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桜も散って、春の三味線シーズンも終わった。
あぶく銭も稼いだ。
儲けた金はヤフオクで新しい撥を買ったり、飲んだり食ったりして、けっこう使ったけど、
手元に残った金は、カルデロンのり子ちゃんにあげることにした。
カルデロン一家が日本に住み続け、時に俺の隣人であってはならぬ理由などあり得ない。
思えば、俺がはじめて親しく接した外国人というのが、フィリピンからの出稼ぎ労働者だった。
高田馬場のこきたないゴキブリだらけの安アパートで、エルヴィン、ロメオ、クウヤ、という三人のフィ
リピン人と一緒に暮らしてた。
「クウヤ」というのはタガログ語で「兄貴」という意味で、フィリピンにいる時から、そいつがみんなの
兄貴分だったのだが、俺までもなぜか「クウヤ」と呼ばされていた。
ロメオは当時まだ十代で俺と年が近く、一番気が合ったし、一緒にフィリピンパブに行ったりもした。
エルヴィンは寡黙な男だったが根性が据わっており、ロメオによると喧嘩がメチャクチャ強いらしかっ
た。
みんな、不法就労であった。
みんな、気のいいやつらだった。
みんな、どうしてるだろか?
で、下記がカルデロンのり子基金だそうな。
のりこ基金>(ゆうちょ銀行)
ゆうちょ銀行からお振込みの場合:10070 31787101 ノリコキキン
その他銀行からお振込みの場合:
店名:00八(ゼロゼロハチ)店番:008
口座番号:普通3178710
口座名義:のりこ基金(ノリコキキン)
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はじめまして。
やっぱり人のつながりに国境は無いんですね。
ふれあいが大事ですよ
TBさせてください。
2009/4/20(月) 午前 9:23 [ - ]
こちらこそ、はじめまして。
当時、俺は十六歳で、東京出たてのガキやったんですが、エルヴィンとクウヤは俺より二十歳以上年上で、ほとんど親子に近かったです。ホンマ、こいつらには色々世話になりました。みんなエエ奴でした。
2009/4/20(月) 午後 11:12 [ タガメ太郎 ]