桃の香りに誘われて

北京オリンピックを分岐点に中国は・・

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汽車にゆられて北京から山西省大同まで

北京駅からAM10:13発の列車に乗り込み山西省の大同へ向かう。
中国の長距離列車は20〜30両編成位になっているのが普通で、山あいのカーブを走るときなどちょうど龍が大地をはっているかのように見える。車両は、座席車両と寝台車両に分かれており、寝台車両はさらに2つのランクに分かれている。その一つは2〜3段のベッドが並んだだけの車両で硬座というもの、もう一つは4人位が入れるような個室を持つ車両、軟座というものである。このとき、私達が利用したのは、後者の軟座車両であった。
車内は片側が通路、その反対側には上下二段の寝台がお互いに向かいあった形で横たわっており、それが一区画をなす個室となっている。この日は、他に予約客がいなかったため、そのスペースを私達夫婦だけで使用することができた。
軟座というわりには、ベッドの感触は弾力が全くなく、板の上に白いシーツをかぶせてあるようなものだけど、二年前の夏、座席車両を利用して旅をした時のことを思えば快適そのものである。
その二年前のこととは…. 指定席券を持っているので当然座席は確保されているはずだという概念で東北地方のハルビンから長春へ向かう汽車に乗り込んだときの事である。今にして思えば乗車の時からそのすさまじさは始まっていた。手荷物がどこかへまぎれ込んで行ってしまうのではないかと思われるほどの人込みをかき分けながらどうにかこうにか列車に乗り込み、我が身のことしか考えられない状態で私達の指定席のところまでようやくたどりついた。でも、その席には白い下着にズボンを穿いただけの服装のおじさん達がすでに座りこんでいる。上は白い下着、下は長綿パンツの服装は、中国のおじさん族の定番外出着である。ともかく、切符を見せながら、『私達の席だからどいてください』と夫が、かなりきつく主張しても彼らは立ち上がろうとせず、我が身をつめてわずかばかりのスペースを作り出し、『さあ、どうぞ!』という仕草をするのである。何が何でも、おじさん達はそこを動こうとしなかった。とうとう、私達は彼らの行為に負けてしまった。そして、夫は自分の身体を細めてその狭い空間に座ることになり、私は、中国人の一家族に囲まれる形で斜め後ろの座席につくことにした。


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