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<北朝鮮内部>ミサイル発射は新兵器の開発テストと幹部に説明 文政権を臆病者と連日非難

8/18(日) 5:00配信

アジアプレス・ネットワーク
◆金正恩氏が度胸で韓米演習に対抗とも

韓米合同軍事演習を理由に、北朝鮮が短距離ミサイルの発射実験を続けている。情勢を緊張させかねない軍事示威を、金正恩政権は国内向けにどのように説明をし、住民や幹部はそれをにどう反応しているのだろうか? 8月前半、韓米合同軍事演習に対し、「社会主義の尊厳をかけて果敢に立ち向かわなければならない」という内容の情勢講演が、労働党幹部を対象に行われたことが分かった。

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咸鏡北道(ハムギョンブクド)の都市部に住む取材協力者は、この会議に参加した労働党の初級幹部のA氏に会って話を聞き、その具体的な内容を知らせてきた。以下は協力者の報告である。

「会議で講演した党書記は、まず、『ミサイル発射は新兵器の開発テストであり、南(韓国)米軍事訓練には超強硬で対応するという金正恩元帥様の度胸の現れだ、元帥様が我われの先頭に立っているおかげで、(敵が)1歩前に来たら、我われは10歩前に出ることができる』と話したそうだ。

そして、『現在の我われの状況は劣悪であるが、卓越した外交術を駆使する元帥様をいらっしゃるので、近いうちに勝利するだろう』と述べ、その一方で、『自力更生だけが難局を乗り越えるという元帥様の考えを実践しなければならない』と強調したそうだ」

立て続けのミサイル発射については、どのように説明したのだろうか。協力者に会議の内容を伝えた幹部A氏は、次のように述べたという。

■韓国文政権を臆病者と非難
「ミサイル発射は我われの軍事力を知らしめようとするものだ、我われの存在を誇示し、交渉を有利にしようというのが目的だと党書記は説明したのだが、国からの食糧配給もなく、住民の生活がひどい有り様なので、(ミサイル発射の目的について)一般人には知らせず、幹部だけに情勢講演を行ったのだろう。今にも倒れそうで、一日一食でなんとか耐えているような人々が、近いうちに勝利するとなんて話を聞いたら、とんでもないと言うはずだ」

これまでも、韓米が合同軍事演習をするたびに、北朝鮮政権は防空訓練や対抗演習を行うなどして国内の緊張が高まった。取材協力者は、今回は、演習に合わせてミサイル発射実験を立て続けに行ったため、情勢が緊張するかもしれないと心配したと言うが、国内はいたって平穏だとして、次のように言う。

「かつては、ミサイルであれ核であれ、実験するとなれば、人民班を通して住民を動員して警戒態勢を取らせていたが、今のところ何もない。会議があっても『自力更生』のことしか言わない」

一方で、北朝鮮国営メディアは、米国と合同軍事演習をしながら、北側のミサイル発射実験を批判する文在寅(ムン・ジェイン)政権を、連日激しく非難している。

8月11日の朝鮮中央通信は、外務省の米国担当局長の談話を伝える中で、文政権を「怖じ気づいた犬が騒々しく吠える」と悪態をつき、8月16日には祖国平和統一委員会報道官の談話で、「北で猟銃の音が鳴っただけでも糞を漏らすくせに…」と、臆病者だと罵った。(カン・ジウォン)

最終更新:8/18(日) 8:30
アジアプレス・ネットワーク

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