ここから本文です
もう、ちょっと。ニュース、てんこもりにしようぜ。

書庫全体表示

「VW・アウディは車のオーナーに慰謝料100万ウォン払え」

8/24(土) 10:01配信

朝鮮日報日本語版

ソウル中央地裁、排出ガス操作関連の精神的被害に対し補償判決

 2015年に排出ガス操作問題を起こしたドイツ車「フォルクスワーゲン」(VW)と「アウディ」は韓国国内の自動車オーナーに精神的被害を賠償すべき、とする裁判所の判断が下った。この事案に関して精神的被害への賠償(慰謝料)を認めた初の判決だ。

 ソウル中央地裁民事22部(裁判長:李東連〈イ・ドンヨン〉部長判事)は23日、2社の自動車によって被害を受けたとする2501人が2社および韓国国内の輸入会社、代理店を相手取って起こした損害賠償請求訴訟で「メーカー・輸入会社は2社の自動車を購入して被害を受けた2480人に対し、自動車1台あたり100万ウォン(約8万8000円)の慰謝料を支払え」とする判決を下した。自動車を販売した代理店は賠償責任から外した。

 VWとアウディは15年、ディーゼル車種の排気ガスを操作していたことが発覚し、世界的な問題を引き起こした。韓国国内でも環境部(省に相当)による調査の結果、排気ガス低減装置の作動率を操作するソフトウエアを自動車に積み、環境部の認証試験のときだけ排気ガスが少なくなるようにしていたことが判明した。そのほかのケースでは排出ガス低減装置の作動を中止させたり、作動率を低くして燃費を高くしていた。その後、韓国国内の消費者は「財産上の損害と精神的被害を受けた」として訴訟を起こした。

 裁判部は、自動車オーナーらが受けた精神的被害だけを認めた。裁判部は「2社は高い金額を支払って有名ブランドの自動車を購入した消費者らの信頼を侵害した」「特に、長期間リコールに乗り出さず、自動車オーナーらはブランドが与える満足感を大きく傷つけられた」「自動車オーナーらは環境汚染的な自動車のドライバーという印象を受けることになり、精神的苦痛を受けた」とした。

 ただし裁判部は、「自動車代を弁済せよ」という自動車オーナーの請求は受け入れなかった。財産上の損害に対する賠償責任は認めなかったのだ。2社が「大気環境保全法などの規定に適合するように作った」と誇張・うその広告を行ったことは間違いないが、こうした広告が自動車購入に直結したわけではない、という理由からだ。

 逆に先月25日、ソウル中央地裁民事16部(裁判長:キム・ドンジン部長判事)は、2社の自動車のオーナーおよそ120人が会社を相手取って起こした訴訟で、「自動車購入代金の10%を賠償せよ」と財産上の損害についてのみ責任を認めていた。「『親環境』を掲げたうその広告で消費者を誤認させ、公正取引を阻害した」という理由からだった。裁判所関係者は「同じ事案に対する下級審の判断が食い違っており、今後上級審で整理されるだろう」と語った。

最終更新:8/24(土) 10:01
朝鮮日報日本語版

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事