小山公認会計士税理士事務所・文人を目指す小山登の独白

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棚卸資産の期末評価方法の最終仕入原価法は

棚卸資産(商品・製品・原材料など)の受払記録が無くても

期末在庫の評価が出来るので手間がかからない利点はありますが

次の重大な欠点があります

仕入価額が上昇しているときのことですが

仮にある商品の当初在庫数が 3個で

1個を150円で売った場合

その仕入れ単価が 100円であれば期末の在庫は

2個残っているので期末在庫残高は 200円です


売上高は 150円

この売上原価は100円(300円−200円)で

差引 50円の利益です

ところが期末前にこの商品がこれから売れそうだと予測して

2個仕入れました

その時の仕入値段は1個に付き120円だったとします

期末の在庫は、当初3個あって1個売れて2個仕入れたので4個になります

この場合の計算は

売上は150円ですが

売上原価は次のようになります

当初在庫 300円と仕入 240円で計 540円から期末在庫を引くことになります

期末在庫は最終仕入原価法ですから

4個を 120円で評価して 480円になります

そうすると 540円から 480円を差し引くと 60円となり

売上 150円から 60円を差し引くと 90円の利益が出てしまいます

最初に計算した例示の利益 50円から比べると 40円利益が増えています

これは、期末前に仕入れた商品の値上がり分 20円が以前からの商品(100円)2個

にまで適用されたからに他ありません

仕入れ値段が上昇しているときは、営業的には利幅が少なくなってきたと感じても

経理的、帳簿的には利益が出たように見えるのです

このギャップを認識いておくことがたいせつですね

このように所持しているだけで利益が出ることをホールディングゲインと言うようです

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