人間

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擬態

百人いれば百通りのキチガイがいるのが人間だ。

キチガイが群れになって多数派と少数派を形成してるのが人間だ。

「精神異常」なんてのは少数派への言い方を変えただけではないか。

なにせ医者も含めて、みんなまんべんなく基地外ですから。例外はないんですから。


この自覚の無い、何かになり済ました人間が、

「マトモな人間」のつもりになる。

「普通の人間」のつもりになる。

「正常な人間」の定義などないのに正常なふりをする。


これは、昆虫などでゆーところの「擬態」だ。


周りの環境に合わせて自分の体の色形を変化させ、カムフラージュして身を守っているのである。

ただ、自然界の環境に擬態している昆虫と違って、人間が擬態しているものは人間自身が作り出したもの

ばかりである。


社会人は社会に擬態してるし、日本人は日本に擬態してるし、健常者は健康に擬態してるし、病人は病気

に擬態してるし、金持ちは富に擬態してるし、貧乏人は貧困に擬態しているのである。


もし、俺がもっと俺らしくあらんとすれば、それは俺が俺に擬態しているのである。


そうすることで満足し、ただひたすら自らの心の平安のみを追い求めているのである。



「人間は苦悩する事に耐えられないのではなく、むしろ苦悩の理由がないことに耐えられないのである」


と言ったのがニーチェ。

だとすると、人間は生まれて初めてその理由を得た時、擬態が起こるのではないか。

そんでもって、自分がキチガイであったこともその時から忘れてしまう。

そんでもって、擬態を重ねて年老いてゆくうちに、ボケが進み、しまいには、全ての擬態を忘却するに至

る。 

俺はこれを、超人の誕生と思いたい。

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出会い

この世に生まれてきて、生まれて来たこと以外に何か儲けたたことがあるとすれば、

それは「出会い」のような気がする。

もちろん「出会い」が意味するところは人間関係だけにとどまらないが、出会い系サイトやナンパと言う

のも立派な出会いである。

昔はよく一緒に遊んでた友人二人と歌舞伎町でナンパをしていた。

なぜ歌舞伎町かと言うと、この街は渋谷や池袋と言った繁華街と違い、仕切ってるのはみんなその筋の人

たちなので、ガキがたむろしている余地がなく、ナンパが原因で無用な喧嘩沙汰にはならないのである。

また、遊びに来ている女の子達もナンパされに来ている子が多く、うちのかみさんも昔はナンパされに歌

舞伎町を友人と一緒にぶらついていたそうな。

クレヨンしんちゃんに言わせると、「ナンパをするなら一にも二にも押しが肝心」だというが、これは格

言であろう。如何に、ナンパされに来てるねーちゃんといえど、自分がどんな男にもホイホイついてゆく

ような尻軽女だとは思われたくないのだ。なんつっても、そこは女の意地である。

だからこそ、そこをよく察したうえで、「こんなに強引に誘われたんじゃ誰も断りきれないわ」と言う諦

念を表明できるようにしてやらねばならない。ここまで、押して押して押しまくるのである。

あともうひとつ。

とっかかりは、さりげなくなくてはならない。

「あのーナンパをしたいんですけどー」みたいな糞野暮なことはしてはいけない。

ベタな振る舞いはシカトされるのがオチである。

最初の一手は、ナンパと悟られてはいけない。ナンパと気づくまでに「間」が必要だ。

俺はもっぱら気に入ったおねーちゃんの一群が通るとその後ろから鍵を投げていた。

「チャリ〜ン」と言わせてから、「おねーちゃん鍵落ちたよ」と声掛ける。

全員私のじゃないと言う。

そこでやおら、これは出会いの鍵であることを告げるのだが、ここに至るまでの「?」が「間」である。


歌舞伎町とは、キャッチのおねーちゃんにさえ注意すれば、快適なナンパ空間であった。


出会いには色々ある。一人でいてもそれなりのものがある。

「出会い」と言うのはいつも未知からやってくるが、これを肯定できる人間は幸せ者だろう。

人間の無実

人間と言うものを昆虫と比較して、複雑なだけで無駄の多い、まったくの出来損ないであると、俺は思う。

虫にも満たない分際でありながら、「一寸の虫にも五分の魂」などと一方的な思い上がりで勝手に虫を哀

れんだりする無神経さは、人間特有の「天からの視点」に由来するものと思われる。


「天からの視点」には、座標軸となる起点が個人にない。なので、この視点から個人が責任を負わされる

ことはあっても、この視点に立つ者がそれらの責任を負うということはまずない。

戦争中は勇ましいことを叫び、戦争をあおりたてておきながら、戦争が終われば、「あれは戦争だか

らしょうがなかった」と言うような理屈になる。


人間の出来損ないぶりは、俺自身も含めて目に余るものがある。

だが、人間がポンコツな事、それ自体は人間の責任ではない。

人間をつくった、製作責任者のせいである。

罪を憎んで人を憎まずといいたいのではない。   

法律や道徳の運用が「天からの視点」である以上、最初から虫けら一匹、断罪する事も叶わない。

人間と昆虫の共通点があるとすれば、それは人間も昆虫も、ひたすら自らを肯定し、ひたすら自らの満足

のみを求めている点であろう。

この一点において、俺も昆虫も変わらない。


この衝動を満たすべく、俺も昆虫も、よく食べ、よく交尾し、よく争う。

俺も昆虫も、無限の選択肢の中から選んだものと言えば、自らの自己満足だけであり、心の平安に寄与す

るものだけを自らの意思で選びぬいている。どちらも、自己満足を脅かす、不安には耐えられない。


俺と昆虫の違いを示すものがあるとすれば、それは、俺は「自分」を知覚しており、昆虫にはその点が

はっきりしていないのである。

人間は皆、自分を知覚できる。そんでもって、自己同一視できる領域を持っている。

だからこそ、「私」や、「私の体」、「私の家族」などの、表現が可能になる。

しかし、これを人間が昆虫より優れている点とみなすのは、早合点だろう。

人間には、「自分」があるがゆえに、自己同一視できる領域にまで、自己満足を求める羽目になり、

結果として、昆虫のように、ストレートに自己満足が追求できずにいるのである。

人間は、「自分」と「他人」を区別して、少しでも周りから良く思われたいと思っており、少しでも周り

から悪く思われることを恐れる。

そのうち、自らが望む満足より、周りから良く思われることを満足とし、優先させるようになる。

これは、どんな人間でも同じである。世間の人は、周りから良く思われたいがために、世間体を優先させ

るが、アウトローな生き方をしてる人間も、同じアウトローから、「お前の生き方はアウトローじゃね

ぇ」とは、言われたくないのである。



この回りくどさが、人間の苦悩である。



これにひきかえ、昆虫の自己満足には、本音も建前もありはしない。

わかるだろうか?

人間は昆虫より複雑で、めんどくさいだけで、ちっとも昆虫より優れた創りには、なっていないのであ

る。

人間は子供から、大人になるというのは、本当だろうか?

仮に、二十歳過ぎたら人間が大人になるという法的な決まりがなくても、俺は、人間が大人になるという

説自体を疑う。


昆虫には、さなぎになった後、完全変態して成虫になる虫と、何度も脱皮を繰り返し、徐々に大きくなっ

てゆく不完全変態の虫がいる。不完全変態の虫には、完全変態の虫のように、劇的な変化はなく成虫と

なるが、双方とも、変態が完了した時点で、成虫となる。


このように考えると、人間が成人になる条件と言うのは、身長や体重、骨格や筋肉、生殖機能の発育の完

了を以て、成人になるものと思われる。すると、そこには、昆虫と同じように個体差が発生し、

一概に二十歳で以て成人とする事には、土台、根拠がなく、「大人になる」という事自体が肉体とは別次

元の、観念上のストーリーである事がわかる。

「まったく、最近の新成人は・・」というような話は毎年のように耳にするが、ならば、こう言ってる本

人に、かつて自分が大人になった瞬間をお伺いしたいもんである。そんな事実があるのか?

もし、あると答えたならば、それは、ただチン毛が生えそろった程度の事実か、自らが、与えられたイ

メージに支配されたという事実であろう。



人間は、大人も子供も、自己超克や、自己更新を欲している生き物である。しかし、これらの行為に、本

来、終わりはなく、もし「大人」という地点に達した人間がいるとすれば、それは、途中で自らを

更新する事をやめ、そこで胡坐をかいて、あとから来る若いもんを、見下してるだけのケチなやつのこと

であろう。ちなみに、「近ごろの若い者は・・」という言い回しは、少なくとも江戸時代から続いてるそ

うである。

人間は、大人になるという認識は間違いであり、ただ、大人になることを欲しているのである。

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