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世の中には必ずある一定の割合で、不適応者がいる。
ヤクザやら不登校やらニートやら障害者やらボケ老人やら、まぁいろいろいる。
社会的弱者なんてくくり方もあるが、要するに社会の役に立たん人間のことである。
社会の役に立たん奴らをどうするかと言う問題は、社会の役に立つ人々で構成される社会の長年の懸案であ
った。ある時はガス室に送り込んで皆殺しにする手荒な方法も試みられたが、最近ではそれぞれ専用の隔離施
設を設けて役に立つ人々の社会から見えなくしてしまうことに心血が注がれている。
それらの施設では役に立たない人間を何らかの役に立てることに使命を感じている人々が善意からか、不適応
者の存在そのものにとどめを刺すべく汗を流してる。
役に立たん奴が、役に立たんままこの世にいては具合が悪いのか。
俺はこんな光景を見ると発作的に怒りが込み上げてくるけど、大多数の役に立つ人々は、それを自分とは関係
のない対岸の火事のように思って大して気にも留めていない。
人間社会の中の役に立つ、立たないなどは、実のところコントラストにすぎんのだから、役に立つ連中ばかりの
中にもに比較的に役に立たないやつはいっぱいいるのにである。
単にそのハードルが高くなればなるほど世の中の不適応者の数が増えるのである。
役に立つ人間と言うのは、自分の中に潜む、そうした潜在的な不適応性に目を向けぬ人たちである。
人間は玉ねぎみたいに皮ばかりで出来ている。
役立たずを排除する世の中と言うのは、際限なく人間の皮をはいでは捨ててゆく世の中に違いない。
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