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「神秘的」ゴカイの生殖群泳、ひそかな人気 観察会はキャンセル待ちも

3/21(木) 9:13配信

西日本新聞

 釣りの餌として重宝されるが、ウネウネしてちょっと苦手…。そんなイメージのゴカイのとある行動が、ひそかな注目を集めている。春先、大潮で満潮時の夜にだけ、命をつなぐために河口付近を群れで遊泳する「生殖群泳」。鹿児島県姶良市では、「ゴカイの専門講師」による全国唯一をうたう観察会が開かれている。

【動画】ひそかな人気 ゴカイの観察会の様子

 「きれいな緑色は卵のある雌、ピンク色は雄です。この子は大っきいね」。8日午後9時ごろ、対岸の桜島もすっかり見えなくなった重富海岸=同市=にある用水路で、今年2回目の観察会が催された。錦江湾の環境学習などに取り組むNPO法人「くすの木自然館」の浜本麦(ばく)専門研究員(36)が、膝まで水に漬かりながら説明する。

 観察するのは、青森から台湾に至る範囲で生息が確認され、「オーソドックスで最も身近なザ・ゴカイ」(浜本さん)というヤマトカワゴカイ。この時季になると川底から現れ、雄雌それぞれが精子と卵を水中に放出しながら群泳し、子孫を残す。

 この日の用水路では、光に寄ってきた体長20〜30センチの約60匹が、水面近くで体をくねらせている。多い時は千匹にもなるという。参加者7人のうち、女性は4人。浜本さんが採捕し、水槽に移したゴカイを間近で眺めたり、手のひらに乗せたりしていた。サワサワと筆でなぞられるような感触だそうだ。

 初めて参加した鹿児島市の女性(31)は「釣りやキャンプが好きで海に興味があって来ました。ゴカイを気持ち悪いと思ってたけど、一生懸命次の世代を残そうとしている姿は神秘的でした」としみじみ。「もっと数が多い時も見てみたい」と興味を募らせた。

 ヤマトカワゴカイは普段、淡水と海水が混じり合う汽水域の底に巣穴を作り、砂や水の中の有機物を食べる。体長は約15センチで寿命は1年。最後の2カ月ほどをかけて、四つある目を大きくし、弛緩(しかん)して長くなった体を精子や卵で満たすなど、体の形を変える変態を行うという。

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最終更新:3/21(木) 9:15
西日本新聞

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