桃の香りに誘われて

北京オリンピックを分岐点に中国は・・

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さて、今日はいよいよ西へ向かう旅に出る。すなわちシルクロードへつながるルートである。当時のシルクロードの出発地点であった道路脇には、駱駝に乗った商隊一行のでっかいモニュメントがあり、観光客の目を楽しませている。シルクロードという言葉の響きに、私の気分も上々である。しかし、私たちの乗ったタクシーの運転手は『どうして、日本人はシルクロードとう言葉にロマンを感じるのでしょうか?』と聞いた。『私たちにとってシルクロードとは苦難の旅に通じます。旅に出たほとんどの者が故郷へは戻れず、仮に戻れたとしても10代で出かけた者が戻った時には60代にもなっているのですよ』と……
それを聞いた瞬間、奈良の薬師寺へ数年前行った時、寺の中庭で解説係の若いお坊さんが修学旅行生たちにこの寺の生い立ちやその時代背景について講義していたことを思い出した。その話のなかで彼は、『シルクロード、それはイコール、ロードクルシなのである』といっていた。『なぜなら、想像もつかないほど困難な道程であったから』と落語の調子でいうものだから、生徒達はくすくす笑っているだけだし、後ろの方で、その説明を盗み聞きしていた私だって、その厳しさなど想像もせず生徒たちに混じって笑っていたのである。意外にも「ロードクルシ」の話をここ西安で現地の人から聞くことになるとは、思いもしなかった。そういうことであれば、僧「玄奘」が天竺までの旅を成し遂げ、そればかりか、たくさんの経典まで持ち帰ったということが、いかに偉大であったかがよくわかる。そして、それをもとにした小説「西遊記」が誕生したこともうなずける。


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