無題

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

480落ち蝉

    今日の一句

     「 落ち蝉の 大往生に 見へし艶 」
   (おちぜみの だいおうじょうに みえしつや)

     「 落ち蝉の 艶ある羽の 運ばるる 」
    (おちぜみの つやあるはねの はこばるる)


   二坪程の菜園の胡瓜の蔓に蝉の抜け殻の空蝉を見つけたのは、ほんの二三日前、
   今朝は玄関の所で硬直した蝉が落ちておりました。
   同じ蝉だとは思いませんが、梅雨明けの蝉時雨を聞いたと思ったら
   早くも落ち蝉になっている、その無常を思います。
   それにしても、死してなお、この艶々しいのには驚きです。
   「 落ち蝉に 老いといふもの なかりけり 」
   老いは誰にも訪れるものですが美しく老いたいものです。

    

479本末転倒

    今日の俳句

      「 母屋より 門塀太し 新松子 」
     (おもやより もんぺいふとし しんちぢり)

      「 キス釣りや 能登半島は 凪ぎの中 」
     (きすずりや のとはんとうは なぎのなか)


  今、門塀を直しております。
  能登の工務店に依頼しております。
  神社仏閣が得意との事でお願いしました。
  大体、能登の家は金沢の家に比べて柱の太さが違うのです。
  門塀が出来つつありますが、我が家の粗末さが目立ってきております。
  本来、門塀等と似つかわしくない家であります。
  少しでもグレードが上がるかとお願いしたのですが、門塀ばかりが
  光り輝いております。
  本末転倒との思いがして来ました。
  庇を貸して母屋を取られる、これとはちと違うか。いや大分違いますね。

  
  

478袋掛け

      今日の一句

       「 袋掛け 林檎ごはごは 顕はなる 」
      (ふくろかけ りんごごわごわ あらわなる)


   投稿はほとんどしません。
   唯一お茶のメーカーの応募に三回出しただけです。
   百五十万句応募があるやつです。
   二回入選したのには我ながら吃驚です。
   「 春滔々 富士一塊に 完結する 」
   (はるとうとう ふじいっかいに かんけつする)
   「 天気図の 指紋の如く ありて雪 」
   (てんきずの しもんのごとく ありてゆき)
   この二句には思い出深いものがあります。
   「 この門に 入るを赦さぬ 氷柱かな 」(このもんに いるをゆるさぬ つららかな)
   「 手拭いの 寒極まりて 鋼なす 」(てぬぐいの かんきわまりて はがねなす)
   「 牡丹雪 影積む影に 降り積もる 」(ぼたんゆき かげつむかげに ふりつもる)
   「 ギプス剥ぐ 足青白し 地虫出ず 」(ギプスはぐ あしあおじろし じむしいづ)
   「 束の間の まほろばに居る 蛍かな 」(つかのまの まほろばにいる ほたるかな)
   「 なめくじや 朝日の透かす 縁の筋 」(なめくじや あさひのすかす へりのすじ)
   「 道に影 引きて熊蜂 飛びにけり 」(みちにかげ ひきてくまばち とびにけり)
   「 片方は 柿ノ木に掛け 大根干す」(かたほうは かきのきにかけ だいこほす)
  以上十句が新聞等に載った句です。
  
   


     
     今日の一句

      「 新松子 子は首据はり 擡げをり 」
     (しんちぢり こはくびすわり もたげをり)


   新松子(しんちぢり)とは青い松笠の事です。
   松の木を見ていると今頃は青い松笠がポコポコあって、これが
   段々茶褐色に変わっていくのです。
   三ヶ月を過ぎた赤子もそろそろ首も据わり、腹ばいになって首を
   擡げ始めるのを見るのは可愛いいものです。
   
     「 新松子 父を恋ふ日と したりけり 」   石田波郷

476空蝉

     
      今日の一句

       「 空蝉の 飛び出しそうな 足配り 」
      (うつせみの とびだしそうな あしくばり)


   我が三坪程の菜園は初めてにしては大変上手くいっております。
   ミニトマトは七月より毎日十五個は取っており、もう三百個は越えて
   胡瓜も茄子も糠漬用に毎日二三個取れて完全に苗代の元は取ったと悦に
   入っているのです。
   来年は畑でも借りて手広くやるかと途方も無い事を思ってもいるのです。
   それにしても、こんなに取れたての野菜が旨いとは知りませんでした。
   唐黍のそれは甘いことと言ったら言葉に言い表す事が出来ません。
   「 月の色出す青胡瓜 」だとか「 空豆はまことに青き味したり 」
   「 鯉ほどの唐黍むいて故郷かな 」
   と有名な俳人が詠んでおりますが誠にその通りと脱帽するしかありません。
   今朝、胡瓜の蔓に蝉の脱け殻の空蝉がぶら下がっておりました。
   ここから蝉が発ったのかと妙に感慨に浸っております。  

.
nkr*k*17
nkr*k*17
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

Yahoo!からのお知らせ

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事