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日本人駐在員 と 中国ローカルの作業員 には大きな給料差があり、もちろん食生活も異なる。
ちょっとした会話、飲み会などでその差をお互いにまざまざと感じられることがあり、日々の発言に気をつけないといけない…。
■会社の運転手との会話
行き帰りの通勤に来てくれる運転手。帰りは大方日本料理店まで行ってもらうが、ひょんなことで食事代の話になった。食事のみでの値段で日本料理店で食べるとどのくらいかかるか、という問いかけに「50元くらい」と答えたら、大きな驚きとともに感嘆が。「50元といったら自分の4〜5日分の食費だよ…」
■作業員が突然倒れる
工場内歩いていたら、突然倒れている作業員を発見。完全に意識がなく、涼しいところにみんなで連れていった。しばらくすると意識を取り戻し、事情を聞いてみると、「おなかが空きすぎて、フラっとしてしまった」、どうやら貧血のような症状だったらしいが、ご飯は食べてなかったのかと聞くと、「お昼は食べていない、お金もあまりないし、安い会社の食堂の食事はおいしくないし」。
会社の食堂だと1食2〜3元で食べることができるが、味はひどく、中国ローカルの食生活は非常に悪い。
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日記と雑記
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自分が日頃中国に対して思っていること、時事トピックス等を自己満足的に書きます。
![]() 中国の高速鉄道事故後、安全に対して敏感になっている中国。
その中で最近クローズアップされているのが、エレベーターやエスカレーターの事故。エスカレーターが逆走する事故や、新品のエレベーターの中を調べてみたら偽物のモーターが入っていたりと、話題に事欠かない。
新聞の右半分に最近広東省地域で起こった3件の事故が紹介されている。
読者からの投稿によるものが多い。
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新聞の中で、毎日必ず見かける記事、都市住民と農村住民の格差。
今日の「南方都市報」で特に強調していたのが、教育問題。
自分が居る広東省は出稼ぎ労働者が多く、ほとんどが戸籍は田舎。
日本のように自由に住民票を移すことができず、社会的なサービスも受けられない。
もちろん教育も。
出稼ぎ労働者は
・夫が出稼ぎ、妻は田舎で子供と一緒に過ごし、田舎の学校に通わせる
・夫婦ともに出稼ぎし、子供は祖母夫婦に預け、田舎の学校に通わせる
・出稼ぎ先にて家族全員で過ごし、子供は都市の学校に通わせる
・都市戸籍を取る
下に行くほど難易度が高くなる
事実、自分の務め先の出稼ぎ労働者の多くが、子供や妻を田舎に置いているケースが多い。
出稼ぎ先で子供を学校に入れることもできなくはない。国立・公立学校か私立の選択肢がある。
値段が比較的安い国立・公立はもちろん人気があり、競争率も高い。しかも都市住民に優先的に定員が割り当てられ、出稼ぎ労働者の子供の定員は非常に限られている。少ない定員に対して、ものすごい競争が行われ、しかも評価対象は学力の優劣ではなく、親の経済力によるとのこと。
これは自分が住んでいる街の例で、同僚からきいた話だが、
小学校の新学期が始まる9月。入学試験は6月。子供の学力テストだけでなく、両親の面接も同時に開催される。聞かれるのは経済状況。両親の職業、給料、持家か借家か(住んでいる場所ごとに点数付け)、マイカーを所有しているか(高得点はBMV、ベンツ、日系、中国系 の順に得点付け)。
このテストで受かるのは膨大な労働者の中でほんの一握りだけ。落ちた人たちの選択肢として
・出稼ぎ先の私立小学校に通わせる。ただし学費は高く、1か月の学費は1か月分の給料に匹敵する。しかも教育の質が悪い
・公立学校へわいろを贈り、裏口入学をする
・出稼ぎ先での子供の通学をあきらめ、子供を自分の田舎に戻し通学させる
出稼ぎ先の都市部でもっと学校を作ればよいのだが、教育をはじめさまざまな社会サービスが整っていないため、膨大な出稼ぎ労働者をカバーできる能力がない。徐々に出稼ぎ労働者に都市戸籍を付与する試みが行われているが、まだまだ少量。
こうなると階層の固定化が始まり、都市部と田舎での格差がさらに広がる恐れが高い。
田舎出身でものすごく勉強し、北京大など有名大学に行き、優良企業に入社する というサクセスストーリーはもう過去のものか。実際、北京大学での統計だと、田舎出身の学生の比率が近年下がってきているとのこと。田舎の教育環境は悪く、教育格差は広がるばかり。
今の沿海都市部の発展を底辺で支えいるのは間違いなく、出稼ぎ労働者。
出稼ぎ労働者がいないと製造業、建設業、サービス業を始め、すべての産業が成り立たない。その労働者たちをないがしろにして、都市部の住民が経済発展の多くの恩恵を受けている状態。非常に不平等な社会階層でできており、今後の経済発展の大きな障害になるのは間違いない。
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![]() 急速に車が増え、交通ルールがまだまだ根付いていない中国。
至るところで事故が起こっており、1時間程度車を走らせている間に2,3件は事故を見かける。
急な方向転換、急ブレーキと危ないことばかり。
特に高級車に乗るひとはなぜか運転が往々にして荒い。かなり強引な方法をつかってくる。
事故が起こっても、警察が来るまで現場保存するのが基本。そのため、激しい渋滞が引き起こされる。
動かしたら負けを認めることになるそうです。
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![]() 日本でも連日報道されている高速鉄道事故。
中国でも異例の報道体制で、一部では中央政府が報道規制をしたとの話もあるが、新聞では連日の報道が続く。政府への批判、腐敗体質に対して、痛烈な批判が徐々にエスカレートしている。
今回最も印象に残ったコメントは
「報道を抑えても、マイクロブログによる中国民衆のネット世論は抑えきれない」というところ。実際、中国ではフェイスブック、ツイッターや日本発祥のブログはアクセス規制がかかっている。見れるのは中国発祥のブログのみ。要は中国政府が介入できるものしか、アクセスが認めらていない。膨大なコストと人をかけて検閲をしているが、膨大に膨れ上がったネット民に対応できず、今回の政府批判も抑え切れていない模様。
自分が北京にいた2004年。今ほどネット世論が主流でなかったころ、主に世論はネット記事と新聞。このころは新聞社や報道局を抑えつければ世論を抑え切れていた。しかし、今では携帯用カメラとマイクロブログにより誰でも投稿できる時代。実際今回の事故に対する世論の中心はマイクロブログによって形成され、政府もその世論を無視できなくなっている。
今後、次の大きな事件が起こった際にはどのように世論が動くか。大きな転換点になりそうです。
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