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花馬酔木去来の墓は石ひとつ
京都・嵯峨野の落柿舎のちかくに去来の墓がある。
虚飾のない、小さな墓に去来の風流を見た。
終生、蕉風に殉じた覚悟を見た。
ちかくに馬酔木がひっそり咲いていた。
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夏生句集
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肩ふれあひ河津桜の道の色
三浦海岸駅を下りて、線路に沿ってあるく。
しばらく行くと、満開の河津桜と菜の花。
行く人と帰る人が一本道で交叉する。
菜の花の香りにむせび、濃いピンクの桜に現世をわすれるもよし・・・ |
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移り住み河津桜の七年目
引っ越しの際、思いつきで買った河津桜。
一輪咲いて、春を知る。
だるま市で買った白梅も長らえている。
放っておいても、季節を教えてくれるのがよい。
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永らえて古来稀なる雛の宴
雛祭りとは関係ないが、公園にめずらしい花があった。
あまりに清楚なので、一枚。
わが家の雛人形はまだとりだしていない。
どうしたものか、思案投げ首?
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水温み浮かれ出でたる河原鶸
まだ日がまぶしいらしい。
同じ場所をごそごそと。
剽軽なつらがまえ。
気取りがないのが好感・・
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