らんどくなんでもかんでも 8

皆様、8年間本当にありがとうございました。

全体表示

[ リスト ]







今回のルノワールの美術展の中でも自分のお気に入りの作品です。



イメージ 2

「ぶらんこ」


一見、何のたわいもない情景。

ブランコに乗る少女。そして、それを見守る大人達と幼い女の子。

木漏れ日の中、とても穏やかで幸せそうです。
絵を観ていると、

自分も、その木洩れ日の中にたたずんでいるような気持ちになってゆきます。

光の画家というと、一般にはレンブラントですが、
ルノワールの木漏れ日も、おさおさそれに劣るものではありません。
レンブラントの光は直線的ですが、
ルノワールの描く淡い光も、観る者の気持ちに、

安らぎと穏やかさを与える不思議な魅力に満ちています。

ルノワールもまた、光の画家の名に相応しいと感じます。






イメージ 1

「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会にて」


今回初来日のルノワールの代表作。

ムーラン・ド・ラ・ギャレットに集う男と女たち。
彼らの表情は華やぎと愉しさに満ちており、
また同時に、不思議と、穏やかさと優しさに満ちているのを感じます。

じっくりと作品に描かれている人物をひとつひとつ見ていきますと、
それぞれの人物にそれぞれの愉しさ、穏やかさ、優しさといったものを感じることができます。

いわば、そこに集う人々の、それぞれの様々なかたちの幸せな気持ちを、
一枚の絵に詰め込んだ作品。

例えて言うなら、絵から様々な色合いの愉悦が放たれているという感覚でしょうか。

今回観た、たくさんの作品の中でも、
この一枚の中には、非常に多彩なものを描き込んでおり、
ルノワールの代表的大作といわれれば、自分もなるほどそうだろうと思います。







イメージ 4

「ジョルジュ・シャルパンティエ夫人」


ルノワールの肖像画は、とりたて何かデフォルメをしているというわけではないのですが、
見ていると、まるで、すぐそこで、

呼吸をして存在しているような錯覚におちいる存在感があります。
リアルとも、写実的ともちょっと違うのですが、
その人の内面まで含めた特長を非常によく捉えているように感じます。


その中でも特に気に入った人物画はこちらです。


http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/39/fb91fe2362e9a320ac6d8d16b6c99fe5.jpg

「ポール・ベラール夫人の肖像」



聡明で美しく、優しさを醸し出した雰囲気。
そして理知的な慎ましやかさが感じられます。

また、今回紹介する人物画3点全てにいえますが、
ルノワールは黒の使い方が非常に上手いですね。
とても黒がびしっとキマっています。





イメージ 3


「リヒャルト・ワーグナー」


自分はクラシック音楽が好きなので、
作曲家ワーグナーを描いた作品を見つけて、とても嬉しく思いました。

一見穏やかですが、動かし難い意志のようなものを感じます。
が、しかし、老いて人生の黄昏にあるのでしょうか。
肌が異様に白くやや生気に欠けています。
最後まで意志の強さを貫こうとするも、死に近いことが彼を穏やかにさせている。
そんな風に感じさせます。

後で図録を買って知ったのですが、 
これはワグナーの死の1年前に描かれた作品だそうで、
そうだとするなら、ワーグナーの内なるものまで描き切っていていたといえるのかもしれません。









閉じる コメント(8)

多彩な絵画ですよね(^◇^)人物の表情も豊かで光がよく表現されています(^^♪見る人にとって良い刺激になります(#^^#)

2016/8/22(月) 午後 6:35 [ ぼたん♪ ]

> ぼたんさん
ルノワールの絵は、人によっては、
深みが今ひとつと言ってあまり好まない人がいます。
しかし、なかなかどうして実物を見てみると非常に魅力的な作品もたくさんあるんです。
魅せる作品が多いといいますか。
このシリーズ、もう少し続きますので、
楽しんでくださいね。

2016/8/22(月) 午後 6:44 [ もたんもぞ ]

ルノワールは、良いですよね。素敵で、好きです。

2016/8/22(月) 午後 9:42 [ ライオンKIDS ]

木漏れ日の中の人物はルノワールの十八番ですね!
以前にも言いましたがルノワールの作品の中で「ルグラン嬢」が大好きです!

2016/8/23(火) 午前 9:55 リリィで〜す

> ライオンKIDSさん
ルノワールの作品は、本当に素敵という表現がぴったりのものばかりです。
いつまでもひたっていられるという感じなんです(^^)

2016/8/23(火) 午前 10:17 [ もたんもぞ ]

> リリィで〜すさん
残念ながら「ルグラン嬢」は今回いらっしゃってませんでした。
しかし、100点を超える作品の数々。
大満足の美術展でした。
外国人の方も非常にたくさんいらっしゃいましたよ(^^)
これだけの規模のものは世界でもなかなか実現できないと思います。

2016/8/23(火) 午前 10:20 [ もたんもぞ ]

顔アイコン

「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会にて」、本当に映画のワンシーンみたいですよね。耳をすますと音が聞こえてきそうなくらい。その喧騒の中に自分もいるみたいな、そんな気持ちになります。
私はルノワールがめちゃくちゃ好きというわけではないのですが、親が好きで、小さい頃によく図録を見たりしていたので、幼少時代とリンクしています。だから、なつかしさを感じるんですよね。だからあの木漏れ日を見ると、ちょっと違った意味で幸せになります。子供時代の幸せみたいな感じです。

2016/8/31(水) 午後 1:23 [ Mymble ]

> Mymbleさん
絵がお好きでしたら、美術展が開催された際、是非行かれることをお勧めします(^^)
絵というものはそれぞれのサイズがありますし、
実物を見ることで得られるものがある芸術です。
自分も今回ルノアールに行きまして、
通り一遍知っているつもりだったのですが、感慨深いものがありました。

2016/8/31(水) 午後 4:13 [ もたんもぞ ]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事