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「“学校に行きたくない”が親に言えない」子どもの思い

10/19(金) 20:04配信

TOKYO FM+

学校は行かなくてもいい』の著者・小幡和輝さんが、10月17日放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。約10年間不登校の時期を過ごし、その後夜間の定時制高校に通って、高校3年生のときに起業した小幡さん。今回の放送では、パーソナリのとーやま校長とあしざわ教頭とともに、『学校に行きたくない』という高1の女子リスナーと直接電話を繋ぎ対応策を考えてみました。

ーーリスナーのメッセージ
【今、学校に行きたくないんです。だけど家にも居場所がなくて休めなくて。だけど部活(美術部)が楽しいから、それだけで今は学校に行っている状態です】

とーやま校長:学校に行きたくない理由を聞いてもいい?

リスナー:中2のときのクラスの雰囲気があまり良くなくて、自分がそれに馴染めなくて半年ぐらい学校に行けなかったんです。今は高校に入って学校に行ってはいるんですけど、今のクラスが学校に行けなかった中2のときのクラスに似ていて、それでいろいろ感じちゃって学校に行きづらい状態です。

とーやま校長:家に居場所がないって言っていたよね。これはどういうこと?

リスナー:学校に行けなかった中2のときに、お母さんが自分に対して暴言とか暴力を振ってきたことがあって。もう1回学校に行けなくなったら、また同じことが繰り返しちゃうなと思って……。なのでお母さんには、学校に行きづらいことを話せていなくて家にいづらい状態です。

とーやま校長:暴力は絶対にダメだけど、根っこの部分には「娘を何とかしたい」っていう気持ちもあったりするのかもしれない。本当のところは分からないけどね。小幡先生が書いた『学校は行かなくてもいい』の中には、親の気持ちとかもたくさん書いてあるじゃないですか。実際、親もいろんなことを考えているわけですよね?

小幡:そうですね……無理矢理なのも含めて、学校に行かせたがる親は多いんですよ。でも、親の世代の学校と、今の学校の役割は全然違うっていう価値観ギャップみたいのがあると思っていて。僕らってインターネットとかSNSも含めて、自分で調べようと思ったらいくらでも調べられて、繋がりもすごく広げていけるじゃないですか。でも親世代って学校に行かないと勉強できなかったし、繋がりも得られなかったんです。
そういう前提が全然違うんですよね。親の世代にとって学校に行くことは正しいことだったし、行かなきゃいけなかったと思うんですよ。でも、僕らの世代は意外とそうでもない、っていうのが、そもそもの価値観として全然違う気がするんです。そこを埋めていかないといけないんですよね。
お母さんが学校に行かせようとする思いもすごく分かるし、お母さんたちの世代はそれが正しかったんですよね。でも、これからはそうじゃないよねっていうところが、まだ理解されてないんですよ。だからどうしたらいいか……学校も楽しくなくて家にも居場所がないって、今が一番つらいよね……。

あしざわ教頭:小幡先生は、両親との関係はどうやって乗り越えてきたんですか?

小幡:小学2年の中盤くらいから、毎朝毎朝、玄関前で父親とめちゃ喧嘩してたんですけど……父親が教師なんですよ。住んでいた地域が田舎なので学校が一個しかなくて、僕が不登校になると町中に分かっちゃうみたいな状態だったんです。父親の立場からすると僕が不登校になると、学校で教えにくいんですよね。当時はそんなことを考えられなかったけど、今振り返ると「それは怒るよな」って思ったりもするんです。親も親なりに理由があるんですよ。それを擦り合わせていく期間が必要で、僕はそれが3ヵ月くらいかかりました。親も理由があって行かせようとしているので、そこは話し合わないと話が進まないですよね。

とーやま校長:うん……。(リスナーは)部活が楽しいって言ってたよね。小幡先生もゲームが好きで、結果的に今の仕事とかに繋がってるわけですよね。中学、高校のときに好きだったものが、結果的に今の仕事に繋がったりとか、それが元で友達がいっぱい出来て未だに付き合いがあるとか……。
10代のときに楽しいと思える場所は自分のことを作ってくれるから、俺は自分が楽しいと思える場所を絶対になくして欲しくないと思ってる。この場所を何としても守りたいということをまず第一にして、いろんなことを考えていきたいと思うんですけど……?。

小幡:そうですね。だから転校するっていう選択肢は、なくすってことですよね。うーん……。
でも……定時制高校に入ってからは支援環境がたくさんあるので、転校って結構サクッと出来たりするんですよ。 僕は「そういう選択肢もあるよ」って言うんですけど、今の美術部が楽しいのであれば、これは絶対に残したほうが良いと思います。友達とのコミュニティもそうですけど、まずはお母さんをなんとかしないと大変だなあ。

とーやま校長:今の学校で卒業したいっていう気持ちはある?

リスナー:あります。

小幡:美術部の友達は、過去にそういう経験があることは知ってるの?

リスナー:知ってはくれています。

小幡:そこはすごく大事だよね。そこを理解して気にかけてくれる人がいるから、学校に何とか行けているのかな。

リスナー:そうだと思います。

とーやま校長:そうなると、部活だけ行くっていうのはダメなんですかね?

小幡:うーん、ダメですね(笑)。でも、美術部の友達と繋がり続けるんだったら、別に部活じゃなくてもいいんじゃないかって思ったりもします。友達なんだから学校以外で会えばいいじゃん。親の賛同はいるんだけど、通信制高校とかもっと受け入れてもらえる所に行くっていう手もあると思うよ。合わないところにい続けるのって一番しんどいし、コミュニティを変えることで何とかできかなぁ。僕はすごい救われたから。学校には全く友達いないけど、学校以外に友達いっぱいできて、めちゃくちゃ楽しかったんです。無理に合わないところに合わせる必要ないよね、って思うんですけどね。

とーやま校長:学校以外で(自分のことが話せる)思い当たる人とか友達とかっている?

リスナー:います。中学校のときの担任の先生です。

とーやま校長:担任の先生は、この話は知ってるの?

リスナー:知ってます。「たまにはゆっくり休んで」みたいな感じで言ってくれます。

とーやま校長:そういう風に自分の思いを話せる人や、自分のことを分かってくれる人って絶対いるじゃないですか。そこにもっと頼っていきたいし、そうしていくことによって自分の居場所も広がってくのかな、って思うんですけど……。

小幡:うんうん……。なんで親はこういう対応をしちゃうのかなぁ。そこは僕らがもっと頑張って、社会の雰囲気を変えていかないといけないですね。


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