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そして年齢が高いほど自民党投票率が高い、という傾向も依然として確認されました(【05年小泉フィーバーの犯人さがし9】参照)。
よって、「テレビ視聴時間が長い人ほど年齢が高」く、「年齢が高いほど自民党投票率が高い」ため、「テレビ視聴時間が長い人ほど自民党投票率が高い」という調査結果が出るのは、当然なのです。ここにメディア政治報道のあり方(いわゆる「政治のワイドショー化」)や小泉政権によるメディア戦略(いわゆる「劇場型選挙」)といった幾分ミステリアスで自意識過剰な要因を介入させる解釈上の必然性は、特に見られません(おそらく、自民党投票率への世代的先入観が足かせとなったのでしょうか)。 従って、この調査結果は年長者の属性が単純に組み合わさって生じた現象記述と考えられるため、これを年少者に顕著な傾向のように取り扱うことはできない、と帰結されます。 同様の調査結果は、05年10月26日付『朝日新聞』朝刊にも掲載されました。“TV長く見た人/自民候補に投票”というタイトル記事で、添えられていたグラフのデータは次のようなものです。 ◆テレビ視聴時間別 投票先 全体 自民 民主 42% 27% 男性 自民 民主 2時間以内 39% 33% 2〜4時間 42% 35% 4時間以上 45% 35% 女性 自民 民主 2時間以内 40% 18% 2〜4時間 45% 22% 4時間以上 49% 23% ※各時間は、平日1日あたりのテレビ視聴時間。 ※調査方法は、「朝日RDD」方式(無作為3段抽出法、電話)。対象者は全国3243人(回答率62%)、調査期間は05年10月22日・23日。 [【10-4】に続く] |
05年総選挙関連
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