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《事実》の錨を。

05年総選挙関連

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 2005年9月の衆院総選挙で小泉自民党を圧勝させたのは、フリーターやニートのような「下流」の若者である――という分析と、その変奏への反証をこれまで、紹介させて頂いて参りました。
 改めて反証の要約を並べると、

●このような分析が放送メディアで流出したタイミングが早過ぎる(【05年小泉フィーバーの犯人さがし1】)
●『週刊文春』アンケート結果はこのような分析との矛盾を感じさせる(【2】)
●「フリーター・ニート」単独で小泉自民党を圧勝させるのは人口規模からいって不可能(【2】)
●東大朝日共同世論調査は明らかにこのような分析と相反する結果を示す(【3】)
●『下流社会』データもきちんと見ればこのような分析を支持しない(【4】)
●『下流社会』データへの統計学的検定もこのような分析を支持しない(【5】)
●『下流社会 第2章』データもこのような分析を支持しない(【6】【7】)
●「フリーターやニートのような『下流』」の箇所を「投票デビュー者」と言い換えてもこのような分析は支持されない(【8】)
●そもそも自民党投票率の増加はほぼ全世代的現象である(【9】)
●「フリーターやニートのような『下流』」の箇所を「テレビをよく観る人」と言い換えてもこのような分析は支持されない(【10】)

となります。
 けっこう沢山あるほうなんじゃないかと思います。通しで読んで下さったかた、お疲れさまでした!そして、本当にありがとうございます。
 それで、ではこの分析を支持するようなデータはというと……無い、んではないでしょうか。私には見つけられませんでした。もっとも、企業や政党等が独自に行なった世論調査でそうした結果があった、という話なのかも知れませんが。でも反証もこれだけありますので、もはやそれのみで下した結論を鵜呑みにするわけには行かないでしょう。
[【11-2】に続く]

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