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本屋で立ち読みした本ですが、 『2012年、世界恐慌』(朝日新書)と言う刺激的なタイトルのクズ本を見つけました。本屋へ行かれたら是非、ちらっと見て、私の判断が正しいか確かめてくださいませ。
左巻きの学者センセーは世界が恐慌から回復するのが気に入らないようです。
それが見えて、笑えますから。 さて、立ち読みに当たって、時間を節約するために、前半のリーマンショックの解説と、それに続く世界の財政出動による景気回復努力の流れの部分は省きましょう。今更な内容で時間が無駄ですから。
次は、この本書の核心とも言える「財政出動が1920年代の恐慌を再現させる」と言う理論展開です。
言いたいことは、財政支出は新たなバブルを起こすと言うだけです。なるほど、最近急に言われ出した、ソブリンリスクと言うやつですね。ギリシャに端を発したPIGS諸国の危機、EUの先行きも危うくなると言う危機です。 ケインズ政策が結局は世界に大恐慌をもたらすと言うのですが、いささか理論は薄弱です。まあ左巻きの連中が、ケインズが嫌いなのは良く分かりますけどね。
まさにこれを捉えた実に商売上手な学者です。
左巻きの割には金儲けが上手です。 見てみるとこのセンセーは恐慌関係で何冊も本を出して儲けているようです。 そして、このまま回復してもらったら左巻きとしては面白くない。 そこで出てきた、ユーロ危機、これだ! 恐怖を煽って、またまた一儲け! ついでに、日本の財政破綻についても嬉しそうに書いています。
ここで、一点、左巻きの連中の情報捏造の例を確かめてください。
まず、日本の財政破綻が近いと言うために、個人資産総額は1000兆円だと書きます。しかし、最終章では、これがあら不思議、1500兆円だと変化しています。 ここでは、日本の個人資産を恐慌を防ぐために世界にばら撒けとおっしゃっているので、額が多いほど良いのでしょう。 このデタラメさ。 一冊の本の中で、個人資産の額が500兆円も違って書かれています。 無論、これは意図的に書き分けているのです。 なるほど、左巻きの学者はこうして情報操作をするのだと言う実例です。
次に、この本の最終章で、トンデモ論が出てくるので笑えます。
ここは、短くて5分で読めるので、是非立ち読みしてください。 このセンセーがおっしゃるのは、
2012年に世界は再び大恐慌に陥るから、それを防ぐために日本は、 ①1500兆円の個人資産を世界中にばら撒けと提案しています。 ②世界中から無制限に移民を受け入れるべきだと提案しています。 うーん、これを立ち読みしてずっこけそうになりました。 何故、日本の個人資産を世界にばら撒けば世界が恐慌から救われるのか、全く説明が有りません。
いきなりそう言われてもねえ、あなた、アホかいなと思うばかりです。 これが、国立大学の経済学部の教授センセーの御託宣です、脱力です。 次、②の移民受け入れはもっと酷い。
日本で暮らしたいと思う人なら、無制限で誰でも受け入れるべきだ、と書かれています。これは、「日本は日本人だけのものでは無い」と言う鳩バカの発想と同じです。 しかし、何故、これで世界の恐慌が防げるのか全く謎です。
しかしまあ、酷い本です。
2012年に今よりもっと酷い恐慌が来ると恐怖を煽って、その対策がこれかよ! これが東大卒の大学教授と大手銀行のエコノミストの共著なのです。 左翼思想をかじった学部1年生の夏休みレポートのレベルの本です。
さすが朝日です。まだまだこんな左巻きバカ教授の本を出すんだ・・・・ あと、ついでに、ネットでググルと早速、この本をヨイショしているブログが見つかりました。
ここです。「リベラル21」とか言う、サイトです。 http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-1187.htmlここも見ると面白いです。 左巻きの連中は、やはり世界が不況で苦しまないと気が済まないようです。 |
ブックレビュー
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『反日、暴動、バブル』麻生晴一郎
面白い本です。お奨めです。
一言で言うなら、この本は、著者が深く関わってきた現代中国の進歩的な若者たちを好意的に解釈して、その意見をまとめたものだ。 著者は日本人だから、我々同様の疑問や切り口でそれを解説してみせる。
例えば、反日暴動とは何だったのか? 反日の原因、本音は何か? 日本人としてそれを、どう解釈して、対応すべきなのか? そして、中国の「普通の庶民」の生活と暮らしはどうなっているのか、などなど。 多くの中国に関する本が溢れている。
自分もその多くを読み、中国に関する報道を読み、関心も強い。 その中で、本書は中国に入り込み多くの若者たちと接してまとめ上げた本であり、堅実で地に足が着いた観察がなされ、飛躍が無く、説得力がある。 良書だと思う。 著者の主張の中心は、共産党政府と民間が別物であり、中国を考える場合、その違いを理解しておかなければいけないと言う点だ。
民間は、党にべったりではない。
反日も党の主導ではなく、民間から沸き起こった運動だった。 この場合の民間は、逆に党を引っ張るような強硬な突出部分でもある。 前衛、フロントですな。 では、その民間とは何で、何故、そうした突出が現れるのか?
これこそがもっとも重要なテーマだろう。 それは愛国教育だけが生み出したものではないと言う。 では何か? 中国共産党は、帝国主義の支配に苦しむ人民を解放した救世主だった。
それが党のレゾンデートルだった。 しかし、帝国主義支配を脱して、敵が居なくなってから、混乱が起こる。 内部に敵を見出した文化革命、それを経て、今度は経済的な躍進。 躍進政策は大成功を収め、今や中国は世界の一流国にまで成り上がった。 原水爆を持ち、有人宇宙衛星を打ち上げ、大軍拡で今やアメリカに追いつこうかという勢いだ。 歴史に残る盛大なオリンピックを成し遂げ、世界中が不況で苦しんでいる中で、中国だけはいち早く脱して、世界の救世主にさえ擬せられる。 政治、経済、文化で今や中国は文句無く世界の一流国だ。 と言うのが大方の中国人の意識だろう。
それは、まさに共産党政権の指導で実現したものだ。
党には多くの問題が有り、不満が山積みだが、しかし、絶対的な信頼が生まれている。 そして、党による大宣伝で、中華意識は最大限鼓舞され、プライドははちれんばかりだ。胸を張る高揚感、それこそは13億の民が一致して共有できる意識だろう。 それこそ、現代の中国を読み解く鍵なのだ。 今の中国の若者たちはそうした大躍進、大成功、一流国へ変身する過程の中で育っている。高揚感とプライド、それに反して現実の貧しさ。その矛盾が、一流で優れた国なのにまともに扱われない、と言う被害者意識に転化する。
そんな意識の中で、オリンピックの聖火が、中国の成功を嫉妬する海外の連中によって邪魔される、党は弱腰で頼り無い、今こそ自分たちが立ち上がって守らなければ。これが、突出する民間の意識だと著者は解説する。
サッカー試合で反日暴動を起こすのは、偉大な中国をないがしろにして、日本が特権を享受して、不当な勝ちを得ると見られたからだ。
プライドを傷つけられた、それが爆発した。 夜郎自大と被害者意識。
この組み合わせが、キーワードなのだ。
してみると、民間の思考とは夜郎自大な中華思想そのものではないか?
その代表が、まさに怒れる中国人、憤青と呼ばれる連中だろう。 無論、それは少数派だ。 しかし、党はそうした連中を利用し、時として押さえが効かずに引きずられる。 党は彼らの顔色を伺っている。 この肥大したプライドと被害者意識。
13億の怒れる人民は、半端でなく、何よりも怖い存在だから。
一点だけ最後に。
著者は中国の若者たちと交流してその意見を代弁する。しかし、それは多分に都会の知的な若者たちであり、農村の無学な農民でもないし、農民工と呼ばれる下層の労働者でもない。ましてや、太子党と呼ばれる裕福な特権階層でもない。ほんの一部の、例外的かもしれない部分の意見の代弁だと言うことだ。しかし、現代の中国の若者たちの持つ空気、意識の一旦は描き出してくれていると思う、良書だと思う。
1、例えばグーグルの問題は、こうなるだろう。 中国で金儲けをするなら、中国政府の規制に従うべきである。アメリカの一企業など恐れるに足らない。中国人様にとってはたいしたものではない。中国政府は必要だからメールを読み、検索を制限しているのだ。それに従えないなら出て行け。我々は百度で十分問題ない。
よって、グーグル支持者は少数派でしょう。
2.元切り上げ
アメリカは保護貿易をしながら、中国を常に悪者にする。中国は必死に内需を拡大して輸入を増やして世界に貢献している。それなのに、為替操作だとトンでもない言いがかりだ。アメリカの圧力に屈してはいけない、元は切り上げはすべきではない。 3.COP15の合意反対について 温暖化を招いたのは今まで欧米各国が好きなだけCO2をばら撒いてきたからだろう。これから成長して肩を並べようとする我々にしわ寄せをさせて、成長を食い止めるようとするのは、あまりに身勝手だ。お前たちが大幅に排出を減らしたら、我々だって少しは考えてやっても良い。俺たちは世界の一流国なのになぜ、敬意を払わない。お前たちが都合の良い合意を求めたって知るものか。 4.中国に進出する外資は、中国に貢献すべきだ
お前たちは中国人の土地と資源を利用して大儲けしている。人民を安い賃金でこき使って、搾取して金を稼いでいる。収奪である。だから、人件費は絶対に上げるべきだ。勝手に儲けるだけでなく、中国に技術移転を行い、中国の成長に貢献すべきだ。当然、中国政府の規制に従うべきで、政府が必要とするソースコードの公開もすべきである。 5.軍拡は当然だ
中国は人民の汗と涙でここまで成長してきた。お陰で外国資本も大儲けできただろう。しかい、こうした中国の成長をねたむ連中が世界には多い。特に、経済的な競合が起こり、資源や市場でぶつかる相手は我々を潰そうと狙っているに違いない。日本などは代表的であり、軍事費も巨大でアメリカの影で策動している。甘い顔をすれば、我々の領土まで侵してガスを盗み採る。何より危険なのはアメリカだ。我々が世界の一流国になって政治・経済的なプレゼンスが大きくなったら、絶対に敵意を持つだろう。ほうっておけば、中国がアメリカを追い抜くのは目に見えているし、覇権争いが勃発するに違いない。ずるくて暴力的なアメリカ人は我々を押さえつけようとしてくるだろう。絶対にアメリカに負けてはならない。そのためにもっとも大事なのは軍事力だ。だから軍事費は絶対に減少させられない。アメリカに比べたら我々はまだまだだからな。 それに、ロシアやインドと言う薄汚くてずるい連中が、じっと狙っている。こんなに危ない状況で軍事力が弱くなったらどうする。 以上、なかなか面白いでしょう。
憤青の気持ちって、こんなんでしょうね。多分。
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『チャイナ・アズ・ナンバーワン 』(関 志雄 著)を読む |
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保坂正康『あの戦争は何だったのか 大人のための歴史教科書』(新潮新書) |
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武田邦彦と言えば、『環境問題はなぜウソがまかり通るのか 』で有名な人です。私もこの本を読んで、ゴアの『不都合な真実』に疑問を持ちました。その後も環境問題に関して多くの本を書かれています。 |


