全体表示

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

役立たず

 
世の中には必ずある一定の割合で、不適応者がいる。
 
ヤクザやら不登校やらニートやら障害者やらボケ老人やら、まぁいろいろいる。
 
社会的弱者なんてくくり方もあるが、要するに社会の役に立たん人間のことである。
 
社会の役に立たん奴らをどうするかと言う問題は、社会の役に立つ人々で構成される社会の長年の懸案であ
 
った。ある時はガス室に送り込んで皆殺しにする手荒な方法も試みられたが、最近ではそれぞれ専用の隔離施
 
設を設けて役に立つ人々の社会から見えなくしてしまうことに心血が注がれている。
 
それらの施設では役に立たない人間を何らかの役に立てることに使命を感じている人々が善意からか、不適応
 
者の存在そのものにとどめを刺すべく汗を流してる。
 
役に立たん奴が、役に立たんままこの世にいては具合が悪いのか。
 
俺はこんな光景を見ると発作的に怒りが込み上げてくるけど、大多数の役に立つ人々は、それを自分とは関係
 
のない対岸の火事のように思って大して気にも留めていない。
 
人間社会の中の役に立つ、立たないなどは、実のところコントラストにすぎんのだから、役に立つ連中ばかりの
 
中にもに比較的に役に立たないやつはいっぱいいるのにである。
 
単にそのハードルが高くなればなるほど世の中の不適応者の数が増えるのである。
 
役に立つ人間と言うのは、自分の中に潜む、そうした潜在的な不適応性に目を向けぬ人たちである。
 
人間は玉ねぎみたいに皮ばかりで出来ている。
 
役立たずを排除する世の中と言うのは、際限なく人間の皮をはいでは捨ててゆく世の中に違いない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

システム

 
通常、人は誰しも他人に対して自分との違いを見出すより、類似点を見出す能力にたけていると思う。
 
相手を尊敬するにせよ軽蔑するにせよ、他人に自分と違う姿を認めるには自分自身の独立心がものを言うが、
 
類似点をなぞるのにその必要はない。
 
安楽を志向する社会は、自然と類似性をかぎわける能力の方が磨かれてゆくというものらしい。
 
かくして独立心を置き忘れた社会が中身を無視してシステマチックに動き出す。
 
 
 
 
 
 

人の死

 
子供のころからやけど、
 
人一人が死んでも、世の中は何の代わりもなく移ろいで行くのを見て何やらやるせない気持ちになる時がある。
 
葬式が終われば、もうそんな奴は最初からいなかったように何もかもが過ぎてゆく。
 
自分が死んでも恐らくそうなのであろう、そんな時に感じる無力感には、何やら妙な疎外感がある。
 
誰かにハブにされたわけでもないのになんでやろ。
 
 

サンマ

 
 
背中に「がんばろう日本・がんばろう東北」と書かれた上着を着た人たちが、三陸沖から取り寄せたサンマを道行
 
く人にふるまっていた。
 
東北の人々を救ってあげるつもりなのかしらんが甘すぎる。
 
危殆に瀕してるのは俺ら自身と言う事が煙に巻かれたノンキなさんまの焼けるにおいが立ち込める。
 
海洋汚染の主役はセシウムではなく、水に溶けやすいストロンチウム。
 
セシウムが不検出なのを放射能不検出だとでも思ってるのだろか。
 
フクイチ周辺以外の海域ではストロンチウムは検査もされてない。
 
もうこれ以上頑張らないでくれ、日本。
 
 
 
 

カオス

 
 
水槽の中に汚い濁り水を流し込むと混濁極まるカオスができる。
 
時間がたてば泥は沈殿して澄んだ水とは切り離され、はっきりとした秩序が現れる。
 
理解するという過程はすべてこの順序をたどる。
 
この世は混沌の中にいないと見えてこない景色、知り得ない世界ばっか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事