がある。復路のコラボメニューはデザートで、最初の食事の最後に源 吉兆庵の「彩しらべ 抹茶」が用意される。このデザートに合わせて、メニューも和食を選ぶことにした。

 前菜はローストビーフやごま豆腐などで、マグロやハマチを炙ったお造りや、ウナギの酢の物と一緒に供される。米国発便ながら、本格的な懐石料理だ。

 主菜はハマチの幽庵焼き。香ばしさと味が染み込んだ煮物のような味わいで、これぞ幽庵焼き!と思える美味しさ。往路の主菜もそうだったが、とにかくご飯に合う。復路の幽庵焼きは味が濃いめなだけに、思わずご飯のおかわりをお願いしそうになった。

 そして期待のデザート、源 吉兆庵の「彩しらべ 抹茶」。風味のよい生地に、抹茶を練り込んだミルク餡の組み合わせがやさしい味わい。和スイーツということで和食に合わせたわけだが、生地の風味もあって洋食にも合いそうだった。

 復路の軽食は、コラボメニューは一風堂のラーメン「コク極まる味噌『大地』」や、茅乃舎の「野菜だしスープ」、往路同様の野菜中心メニューなどが用意されている。往路の野菜中心メニューがあまりに印象に残っていたので、復路でも頼んでみることにした。

 復路の野菜中心メニューは、「コーンのフリッタータとトリュフ風味のバターナッツスクワッシュピューレ トマトコンフィソース」。和の雰囲気があった往路の野菜中心メニューに比べ、こちらは完全な洋食。野菜が中心とは思えないほどのしっかりした口当たりだ。特に味の中心となるピューレが濃厚で、それをトマトの酸味が中和してくれるという組み合わせの妙を感じるメニューだった。

 成田着陸前の最後の食事も、悩んだ末に和食にした。こちらの主菜はサバの塩焼きで、里芋やニンジンなどの煮物や、めかぶ酢などとセットになっている。ヒューストン発を基準に考えると遅い夕食、日本時間を基準に考えるとやや遅い昼食といったタイミングでの食事となるが、多すぎず少なすぎずの絶妙のボリューム感だ。

 往復で提供される4回の機内食すべてで魚料理がメインの食事を選んでしまったのだが、どの味も個性があって、このようにまとめてみないと魚料理ばかり食べていたことを忘れていたほど。往復を通じて和食、洋食の好みがあっても飽きない食事を楽しめるのはありがたい。

トラベル Watch,編集部:多和田新也

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