琵琶湖のなまずの独り言・・・

琵琶湖のなまずも意見を言ったりします、生意気に政治や経済なんかもね

ブックレビュー

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全8ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]

[ 次のページ ]

 

 
本屋で立ち読みした本ですが、 『2012年、世界恐慌』(朝日新書)と言う刺激的なタイトルのクズ本を見つけました。本屋へ行かれたら是非、ちらっと見て、私の判断が正しいか確かめてくださいませ。
 
左巻きの学者センセーは世界が恐慌から回復するのが気に入らないようです。
それが見えて、笑えますから。
 
さて、立ち読みに当たって、時間を節約するために、前半のリーマンショックの解説と、それに続く世界の財政出動による景気回復努力の流れの部分は省きましょう。今更な内容で時間が無駄ですから。
 
次は、この本書の核心とも言える「財政出動が1920年代の恐慌を再現させる」と言う理論展開です。
言いたいことは、財政支出は新たなバブルを起こすと言うだけです。なるほど、最近急に言われ出した、ソブリンリスクと言うやつですね。ギリシャに端を発したPIGS諸国の危機、EUの先行きも危うくなると言う危機です。
 
ケインズ政策が結局は世界に大恐慌をもたらすと言うのですが、いささか理論は薄弱です。まあ左巻きの連中が、ケインズが嫌いなのは良く分かりますけどね。
まさにこれを捉えた実に商売上手な学者です。
左巻きの割には金儲けが上手です。
見てみるとこのセンセーは恐慌関係で何冊も本を出して儲けているようです。
そして、このまま回復してもらったら左巻きとしては面白くない。
そこで出てきた、ユーロ危機、これだ!
恐怖を煽って、またまた一儲け!
ついでに、日本の財政破綻についても嬉しそうに書いています。
 
ここで、一点、左巻きの連中の情報捏造の例を確かめてください。
まず、日本の財政破綻が近いと言うために、個人資産総額は1000兆円だと書きます。しかし、最終章では、これがあら不思議、1500兆円だと変化しています。
ここでは、日本の個人資産を恐慌を防ぐために世界にばら撒けとおっしゃっているので、額が多いほど良いのでしょう。
このデタラメさ。
一冊の本の中で、個人資産の額が500兆円も違って書かれています。
無論、これは意図的に書き分けているのです。
なるほど、左巻きの学者はこうして情報操作をするのだと言う実例です。
 
次に、この本の最終章で、トンデモ論が出てくるので笑えます。
ここは、短くて5分で読めるので、是非立ち読みしてください。
このセンセーがおっしゃるのは、
2012年に世界は再び大恐慌に陥るから、それを防ぐために日本は、
①1500兆円の個人資産を世界中にばら撒けと提案しています。
②世界中から無制限に移民を受け入れるべきだと提案しています。
うーん、これを立ち読みしてずっこけそうになりました。
何故、日本の個人資産を世界にばら撒けば世界が恐慌から救われるのか、全く説明が有りません。
いきなりそう言われてもねえ、あなた、アホかいなと思うばかりです。
これが、国立大学の経済学部の教授センセーの御託宣です、脱力です。
 
次、②の移民受け入れはもっと酷い。
日本で暮らしたいと思う人なら、無制限で誰でも受け入れるべきだ、と書かれています。これは、「日本は日本人だけのものでは無い」と言う鳩バカの発想と同じです。
しかし、何故、これで世界の恐慌が防げるのか全く謎です。
 
しかしまあ、酷い本です。
2012年に今よりもっと酷い恐慌が来ると恐怖を煽って、その対策がこれかよ!
これが東大卒の大学教授と大手銀行のエコノミストの共著なのです。
左翼思想をかじった学部1年生の夏休みレポートのレベルの本です。
さすが朝日です。まだまだこんな左巻きバカ教授の本を出すんだ・・・・
 
あと、ついでに、ネットでググルと早速、この本をヨイショしているブログが見つかりました。
ここです。「リベラル21」とか言う、サイトです。
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-1187.htmlここも見ると面白いです。
左巻きの連中は、やはり世界が不況で苦しまないと気が済まないようです。
『反日、暴動、バブル』麻生晴一郎
 
 面白い本です。お奨めです。

 一言で言うなら、この本は、著者が深く関わってきた現代中国の進歩的な若者たちを好意的に解釈して、その意見をまとめたものだ。
 著者は日本人だから、我々同様の疑問や切り口でそれを解説してみせる。
例えば、反日暴動とは何だったのか?
反日の原因、本音は何か?
日本人としてそれを、どう解釈して、対応すべきなのか?
そして、中国の「普通の庶民」の生活と暮らしはどうなっているのか、などなど。
 
 多くの中国に関する本が溢れている。
自分もその多くを読み、中国に関する報道を読み、関心も強い。
その中で、本書は中国に入り込み多くの若者たちと接してまとめ上げた本であり、堅実で地に足が着いた観察がなされ、飛躍が無く、説得力がある。
良書だと思う。
 
 著者の主張の中心は、共産党政府と民間が別物であり、中国を考える場合、その違いを理解しておかなければいけないと言う点だ。
民間は、党にべったりではない。
反日も党の主導ではなく、民間から沸き起こった運動だった。
この場合の民間は、逆に党を引っ張るような強硬な突出部分でもある。
前衛、フロントですな。
では、その民間とは何で、何故、そうした突出が現れるのか?
これこそがもっとも重要なテーマだろう。
それは愛国教育だけが生み出したものではないと言う。
では何か?
 
 中国共産党は、帝国主義の支配に苦しむ人民を解放した救世主だった。
それが党のレゾンデートルだった。
しかし、帝国主義支配を脱して、敵が居なくなってから、混乱が起こる。
内部に敵を見出した文化革命、それを経て、今度は経済的な躍進。
躍進政策は大成功を収め、今や中国は世界の一流国にまで成り上がった。
原水爆を持ち、有人宇宙衛星を打ち上げ、大軍拡で今やアメリカに追いつこうかという勢いだ。
歴史に残る盛大なオリンピックを成し遂げ、世界中が不況で苦しんでいる中で、中国だけはいち早く脱して、世界の救世主にさえ擬せられる。
政治、経済、文化で今や中国は文句無く世界の一流国だ。
と言うのが大方の中国人の意識だろう。
それは、まさに共産党政権の指導で実現したものだ。
党には多くの問題が有り、不満が山積みだが、しかし、絶対的な信頼が生まれている。
そして、党による大宣伝で、中華意識は最大限鼓舞され、プライドははちれんばかりだ。胸を張る高揚感、それこそは13億の民が一致して共有できる意識だろう。
それこそ、現代の中国を読み解く鍵なのだ。
今の中国の若者たちはそうした大躍進、大成功、一流国へ変身する過程の中で育っている。高揚感とプライド、それに反して現実の貧しさ。その矛盾が、一流で優れた国なのにまともに扱われない、と言う被害者意識に転化する。

もはや、愛国教育などしてもらわなくても、腹の底まで、夜郎自大、中華意識が根付いている。プライドではち切れそうになっている。中国は偉大だ、世界の盟主だ、アメリカだってそのうち追い抜いてやる。
そんな意識の中で、オリンピックの聖火が、中国の成功を嫉妬する海外の連中によって邪魔される、党は弱腰で頼り無い、今こそ自分たちが立ち上がって守らなければ。これが、突出する民間の意識だと著者は解説する。
 
サッカー試合で反日暴動を起こすのは、偉大な中国をないがしろにして、日本が特権を享受して、不当な勝ちを得ると見られたからだ。
プライドを傷つけられた、それが爆発した。
チベットやウイグルの人権抑圧などは全く知らない。
ただただ、理不尽な扱いを受けて、パンパンに膨らんだプライドが傷ついた。
 
夜郎自大と被害者意識。
 
この組み合わせが、キーワードなのだ。
してみると、民間の思考とは夜郎自大な中華思想そのものではないか?
その代表が、まさに怒れる中国人、憤青と呼ばれる連中だろう。
無論、それは少数派だ。
しかし、党はそうした連中を利用し、時として押さえが効かずに引きずられる。
党は彼らの顔色を伺っている。
 
この肥大したプライドと被害者意識。
 
これは隣国に住む我々にはまさに恐怖の対象だ。
中国に駐在する日本人がいみじくも語ったように、
「共産党政府がしっかり抑えてくれないと、我々は安心できない」のだろう。
13億の怒れる人民は、半端でなく、何よりも怖い存在だから。
 
一点だけ最後に。
著者は中国の若者たちと交流してその意見を代弁する。しかし、それは多分に都会の知的な若者たちであり、農村の無学な農民でもないし、農民工と呼ばれる下層の労働者でもない。ましてや、太子党と呼ばれる裕福な特権階層でもない。ほんの一部の、例外的かもしれない部分の意見の代弁だと言うことだ。しかし、現代の中国の若者たちの持つ空気、意識の一旦は描き出してくれていると思う、良書だと思う。

この見かたで、グーグルの撤退の問題や、元切り上げの問題、COPでの勝手な振る舞い、過剰な軍拡などなど、読み解いてみると面白い。

1、例えばグーグルの問題は、こうなるだろう。
中国で金儲けをするなら、中国政府の規制に従うべきである。アメリカの一企業など恐れるに足らない。中国人様にとってはたいしたものではない。中国政府は必要だからメールを読み、検索を制限しているのだ。それに従えないなら出て行け。我々は百度で十分問題ない。
よって、グーグル支持者は少数派でしょう。
 
2.元切り上げ
アメリカは保護貿易をしながら、中国を常に悪者にする。中国は必死に内需を拡大して輸入を増やして世界に貢献している。それなのに、為替操作だとトンでもない言いがかりだ。アメリカの圧力に屈してはいけない、元は切り上げはすべきではない。

3.COP15の合意反対について
温暖化を招いたのは今まで欧米各国が好きなだけCO2をばら撒いてきたからだろう。これから成長して肩を並べようとする我々にしわ寄せをさせて、成長を食い止めるようとするのは、あまりに身勝手だ。お前たちが大幅に排出を減らしたら、我々だって少しは考えてやっても良い。俺たちは世界の一流国なのになぜ、敬意を払わない。お前たちが都合の良い合意を求めたって知るものか。
 
4.中国に進出する外資は、中国に貢献すべきだ
お前たちは中国人の土地と資源を利用して大儲けしている。人民を安い賃金でこき使って、搾取して金を稼いでいる。収奪である。だから、人件費は絶対に上げるべきだ。勝手に儲けるだけでなく、中国に技術移転を行い、中国の成長に貢献すべきだ。当然、中国政府の規制に従うべきで、政府が必要とするソースコードの公開もすべきである。
 
5.軍拡は当然だ
中国は人民の汗と涙でここまで成長してきた。お陰で外国資本も大儲けできただろう。しかい、こうした中国の成長をねたむ連中が世界には多い。特に、経済的な競合が起こり、資源や市場でぶつかる相手は我々を潰そうと狙っているに違いない。日本などは代表的であり、軍事費も巨大でアメリカの影で策動している。甘い顔をすれば、我々の領土まで侵してガスを盗み採る。何より危険なのはアメリカだ。我々が世界の一流国になって政治・経済的なプレゼンスが大きくなったら、絶対に敵意を持つだろう。ほうっておけば、中国がアメリカを追い抜くのは目に見えているし、覇権争いが勃発するに違いない。ずるくて暴力的なアメリカ人は我々を押さえつけようとしてくるだろう。絶対にアメリカに負けてはならない。そのためにもっとも大事なのは軍事力だ。だから軍事費は絶対に減少させられない。アメリカに比べたら我々はまだまだだからな。
それに、ロシアインドと言う薄汚くてずるい連中が、じっと狙っている。こんなに危ない状況で軍事力が弱くなったらどうする。
 
以上、なかなか面白いでしょう。
憤青の気持ちって、こんなんでしょうね。多分。

『チャイナ・アズ・ナンバーワン 』(関 志雄 著)を読む

データは豊富だが、内容は賛同しかねます。

経済統計などのデータが多く、信憑性が高そうに見えます。しかし、注意しなければならないのは、大半が中国サイドのデータであり、良く言われているように、中国政府発表の統計自体が信頼性が低いものだと言う点です。次に、豊富なデータが掲載されているから記述されている内容が正しいとは言えません。逆に、データを都合よく利用して自らの偏った見解を証明して見せるのが、多くのエコノミストの得意技でも有ります。現在の中国に関しては最高の評価から最低の評価まで、あらゆる論証が可能です。それを傍証するデータも満ち溢れています。

よって、こうした本を読む場合には、記述された内容だけでなく、著者の背景、執筆意図、政治的な背景などを良く考える必要が有ります。この本の筆者は、日本で活躍されている著名な中国人エコノミストです。重要なのは、二点です。日本で活躍されている中国人の方は、表面に出ませんが、すべてが中国政府との深い関係を持っています。よって、その発言、著述のすべては中国政府の監視下に有りますし、指導を受けています。もう一点は、日本で著名であり発言力を持つ点です。この二点から言える事は、中国の何らかの政治的な意図を宣伝広報し日本の中で浸透させる役割を担っていると言うことです。

以上の観点で再度この本を見てみますと、まずはタイトルからして大きな意味があることに気づきます。そして、内容は、非常に偏っていることが分かります。一例ですが、現状で日中間のFTA推進を行って、利益を得るのは言うまでも有りません、中国側です。この本は、米国すら凌駕するだろう中国の経済的な巨大さを過剰に宣伝し、今の内にFTAを締結して中国経済に従属することを薦める政治的な意図を感じます。

豊富なデータに惑わされること無く、吟味していただきたいと思います。

イメージ 1

保坂正康『あの戦争は何だったのか 大人のための歴史教科書』(新潮新書)

今、この本を手にして、改めて我々日本人は、あの戦争を正しく総括していないのだと思わずにはいられませんでした。それは、この本が、「あの戦争は何だったのか」に正しく答えてくれているからではなく、逆に、全く何も答えていない、それどころか酷いミスリードを起こさせると思ったからです。

全体の構成は、サブタイトルにあるように『大人のための歴史教科書』の体裁を取り、二二六事件以降、敗戦までの流れを従来の視点でざっと記述しています。従来の視点とは、つまり二二六で軍閥が政治の実権を握り、戦争の拡大が行われ、それが「あの戦争」を引き起こした原因であり、東条をはじめとした軍閥がその責任者だと言う視点です。これは戦後、GHQの指導の下で枠組みが作られ、日教組が学校教育の中で徹底的に洗脳し、左翼的なマスメディアが完全に定着させた視点です。

塩野七生の推薦文が書かれた帯には、こんな宣伝文が書いて有ります。
『太平洋戦争の総括無くしてどうして平和が語れるのだろうか?また、日本は何を反省すればいいのか?この本にはその答えがある』
しかし、従来の視点をなぞるだけで「腹に落ちる答え」は見つかりませんでした。

最後に、筆者はこう書いています。
『この戦争は始めなければならなかった。・・・日本は戦争に向かう必然性が有ったのだと思う。たとえ昭和十六年十二月八日に始めなくても、遅かれ早かれ軍の暴走は起こっていたはずだ。他に選択肢が無かったのだから、今で言う「逆ギレ」のようなものだろう。緻密な戦略を立てる前に手が出てしまった、と言う感じだ。・・・・明治以降の日本はいったん、ガス抜きが必要であったのだろう。』

一体、何が「必然」だと筆者は言っているのだろうか?
何故、他に選択肢が無かったのだろうか?
何故、ガス抜きが必要だと言うのだろうか?
何を、ガスだと言っているのだろうか?
それらの明確な説明は有りません。

従来の視点をなぞって書かれた記述から察するに、明治以降の富国強兵政策の末にたどり着いた軍閥政治?軍事国家?東洋の未開な小国が列強に伍して、大陸に進出した増長慢?白人主導の国際社会にタテをついた思い上がり?
それらが極限まで膨張し、自爆した?

何だかそう言っているように聞こえます。

従来の視点から見れば、これが正に反省すべき点になります。

違う!!!読んでいて、酷く腹が立ちました。
違う!!!そう思うからこそ、こんな本を私は手に取りました。
その答えが全く見えません。

最後に、許せないと思ったのは、この人はこうも書いています。
『原爆のおかげで終戦は早まった。・・・・原爆を落とされ負けた、その結果、アメリカに占領されたて良かったと言う見方も出来る』

この人は多分、アメリカ人なのでしょう。
この本が結構売れて、塩野七生が推薦文を書いていると言う現実に、日本人自らの戦争に対する検証と総括は全く行われていないと思いました。

最後に、私は『猪瀬直樹「空気と戦争」』のブックレビューを書いた事が有ります。
ここ参照http://blogs.yahoo.co.jp/nm20050201_0001/15550793.html
猪瀬の本を読むと、あの戦争を始めた原因が少し理解できます。「空気」と言う言葉で表現されていますが、それは、国民の暗黙の合意だったのだと思います。軍人が勝手に暴走したと言う保坂の歴史観では全く抜け落ちている観点がここには有ります。
こうした研究が今後一層広がって欲しいと思います、そして、アメリカ人保坂の、この本のような歴史観が少しでも修正されて欲しいものです。

イメージ 1

武田邦彦と言えば、『環境問題はなぜウソがまかり通るのか 』で有名な人です。私もこの本を読んで、ゴアの『不都合な真実』に疑問を持ちました。その後も環境問題に関して多くの本を書かれています。

しかし、今日はこの本ではなく、この人の別の本を紹介します。
『大麻ヒステリー (光文社新書)』です。
タイトルから分かるように、昨今の大麻がらみの犯罪取り締まりに疑問を呈しています。趣旨は、大麻が大昔から日本では栽培されており、有害だとは思われて居なかった。それが戦後GHQにより非合法化されて以来、毒物として規制の対象になったとしています。そして、このアメリカの規制自体もすでに時代が変わって、アメリカの多くの州では合法になっているし、先進国では非合法である国のほうが少数派です。

同じ趣旨で以前、あのカリスマブロガーの池田信夫センセも疑問を呈しておりました。
『大麻で逮捕するならタバコを禁止せよ』
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/2b12cad34eec4aec8766661a0885a1b7
これは大きな反響を呼び、多くの若者たちの意見が寄せられました。

頭書も、基本的には池田ブログと同じ趣旨で、大麻の有害性は低く、依存性もタバコと同様だと言う内容です。そして、武田氏の論は、もっと突っ込んで、麻と言う文字が入っているために麻薬と混同されて、さも恐ろしい薬物のような扱いを受けるが、科学的な事実として有害だと断定する事は出来ないとしています。そして、筆者の論点は、そうした事実に関する検討や論争を経ないまま、法律が有るからとにかく危険で絶対に許せない物だと言う『空気』に有ると言うものです。それを魔女狩になぞらえています。

池田ブログの趣旨も、社会的なコストとの兼ね合いで、リスクを考えて妥当な対応をすべきだと言っています。

要するに、有害で取り締まるという行為は、社会的なコスト発生であり、そのコスト負担を受け入れるためには、それに見合う効果が無ければいけません。
実は、そうした冷静な判断が抜けていると言う指摘です。
これは、一例ですが、社会全体でこうした「思い込みによるコスト負担」、と言うのは決して少なくないと思います。

毎日のように大麻保持で多くの有名人が逮捕され社会的な弾劾を受けています。
無論、悪法もまた法なり、で逮捕されるのは止むを得ないことですが、この本の指摘は
サブタイトルに有るような『思考停止になる日本人』への危惧です。それがヒステリーと言うタイトルの由来です。

私は、大麻が有害なのか、許容すべき薬物なのかは判断できませんが、マスメディアの扱いは行き過ぎだと思いますし、こうした「コストと効果の比較考量」と言う発想が有っても良いのではないかと思いました。何より、筆者が、大方の意見に反して環境問題の欺瞞性を指摘できたのは、まさにこうした柔軟な発想の故なのだと思います。
そして、へそ曲りで、好い加減な床屋談義の好きなオッサンはこうした本についつ惹かれるのです。

全8ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]

[ 次のページ ]


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事