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今日の一句 「 彫像の 見上げてをりぬ 鰯雲 」 (ちょうぞうの みあげてをりぬ いわしぐも) 「 後ろより 彫像を見る 秋思かな 」 (うしろより ちょうぞうをみる しゅうしかな) 金沢は犀川河畔に例年の如く、美大生の彫像が並び展示されております。 これは卒業記念の作品なのでしょうか。何時も最近は今頃、河川敷きに 展示されるのです。 そのほとんどが石像なのです。 思い思いの並べ方ではあります。 林檎と云う題の石を削って、本当に林檎そのものの形の作品もあります。 ぽつねんと置かれてあると不思議に何かを主張してくるのです。 考えてもみてください。これが河川敷きに展示してあるのです。 鳥の像もあります。首を長く伸ばして座った大きな犬の石像もあるのです。 でも矢張り、女の像が目に付くのです。 子を抱いて石の長椅子でしょうか、端に座って空を見ている。子も同じ 視線でなのです。 視線の先に今日は鰯雲が見えているのです。 もう一点、立ち姿の裸像が目に入りました。 これまた空を見ているのです。 秋の季節は遠く空を見る、夏の激しい日差しに俯き加減の視線が 秋は見上げる視線に、物憂げな目線から割り切った目線へ 季節の変りの不思議です。 「 ひとすじの 秋風なりし 蚊遣り香 」 渡辺水巴 「 鰯雲 戸室にありて 動かざる 」 (いわしぐも とむろにありて うごかざる)
推敲句
「 彫像の 後姿の 秋思かな 」 |

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